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『北海ハイジャック』(North Sea Hijack)(ffolkes)は1979年のイギリスの映画。
テログループに占拠された油田基地を舞台に犯人と特殊部隊の駆け引きを描くアクション映画。『007』シリーズのジェームズ・ボンド役で知られるロジャー・ムーアが、ボンドとは対照的な堅物男を演じる。
ストーリー
1970年代後半、イギリスは北海油田を国家の主要な財源のひとつにしていた。ルー・クレーマーと名乗るリーダーとその仲間たち5人は、小さい方の油田掘削基地「ルース」に交換部品を運ぶエスター号に報道陣と偽って乗り込み、「ルース」とさらに大きな「ジェニファー」に爆弾をしかけ、イギリス政府に2500万ポンドの身代金を要求する。期限は翌日の夜9時までの24時間ということで、ティッピング枢密院議長と首相を含む政府閣僚は緊急会議を開き、民間会社でこの手の事件を請け負うルーファス・フォークスとその部下6人が対策を引き受けることになる。フォークスは女性より猫を愛してスコッチウイスキーをラッパ飲みするという変人だが有能な人物で、ブリンスデン海軍提督の副官ということにして、交渉の場でクレーマーを殺す段取りをする。
翌日の夜、ブリンスデンとフォークスは嵐の中をヘリコプターで「ジェニファー」からエスター号に乗り込むが、フォークスは少し怪しいというクレーマーの判断で乗船が許されず、手順が狂う。しかし、ダイバーとしてエスター号に着いたフォークスとその部下は犯人たちと争い、リーダーのクレーマーもブリンスデンの機転で殺され、事件は解決する。報酬としてフォークスが政府からもらったものは、「エスター」、「ルース」、「ジェニファー」という名前をつけられた白い子猫3匹だった。
スタッフ
- 監督:アンドリュー・V・マクラグレン
- 製作総指揮:モーゼス・ロスマン
- 製作:エリオット・カストナー
- 原作・脚色:ジャック・デイヴィス
- 撮影:トニー・アイミ
- 音楽:マイケル・J・ルイス
- 編集:アラン・ストラッチャン
- 美術:モーリス・カーター
- 提供:シネマセヴンプロダクションズ・リミテッド、ユニバーサル映画
キャスト
※日本語吹替音声は両バージョン共に、2020年12月2日発売の「ユニバーサル 思い出の復刻版 ブルーレイ」に収録された[1]。
※字幕翻訳:金田文夫[2]
脚注
外部リンク