具志頭村(ぐしかみそん)は、沖縄県島尻郡に属していた村である。方音で「ぐしちゃん」と発声することもある。
2006年1月1日に東風平町と合併し、八重瀬町となり、具志頭村は消滅した。村役場は字具志頭に置かれ、合併後2015年末までの10年間八重瀬町の庁舎となった(2016年より東風平に新たにつくられた現在の庁舎に移転し、具志頭は出張所に格下げし規模縮小したうえで移転)。
地理
字一覧
- 安里(あさと)
- 新城(あらぐすく)
- 大頓(おおとん)
- 具志頭(ぐしちゃん - 町名と読み方が違うので注意)
- 後原(こしはら)
- 仲座(なかざ)
- 長毛(ながもう) - 昭和2年に港川から分立
- 玻名城(はなしろ)
- 港川(みなとがわ) - 明治30年に新設された字である。1968年に約1万8千年前の古代人が発見され、地名から港川人と命名された。
- 与座(よざ)
隣接する自治体
歴史
現在の八重瀬町具志頭地域
合併後、2016年に東風平の現在の庁舎に移転するまでの10年間町役場が旧具志頭村役場になった理由は、旧東風平町役場の敷地面積が広く、サービスに支障をきたさないからと説明している。しかし旧東風平町の住民からは、人口も多く、那覇市に近い東風平に庁舎が無いのは不便という反対意見もあった[1]。
農業
教育
交通
路線バス
琉球バス交通が旧村内を運行している。
- 50番・百名(東風平)線
- 54番・前川線(東風平経由のみ)
- 81番・西崎向陽高校線
- 82番・玉泉洞糸満線
- 83番・玉泉洞線
道路
名所旧跡
備考
合併前の村役場で、2015年までの八重瀬町役場は2001年まで具志頭中学校の校舎で、旧々庁舎と中学校の狭隘・老朽化で中学校を北側に新築移転したうえで、旧中学校舎を改装して移転した(旧々村役場跡は旧庁舎へ移転後、具志頭歴史民俗資料館となった)。2016年に東風平庁舎と事実上統合する形で東風平に移転し、具志頭の旧庁舎は解体したうえで2017年に「南の駅やえせ」を開設。移転後具志頭の役場機能は出張所に格下げし、規模縮小したうえで一時は移転するも「南の駅やえせ」開設と同時にかつての町役場の敷地内に戻った。
ちなみに合併前の東風平町役場で2016年の移転統合する前の東風平庁舎は旧々庁舎の老朽化でもともと病院だったのを改装して移転したものだが、現在の東風平の町本庁舎へ移転後解体せずに老人ホームにそのまま転用されている。
脚注
- ^ 沖縄タイムス、2005年2月28日朝刊
関連項目
外部リンク