大阪夕陽丘学園高等学校(おおさか ゆうひがおか がくえん こうとうがっこう)は、大阪府大阪市天王寺区にある私立の高等学校。2005年(平成17年)までの旧名は『大阪女子学園高等学校』(女子校)で、明治末期に創立の大阪府立夕陽丘高等学校とは無関係。設置者は学校法人大阪夕陽丘学園。
概要
校訓は「愛と真実」。校地は、系列の大阪夕陽丘学園短期大学と同じキャンパスにある。大阪市職員として大阪くらしの今昔館を運営した酒井裕一によると、校地は上方浮世絵の浪花百景にも登場の江戸時代の料亭「西照庵」(せいしょうあん)の跡地付近とされる[1]。
全日制課程普通科のみだが、特進I類やII類、文理進、英語国際、音楽、美術の6コース制となっている[2]。
【特進コース】
I類とII類に分かれており、2年次からは、CP(キャリアプログレス)特進エリアとCF(キャリアフロンティア)特進エリアの2エリアになる。
・CP特進エリア(文系)
関関同立や難関私立大学(文系)合格を目指す。
・CF特進エリア(文系または理系)
関関同立や難関私立大学合格(文系、理系)を目指す。
【文理進学コース】
探究学習を柱とするカリキュラムで、2年次からは、LA(リベラルアーツ)進学エリアとBS(ベーシックサイエンス)進学エリアの2エリアになる。
・LA進学エリア(文系)
産近甲龍や難関私立大学(文系)合格を目指す。
・BS進学エリア(理系)
医療専門学校などの合格を目指す。
学則定員1,500名(1学年あたり500名)のマンモス校。2020年(令和2年)度の入学者は290名で、前年2019年度536名に比べ半減した[3]。
もともと生徒指導に注力している学校だが、2004年(平成16年)特進コース設置後、大学進学指導にも力を入れ始めた。補習など予備校講師による授業も受けられる(全コースで受講可能)。日本放送協会学園高等学校(NHK学園高等学校)の協力校にもなっている。
沿革
学園の創立者は、社長として大丸を近代的な百貨店に育て上げた里見純吉。ファッション・デザイナー養成機関の大丸洋裁研究所[4]を学園の源流として、太平洋戦争後に高校と短大が新設された。
年表
基礎データ
2020年(令和2年)度の場合、入学者290名のうち、専願受験189名(専願率65%)で併願受験101名(併願率35%)。2019年度の場合、536名のうち専願298名(専願率55%)で併願238名(併願率45%)だった[3]。
2021年度の募集人員は計360名(特進I類、音楽、美術は36名ずつ。特進II類と英語国際72名ずつ、文理進学108名[2])。
授業料などの費用は年118万円~127万円(2019年度実績[5])。
交通アクセス
鉄道
著名な出身者
大阪女子学園高等学校
芸能
そのほか関係者
大阪夕陽丘学園高等学校
脚注
関連項目
外部リンク