| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "クーロン" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2012年6月) |
クーロン(英語: coulomb、記号: C)は、国際単位系(SI)における一貫性のある電荷の単位である。クーロンという名称はフランスの物理学者シャルル・ド・クーロンに因んで名付けられた。
定義
現行の国際単位系(SI)では、7つの物理定数の数値を固定することでSIを定義し、すべてのSI単位が定義定数から直接に構成される。一貫性のある電荷のSI単位であるクーロン(記号: C)は電気素量 e により
![{\displaystyle {\text{C}}={\frac {e}{1.602~176~634\times 10^{-19}}}}](https://wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/f504f679360d12026d57bd18086ec3e99b7ca4f0)
として構成される。
なお、現行のSIでも基本単位と組立単位の分類は維持されており、組立単位であるクーロンは、基本単位のアンペア(記号: A)と秒(記号: s)に
![{\displaystyle {\text{C}}={\text{A}}~{\text{s}}}](https://wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/93711ebefbdcfa46f9de9b605c51614b6eca9bd0)
で関係付けられる。
しばしばクーロンは1 molの、すなわちアボガドロ数個({NA} = 6.02214076×1023)の電子が持つ電荷として定義されていると説明されることがある[要出典]が、これは完全に誤っている。1 molの電子が持つ電荷の絶対値はファラデー定数という。アボガドロ定数 (NA) に関して言うなら、1 Cは電気素量の1.036 × 10-5 × {NA} 倍の電荷となる。この値が1に近いのはまったくの偶然である。
1 Cの電荷が1Vの電位差を通過すると、1 Jのエネルギーを得る。1 Cを電気素量に置き換えた場合は1 eVとなる。
大きさの目安として、1回の落雷の電荷は、約1 Cといわれている[1]。
派生単位
脚注
関連項目