プレート(英: tectonic plate)は、地球の表面を覆う、十数枚の厚さ100kmほどの岩盤のこと。リソスフェア(岩石圏)とほぼ同じで、地殻とマントルの最上部を合わせたもの。
プレートの動き
プレートには、大陸プレートと海洋プレートがあり、海洋プレートは大陸プレートよりも強固で密度が高いため、2つがぶつかると海洋プレートは大陸プレートの下に沈んでいくことになる。
また、地下のマグマの上昇によりプレートに亀裂ができ、連続してマグマが上昇し続けると、その後プレートが分断されて両側に分かれることになる。
プレートのリスト
プレートテクトニクス仮説に基づくプレートのリストを以下に示す。
大規模なプレート
プレートは大きく分けると、次の14 - 15枚とされている。一般的にはこれら14 - 15枚のプレートを地球上の全プレートと考える。
小規模なプレート
上記の14 - 15枚のプレートを地球上の全プレートと考えると、GPSの観測などでは、1つのプレート内で移動速度が異なる部分があって、不自然となる。これを説明するために考え出されたのが、以下のプレートである。40枚程度存在する。これらはすべて、上記の14 - 15枚のプレートのどれかのグループに便宜的に分類されている。ただ、地質学的に見ても、親プレートと完全に切り離されて独立しているものもあるが、ほとんどは完全には切り離されておらず、一部がつながっている。
埋没しているプレート
造山運動によって山塊の中に埋没しているプレート。
その他のプレート
- 関東フラグメント (Kanto fragment) - 栃木県南部から神奈川県北部にかけての関東地方の地下深さ30〜100km付近に、厚さ25km、100km四方の太平洋プレートの断片が残存しているものと推定されている。このプレート断片とほかのプレートとの境界では、陸地下でありながらプレート間地震(海溝型地震)が発生すると考えられ、首都直下地震の要因の一つとなる可能性が指摘されている[1][2][3]。
- アリューシャンプレート - ベーリング海の海底を形成するとされるプレート。気象庁の石川有三らが主張しているが、あまり認知されていない。
プレートの位置図
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- 画像ファイル(環境により文字がずれることもあります)
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インド・オーストラリア
スンダ
- 画像ファイル(環境により文字がずれることもあります)
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太平洋
- 画像ファイル(環境により文字がずれることもあります)
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太平洋
- 画像ファイル(環境により文字がずれることもあります)
- 凡例
- 線の色:紫=衝突型境界(沈み込み帯を除く)、赤=拡張型境界(海嶺や地溝)、黄緑=トランスフォーム断層、青=沈み込み帯
- 灰色の領域:プレートの衝突による造山運動がプレート内部まで及んで隆起が盛んな地域。構造線や断層帯が多数ある。
- 矢印:アフリカプレート基準の、各プレートの移動方向と速度(mm/年)
- 出典:[1]
注意:環境によっては、リンクの位置が正しく表示されない場合がある。
過去に存在したとされるプレート
脚注
参考文献
関連項目
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