『サンタクロース』(Santa Claus: The Movie)は1985年のイギリス・アメリカ合衆国のファンタジー映画。監督はヤノット・シュワルツ、出演はダドリー・ムーアとジョン・リスゴーなど。サンタクロースが悪人の手から世界の子供たちを守る姿を描いている[3]。
ストーリー
昔、あるところにクラウスという木こりの老人がいた。
クラウスは毎年クリスマスになると、近くに住む子どもたちに自分が作った木の玩具(おもちゃ)を配って回る、優しい心の持ち主であった。
ある年のクリスマスのこと、クラウスと妻のアニアは、クリスマスプレゼントを届ける途中で凍え死んでしまう。
そこに空から不思議な光が降りてくる。
彼等が死んでしまうのは惜しいと思った妖精王は、2人に新しい命を与える。
蘇った夫妻が光に導かれて辿り着いたところは妖精の国だった。
妖精たちは、世界中の子どもたちにプレゼントする玩具を作っていたのだが、それを配ってくれる人を捜していたのである。
クラウスはその仕事を喜んでひきうけることにする。
そして永遠の生命を与えられ、サンタクロースになったのである。
キャスト
- パッチ
- 演 - ダドリー・ムーア
- 妖精の村から人間界に出て行った妖精。発想や技術は妖精村一だが、功を焦る癖がある。
- B・Z
- 演 - ジョン・リスゴー
- 金儲けの為なら手段を択ばない悪い大玩具会社のオーナー。パッチと手を組む。
- クラウス
- 演 - デヴィッド・ハドルストン
- きこり。妖精たちに頼まれサンタクロースとなる。
- 老妖精
- 演 - バージェス・メレディス
- クラウスにサンタクロースの名を与える。
- アニヤ・クラウス
- 演 - ジュディ・コーンウェル(英語版)
- クラウスの妻。
- タウザー
- 演 - ジェフリー・クレイマー(英語版)
- B・Zの気弱な部下。色の趣味が悪い。
- ジョー
- 演 - クリスチャン・フィッツパトリック
- 天涯孤独の貧しい少年。
- コーネリア
- 演 - キャリー・ケイ・ハイム(英語版)
- 両親を亡くし、伯父のB・Zに育てられた孤独な少女。
日本語吹替版
- 台本:木原たけし、演出:佐藤敏夫、製作:東北新社
- テレビ朝日版:初回放送1988年12月25日『日曜洋画劇場』
- 翻訳:森みさ 、演出:福永莞爾 、効果:リレーション 、調整:荒井孝、担当:東北新社
- 2012年6月8日に公開から26年ぶりにようやく日本でも、オリジナルの初のシネマスコープサイズでDVDおよびブルーレイが発売されたが、日本語吹替は未収録[4]。
同時上映作品
アカデミーショー受賞三大作『トムとジェリー』
- 「猫の演奏会(ピアノコンサート)」
- 「食いしん坊の子ネズミ(台所戦争)」
- 「ネズミの二銃士(パーティ荒らし)」
作品の評価
Rotten Tomatoesによれば、20件の評論のうち高評価は20%にあたる4件で、平均点は10点満点中4.4点となっている[5]。
出典
関連項目
外部リンク
英語版ウィキクォートに本記事に関連した引用句集があります。