カヴァートラブ (Covert Love[2]) は、アイルランド生産・イギリス調教の競走馬、繁殖牝馬である。主な勝ち鞍は2015年のアイリッシュオークス (G1)、オペラ賞 (G1)。
戦績
2012年4月14日にアイルランドで誕生。翌年に上場されたゴフス社オービー1歳セール (Goffs Orby Yearling Sale) では僅か2万6000ユーロ(約299万円)で落札され、7人の共有馬主であるフォモシンジケート (FOMO Syndicate) の所有馬となった[4]。
イギリス・ニューマーケットを本拠地とするヒューゴ・パーマー厩舎に入厩[5]。2014年10月にデビューし、初戦は5着であった。2歳時はこの1戦のみで終える[3]。
3歳5月に復帰して初勝利を挙げる。そこからハンデキャップ競走、リステッド競走と連勝を重ねて挑んだアイリッシュオークスでは4頭出しの地元クールモア勢を撃破して優勝し、4連勝でのG1制覇を成し遂げた。翌週に結婚を控えていたパーマー師にとっては開業5年目で初のクラシック競走制覇であり、イギリスのメディアはこの勝利を「ウェディングギフト」と呼んだ[5]。
ヨークシャーオークスではプリースコック(英語版)にクビ差及ばず2着に敗れたが、次戦のフランス・オペラ賞を制し、G1競走2勝目を挙げる。年内最終戦のブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズステークスは4着に終わった[3]。
2016年はロイヤルアスコット開催で復帰予定だったが、直前に脚部の靭帯を傷め、現役引退が決まった[6]。
競走成績
以下の内容は、Racing Post[2]の情報に基づく。
繁殖牝馬時代
引退後は共有馬主の1人であるヒューゴ・メリー (Hugo Merry) とノーザンファームのエージェントであるナーヴィックインターナショナル社 (Narvick International) のエマニュエル・ド・セルー (Emmanuel de Seroux) の間で売買契約が成立し、日本のノーザンファームで繁殖入りが決まった[4]。
2018年2月14日に初仔の牝馬(父ハーツクライ)が誕生した[7]。
血統表
脚注
外部リンク