但州丸(たんしゅうまる)は、兵庫県が所有する漁業実習船。兵庫県立香住高等学校の実習に使用されている。本項目では、1995年に建造され2015年に引退した5代目を取り扱う。
概要
但州丸 (4代)の代船として三保造船所で建造され、1995年3月に竣工した。
本船は海洋科学科の生徒を対象にトロール漁やマグロはえ縄漁などの漁業実習を行う[6]。
本船が実習で北太平洋で捕獲したマグロの一部は缶詰にされ、同校の文化祭で販売される場合があった[要出典]。
設計
ウィンチ等を搭載した事による重心上昇の対策として、バラストキール採用、レーダーマストにアルミ合金を使用、船底の外板の厚みを増す、などの対策を行った[3]。
実習生の居住性の向上、漁業実習の効率化を目的として、減揺タンクを採用した[3]。減揺タンクは受動U字管型の形状で自動制御タイプとし、習熟訓練の際には約40%の減揺効果が得られた[3]。
略歴
エピソード
- 長年に渡って海上気象を観測し通報した功績から、海上保安庁より気象庁長官表彰を受賞した[11]。
- 水深2000mでの桁網トロールは世界初[12]。
関連項目
脚注
外部リンク