株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ(はくほうどうディーワイミュージックアンドピクチャーズ、英: Hakuhodo DY Music & Pictures Inc.)は、アニメーション作品の製作・出資、イベント・プロモーション事業の制作、映画の製作・配給、海外映画・海外ドラマの買い付け及び映像ソフトの制作・発売を主な事業内容とする日本の企業。株式会社博報堂DYメディアパートナーズの完全子会社(博報堂DYホールディングスの完全孫会社)。「ショウゲート」のブランドで映像事業を展開している。
概要
日本の芸能事務所であるアミューズのメディアビジュアル事業の中核会社として設立された「株式会社アミューズビデオ」が発祥である。「アミューズピクチャーズ株式会社」への商号変更、東芝との事業提携を経て、その後東芝へ株式譲渡され「東芝エンタテインメント株式会社」(とうしばエンタテインメント)となる。そして2007年、東芝グループの事業再編成計画[注釈 1]による株式譲渡で博報堂DYメディアパートナーズの子会社「株式会社ショウゲート」となった。その後2015年に親会社博報堂DYメディアパートナーズからエンタテインメント事業の機能を引き継ぎ、同時に社名を「株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズ」と改めた[1]。旧社名ショウゲートは映像事業展開やイベント制作におけるブランド名として引き続き使用される[2]。
アニメーション作品の製作・出資、映画の製作・配給、海外映画・海外ドラマの買い付け、ビデオ・DVDソフトの制作・発売、権利保有映像作品の放映権販売、イベント・プロモーション事業プロデュースやプロパティ商品化など、エンタテインメント・コンテンツを核にした「360度ビジネス」を展開する博報堂DYグループの総合エンタテインメント事業会社。
ディスク製造は、メモリーテック御殿場工場(元東芝EMI御殿場工場)に対して主に委託。
沿革
- 1990年10月 - アミューズの子会社として株式会社アミューズビデオ設立。
- 1994年4月 - アミューズビデオの関連会社としてアミューズソフト販売株式会社設立。
- 2000年10月 - アミューズピクチャーズ株式会社に商号変更。
- 2001年
- 3月 - 東芝とアミューズピクチャーズが映画配給やコンテンツの二次利用などのオールライツ事業における事業提携を行うことで合意。
- 4月 - アミューズがアミューズソフト販売を連結子会社化。
- 2002年2月 - アミューズピクチャーズ・スクリーニングルーム(現・ショウゲート試写室)を開設。
- 2003年
- 4月 - 東芝がアミューズからアミューズピクチャーズの株式を取得し子会社化。同時にアミューズがアミューズピクチャーズからアミューズソフト販売の株式を取得し直接子会社化。
- 10月1日 - 東芝の完全子会社となり、東芝エンタテインメント株式会社に商号変更。同時に東芝の子会社・東芝デジタルフロンティアのデジタルコンテンツ事業部(主にDVDソフトを制作)を統合。
- 2007年
- 2010年4月1日 - 春名慶から博報堂DYMPの百武弘二に社長交代[8]。
- 2015年
- 4月1日 - 百武弘二から博報堂DYMPの村田嘉邦に社長交代。
- 10月1日 - 親会社の博報堂DYメディアパートナーズからエンタテインメント事業の機能を受け継ぎ、株式会社博報堂DYミュージック&ピクチャーズに社名変更[1]。旧社名ショウゲートは映像事業のブランドとして引き続き使用される[2]。
- 2020年4月1日 - 村田嘉邦から川上純平に社長交代。
- 2021年
- 2022年4月1日 - 川上純平から小山洋平に社長交代。
アニメーション作品
アミューズピクチャーズ時代
東芝エンタテインメント時代
ショウゲート時代
2000年代
2010年代
2020年代
海外ドラマ作品
など
映画作品
アミューズピクチャーズ時代(映画)
東芝エンタテインメント時代(映画)
ショウゲート時代(映画)
その他作品
など
脚注
注釈
出典
関連人物
関連項目
外部リンク