国際ろう者スポーツ委員会(英語: International Committee of Sports for the Deaf, フランス語: Comité International des Sports des Sourds)は、デフリンピックや世界ろう者選手権大会など、聴覚障害者のスポーツとその競技大会を統括、運営する団体。略称はICSD、仏語名称の略称であるCISSも同様に用いられる。
事務局はアメリカ、メリーランド州フレデリックにおかれている。96の国と地域が加盟、モットーは、PER LUDOS AEQUALITAS「スポーツを通して平等を」。GAISF加盟団体。
歴史
1924年8月24日、フランス、パリにベルギー、チェコスロバキア、フランス、イギリス、オランダ、ハンガリー、イタリア、ポーランド、ルーマニアから聴覚障害者スポーツの指導者らが集まり、障害者スポーツの関連団体としては最初期に発足した。[4]1989年、国際パラリンピック委員会の発足に際して参加する[5]。しかし1995年、パラリンピックの方向性をめぐり、国際手話によるコミュニケーションとオリンピックと同じルールによる大会運営を主張し、結果として国際パラリンピック委員会を脱退、他方、国際オリンピック委員会には2001年にデフリンピックの呼称を正式承認されるなど、良好な関係を保っている。
歴代会長一覧
- ウジェーヌ・ルーバン=アルケ(Eugène Rubens-Alcais)フランス、1924年 - 1953年在任(以下同)
- オスカー・ライデン(Oscar Ryden)スウェーデン、1953年 - 1955年
- イェンス・ペーター・ニールセン(Jens Peter Nielsen)デンマーク、1955年 - 1961年
- ピエール・ベルナール(Pierre Bernhard)フランス、1961年 - 1971年
- ジェラルド・M・ジョーダン(Jerald M. Jordan)アメリカ、1971年 - 1996年
- ジョン・M・ラヴェット(John M. Lovett)オーストラリア、1995年 - 2003年
- ドナルダ・ケイ・アモンズ(Donalda Kay Ammons)アメリカ、2003年 -
脚注
関連項目
外部リンク