『ハンター』(The Hunter)は、1980年にスティーブ・マックイーン主演で製作されたアクション映画である。マックイーンの遺作でもある。実在したバウンティハンター、ラルフ・ソーソン(英語版)の半生を描いている[2]。
あらすじ
保釈中に失踪した逃亡者を非情なまでに追いかけ、何人も捕まえてきたバウンティハンターのソーソン(スティーブ・マックイーン)。たとえ保安官の甥でも容赦はしない。しかし、いつもは追いかける側の彼を執拗なまでに付け狙う復讐心に燃える男がいた。その男の魔の手は、内縁のドティ(キャスリン・ハロルド)にまで伸びてきた。
登場人物
- ラルフ・ソーソン
- 演 - スティーブ・マックイーン
- 賞金稼ぎ。一方では違反者の更生の支援もしている。周囲からはパパと呼ばれて慕われている。
- リッチー・ブルメンタル
- 演 - イーライ・ウォラック
- 保釈保証人と賞金稼ぎの仲介人。
- ドティ
- 演 - キャスリン・ハロルド
- ラルフの内縁の妻。
- トミー・プライス
- 演 - レヴァー・バートン
- ラルフが捕まえた若者。電気修理を得意としている。
- ロッコ・メイソン
- 演 - トレイシー・ウォルター
- ラルフに捕まり、刑務所送りになった男。
- スポタ
- 演 - リチャード・ベンチャー
- 警部。ラルフの友人。
- ベルナルド
- 演 - トーマス・ロサレス・Jr.
- 違反者。裕福な家庭。
- ストロング
- 演 - ベン・ジョンソン
- 保安官。
- ビリー・ジョー
- 演 - カール・シュエネマン
- ストロングの甥。
キャスト
- ※テレビ朝日版は2016年12月28日にWOWOWでカット部分を追加録音したものが放送。その際故人などの各声優の部分は別の声優が代役を務めた[3]。
- ※フジテレビ版は2022年6月2日にザ・シネマで再放送された[4]。
スタッフ
- 監督:バズ・キューリック(英語版)
- 製作:モート・エンゲルバーグ
- 脚本:デッド・レイトン、ピーター・ハイアムズ
- 撮影:フレッド・コーネカンプ
- 音楽:ミシェル・ルグラン
その他
- 劇中登場するトランザムが2019年に発見された[5]。
- ラルフ・ソーソン本人がバーテン役で出演している。
- 劇中に登場する骨董品のオモチャのいくつかはマックイーン本人のコレクションである。
- 運転している51年型シボレー・コンパーチブルもマックイーン本人のコレクションである。
- 劇中でパンタグラフにぶら下がるアクションシーンはスティーブ・マックイーン本人が演じている。
- 本作の監督は当初ピーター・ハイアムズが担当する予定であったが、マックイーンと対立して降板している[6]。
脚注
外部リンク