『ハットしてキャット』(The Cat in the Hat)は、2003年のアメリカ映画。原作はDr.スースの児童文学『キャット イン ザ ハット』。日本ではビデオスルーとなった。
ストーリー
丘と丘の谷間にある町・アンヴィルでは、隔月に一度、住民の持ち回りでホームパーティーが開かれる。今日はシングルマザーのママ・ジョーン(ケリー・プレストン)がパーティーを開く当番の日だ。ママの会社の社長(ショーン・ヘイズ)が超潔癖症の性格のため、自宅が汚れているとママはクビになってしまう。いたずらばかりする問題児・コンラッド(スペンサー・ブレスリン)と、いつもそれを注意するまじめな妹・サリー(ダコタ・ファニング)の兄妹は、家を決して汚さずに留守番をするようママから命じられる。
ところで、ママの恋人であるラリー(アレック・ボールドウィン)は有能な営業マンを装っているが、実はふしだらな性格である。自分の実態を知っているコンラッドを邪魔に感じ、彼を問題児が集まるミリタリースクールに送りたがっていた。自分たちの家を訪問していたラリーが帰宅した後、つまらなそうに留守番をしていたコンラッドとサリーの兄妹は、2階の部屋から物音がしたのに気付く。階段を駆け上って部屋のドアを開けてみると、そこには不思議な帽子を被ったネコ(マイク・マイヤーズ)がいた。かくして子供たちはキャットと過ごすことでハチャメチャな体験をしながら成長していく。
キャスト
※カッコ内は日本語吹き替え。
スタッフ
評価
本作はRotten Tomatoesで支持率12%[2]、Yahoo! MoviesではD+の評価であり[3]、批評面ではあまり芳しくなかった。
受賞・ノミネート
- 第24回ゴールデンラズベリー賞
- ノミネート:最低作品賞
- ノミネート:最低作監督賞 - ボー・ウェルチ
- ノミネート:最低作助演男優賞 - アレック・ボールドウィン
- ノミネート:最低助演女優賞 - ケリー・プレストン
- ノミネート:最低脚本賞 - アレック・バーグ、デヴィッド・マンデル、ジェフ・シェイファー
- ノミネート:最低スクリーンカップル賞 - マイク・マイヤーズとシング・ワン、もしくはシング・ツー
- 受賞:コンセプトが全てで中身空っぽ賞
- 第25回ゴールデンラズベリー賞
ゲーム版
- ドクタースース - キャット イン ザ ハット
- 2003年にプレイステーション2とXboxにて横スクロール型のアクションゲームとしてゲーム化もされた。Xbox版は2004年3月25日にXboxワールドコレクションとして日本でも発売された。
脚注
外部リンク