『はやぶさ 遥かなる帰還』(はやぶさ はるかなるきかん)は、2012年2月11日公開の日本映画。監督は瀧本智行。主演は渡辺謙。原作は山根一眞の『小惑星探査機 はやぶさの大冒険』(マガジンハウス)。日本の小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトとそれに参加した人々を描く。東映60周年記念作品。
「はやぶさ」関連の日本映画は帰還後から相次いで企画され、2011年から2012年春にかけて公開されている。本作は実写作品としては『はやぶさ/HAYABUSA』に次ぐ2番目の作品であり、『おかえり、はやぶさ』と合わせ、20世紀フォックス・東映・松竹の映画大手3社による競作として注目を集めた[2]。
全国311スクリーンで公開され、2012年2月11、12日の初日2日間で興収1億2,821万9,700円、動員10万8,945人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第4位となった[3]。
ストーリー
登場人物
- 山口駿一郎 - 渡辺謙
- JAXA・教授、はやぶさプロジェクトマネージャー。
- モデルは川口淳一郎。
- 藤中仁志 - 江口洋介
- JAXA・教授、イオンエンジン担当。
- モデルは國中均。
- 井上真理 - 夏川結衣
- 朝日新聞社・科学部記者。
- 鎌田悦也 - 小澤征悦
- JAXA・助教授、カプセル担当。
- モデルは山田哲哉。
- 松本夏子 - 中村ゆり
- JAXA・学生当番。
- 森内安夫 - 吉岡秀隆
- NEC・イオンエンジン担当。
- モデルは堀内康男
- 大下治夫 - 石橋蓮司
- JAXA・幹部。
- 丸川靖信 - 藤竜也
- JAXA・教授、広報担当。
- モデルは的川泰宣。
- 東出博 - 山﨑努
- 東出機械社長。井上真理の父親。
- ダニエル・クラーク - リッコ・ロス
- NASA・博士。
- その他の出演者
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スタッフ
音楽
主なロケ地
史実との相違点
- 映画の最後にサンプルがイトカワ由来と発表されたのが2011年11月と出てくるが実際は2010年11月である。ただ、これは単純ミスによる誤記と思われ、実際にDVD・Blu-Ray版では修正されている。
映画公開後
撮影用に製作されたはやぶさの実物大模型は国立科学博物館に寄贈され、展示されている[4]。
脚注
関連項目
外部リンク