『じゃんけんキッズ』とはTBS系列ほかで1992年4月6日から12月30日まで放送された平日朝の子供番組である[1]。
概要
「風の王国」から日本へやってきた設定の猫をモチーフにしたマスコットキャラクター(のちに視聴者公募により「ジャンケル」と命名。声は栗国真弓、操演は横山和博[2])を登場させたり、オリジナルソングを放送したりしていた。
当番組は、放送時間は月曜~金曜8時15分から15分間。ミキハウスの一社提供で、同社の肝いりで、当時放送中だったワイドショー『ビッグモーニング』の放送時間を90分間から75分間に短縮させた形で始まったが、同年12月30日をもって打ち切られた。最終回はジャンケルが父親である「風の王国」の大王からの「約束通り今年中(1992年内)に「風の王国」へ戻ってきなさい」という手紙を受け、視聴者に別れを告げて「風の王国」へ帰還するというストーリーで終わっている。後に続く番組企画はなく、『ビッグモーニング』の放送時間が90分間に戻された。さらに、前の時間帯の番組からの流れで、系列局がない秋田県と愛媛県でも秋田放送(ABS)と南海放送(RNB)(日本テレビ系列/NNN・NNS)を通じて放送されていたが、愛媛のあいテレビ(ITV)が放送期間中に開局し、さらに秋田にはテレビ朝日系列(ANN)の、秋田朝日放送(AAB)が開局したことに伴うABSのネット整理のため9月30日いっぱいで打ち切られた。両者とも後番組は日本テレビの当時の情報番組『ズームイン!!朝!』。
なお、当番組は『8時の空』、『ポーラテレビ小説』(再放送)、『JNN8時のニュース』、『ときめき生情報810』と続くTBS系列午前8時前半枠の番組であるが終了と同時に当該枠は消滅した。
番組オリジナルソング
裏番組『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ)、『連続テレビ小説』(NHK)への対抗上か、学習ソングが多い。一部の歌「かけかけかけるなにかける/うた:丸太葉子象」では佐藤正宏と柴田理恵が出演していた。
- ソニー・ミュージックレコーズよりCD発売された楽曲
- まぜまぜえのぐ - 『ピッカピカ音楽館』の「6色えのぐのだいかつやく」の焼き直し曲。
- おふろよ今夜もありがとう - 銭湯でのマナー。CD「まぜまぜえのぐ」のカップリング曲として収録。
- おやくにたちます深呼吸 - 緊張ほぐし。徒競走・学芸会に、何故かスペースシャトル。
- かいものじゅんばん - CD「おやくにたちます深呼吸」のカップリング曲として収録。
- かけかけかけるなにかける - いろいろな「かける」。
- 寿司ダネはシャリの上 - CD「かけかけかけるなにかける」のカップリング曲として収録。
- その他
- 元気のカスなんです - 食べ物が口から入って排出されるまでをたどったラップ調の歌。
- おならと食べ物の関係
- 気持ちはタイドでわかる - 動物の態度の秘密。
- 手紙の行き先 - 葉書の投函から到着までをたどった、バラード調の歌。
- ジャガイモ使い道
- ヨロロイキャンプ - 一見キャンプソング。実は火への警告。
- バッテン・タスキはダメマーク - 駐停車&駐車禁止の標識。
- 自転車レッスン
- 月ってほんとは? - 月への空想と現実。
- 大豆はいつもへんしんじょうず
- おはしのテクニック
- お祝いだ - 祝い事のいろいろ。
- 動物かけっこグランプリ - いろいろな動物の速さ。
- ほねほね順番つながって - 人間の骨の名称を紹介。
CD
- まぜまぜえのぐ(1992年6月21日、SRDL-3501)
- おやくにたちます深呼吸(1992年8月21日、SRDL-3524)
- かけかけかけるなにかける(1992年10月21日、SRDL-3558)
ネット局
- 系列は当時の系列。
脚注
関連項目
TBS 平日8時15分枠 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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じゃんけんキッズ
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ビッグモーニング (〜8:30)
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6 - 8時台 |
平日7時台 | |
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平日8時台 | |
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平日7 - 8時台 | |
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平日6 - 8時台 | |
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週末 | |
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4 - 6時台 |
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関連項目 | |
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1土曜も放送。2土曜のみ放送。3日曜のみ放送。4TBSニュースバード制作の番組(CS)、日曜も放送(休止時あり)。 |