大塚 翔平(おおつか しょうへい、1990年4月11日 - )は、大阪府大阪市出身の元プロサッカー選手。ポジションはフォワード(FW)。
来歴
プロ入り前
1997年に大阪東淀川フットボールクラブに入団。2002年にはナショナルトレセンU-12関西に選出された[1]。
2003年にガンバ大阪ジュニアユースに入団、在籍中、中学2年次の2004年にクラブユースサッカー選手権 (U-15)で準優勝を経験した[2] 他、2005年にJFAナショナルトレセンU-14に選出された[3]。翌2005年よりU-15日本代表候補に選出されるようになり、同年12月に正式な代表チームに選出され、アメリカ遠征に参加した[4]。
2006年にユースチームに昇格。フォワードとしてプレーした他、サイドハーフとしてもプレーした。
所属クラブでは2006、2007年にクラブユースサッカー選手権 (U-18)で2連覇を経験した[5] 他、2008年Jリーグユースカップで優勝を経験した[6]。
2006年8月にはU-17日本代表チームに選出されてAFC U-17選手権2006に出場し[7] 優勝を経験した。翌年開催されたU-17ワールドカップに出場するU-17日本代表チームにも選出され[8]、グループリーグの3試合に出場した。
ガンバ大阪
2008年11月に菅沼駿哉、宇佐美貴史とともにトップチームへの昇格が発表され[9]、翌2009年に正式に入団した。同年にはU-20日本代表に選出され、カタール国際ユーストーナメントに出場した。クラブでは3月14日のJ1第2節ジュビロ磐田戦でJリーグ初出場を果たすも、この年のリーグ戦出場はこの1試合に終わる。
2010年10月9日、天皇杯3回戦の栃木SC戦では、決勝点となる公式戦初得点を決め、チームの逆転勝利に貢献。2011年8月24日、この年最初のリーグ戦出場となったJ1第23節柏レイソル戦でJリーグ初得点を挙げた。しかし、この年のリーグ戦出場はこの1試合に留まった。
ジェフ千葉
2012年3月24日、ジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍。背番号はプロ1年目と同じ32を背負う事になった。2013年より、完全移籍。
ギラヴァンツ北九州
2015年、ギラヴァンツ北九州へ完全移籍。15年シーズン16試合出場の1得点の成績を上げたが同年シーズン終了後、契約満了につき放出された[10]。
川崎フロンターレ
北九州を退団後にトライアウトに参加。そこでのプレーがスカウトの目に留まり、クラブの練習試合に参加した試合でアシストを連発した。その影響もあり2015年12月24日、川崎フロンターレに完全移籍することが発表された[11]。1st・16節アビスパ福岡戦では負傷した中村憲剛の代役として自身6年ぶりのJ1スタメン出場する[12] と、続く1st・17節大宮アルディージャ戦では移籍後初ゴールを挙げるなど、シーズン中盤に活躍した。2017年を持って契約満了に伴い退団。
SC相模原
2018年2月、SC相模原への加入が発表され[13]12月7日に契約満了となった[14]。
それ以降は引退の発表はしていないが、所属クラブが決まってない状態である。たまにガンバ大阪のゲストコーチとしてイベントに参加している。
2020年1月31日
古巣G大阪のジュニアコーチに就任することが発表された。
人物・エピソード
- 基本技術の高さから中盤に下がってボールを受け、チャンスメイクするプレーを好んでいたためにユース監督(当時)の松波正信は「FWは点を取ってナンボ」とシュート練習を増やすなどして、ストライカーとしての資質を伸ばすことを心がけた[15]。
所属クラブ
- ユース経歴
- 1997年 - 2002年 大阪東淀川FC
- 2003年 - 2005年 ガンバ大阪ジュニアユース(大阪市立東淀中学校)
- 2006年 - 2008年 ガンバ大阪ユース (関西大学北陽高校)
- プロ経歴
個人成績
国内大会個人成績 |
年度 | クラブ | 背番号 | リーグ |
リーグ戦 |
リーグ杯 | オープン杯 |
期間通算 |
出場 | 得点 |
出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
出場 | 得点 |
日本
| リーグ戦 |
リーグ杯 | 天皇杯
|
期間通算
|
2009 |
G大阪 |
32 |
J1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0
|
2010 |
4 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
5 |
1
|
2011 |
16 |
1 |
1 |
1 |
1 |
1 |
0 |
3 |
2
|
2012 |
0 |
0 |
- |
- |
0 |
0
|
千葉 |
32 |
J2 |
15 |
1 |
- |
2 |
1 |
17 |
2
|
2013 |
14 |
23 |
3 |
- |
1 |
0 |
24 |
3
|
2014 |
19 |
2 |
- |
1 |
0 |
20 |
2
|
2015 |
北九州 |
28 |
16 |
1 |
- |
0 |
0 |
16 |
1
|
2016 |
川崎 |
27 |
J1 |
12 |
2 |
2 |
2 |
1 |
0 |
15 |
4
|
2017 |
3 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
4 |
0
|
2018 |
相模原 |
37 |
J3 |
10 |
1 |
- |
- |
10 |
1
|
通算 |
日本 |
J1
|
21 |
3 |
3 |
3 |
4 |
1 |
28 |
7
|
日本 |
J2
|
73 |
7 |
- |
4 |
1 |
77 |
8
|
日本 |
J3
|
10 |
1 |
- |
- |
10 |
1
|
総通算
|
104 |
11 |
3 |
3 |
8 |
2 |
115 |
16
|
その他の公式戦
タイトル
クラブ
- ガンバ大阪ユース
- ガンバ大阪
- 川崎フロンターレ
代表
- U-17日本代表
- U-21日本代表
代表歴
出場大会
脚注
関連項目
外部リンク