岡山県立新見高等学校(おかやまけんりつ にいみこうとうがっこう、Okayama Prefectural Niimi High School)は、岡山県新見市にある県立の高等学校。
概要
校地が南校地(旧県立新見高等学校)と北校地(旧県立新見農業高等学校→岡山県立新見北高等学校)に分かれている。愛称は「新高」。岡山県内唯一の学科総合型(普通科、工業科、商業科、農業科がある)高校である。
岡山県教育委員会が2018年度に策定した「県立高校教育体制整備実施計画」では県内に複数ある複数校地の解消が計画されており、南校地に集約する方向で調整している[1]。
2021年7月、校地解消の一連の情報が発表され、以下の通りとなった。
- 南校地への集約(令和6年度から)(北校地は実習地として活用)
- 総合ビジネス科の廃止
- 普通科のカリキュラム変更(商業系コースの追加など)
特色
- 普通科(南校地)
『仰高』(高きを仰げ)を科訓にしている。サブタイトルには、2019年度まで『Set Your Sights High』が用いられていたが、現在は『明日の私は、私が創る。』となっている。
GT(仰高タイム)【総合的な探求の時間】では、2017年度に、当時の2年生が新見市議会に対して『地域の課題解決』をテーマに研究、調査し、陳情を行った。これが評価され、早稲田大学マニフェスト研究所などが共催する第13回マニフェスト大賞優秀シティズンシップ推進賞[2]を受賞した。その後は、持続可能な開発目標(SDGs)の17スローガンに基づいた陳情が行われ、2018年度は『医療情報提供改善』、2019年度は『環境保全に向けた取り組みの促進』、2020年度は『新見駅再開発に関する提言』[3][4]をそれぞれ実施した。
また、特に南校地では生徒会活動が盛んで、2020年度から組織理念『We are Travelers.™(私たちは、未来への冒険者だ。)』[5]が発表され、ロゴマークも制定された。そして生徒会が運営するホームページ『Travelers™ WEB』が開設された。2021年6月に、令和2年度生徒会執行部が、日本初の生徒主導型長期経営計画とする、『生徒会経営計画2025』を対外発表した。[6]
- 北校地(専門科)
『心技練磨』を3科一体の科訓としている。
幅広い領域に展開された3科を活かした教育活動が行われている他、地域との交流活動も積極的に行われている。『おかやま創生 高校パワーアップ事業』の指定を受け、工業技術科の小中学校への出前授業、生物生産科の小学生との芋掘り、田植え・稲刈り交流、総合ビジネス科の『ドキドキショッパーズ』(販売実習)を代表例として、数多くの活動が実施されている。
特に生物生産科が行っている『千屋牛の碁盤乗り』は新見市の古くからの伝統を受け継ぐもので、市内のイベントなどで披露される。
- 部活動
男子ソフトボール部が強豪として知られ、春の選抜大会やインターハイ(全国高校総体)の優勝経験も持つ。2021年度のインターハイは準優勝だった。[7]
軟式野球部は2007年に全国高等学校軟式野球選手権大会で優勝した。
学科
- 南校地
- 北校地
- 全日制課程 生物生産科・工業技術科・(総合ビジネス科)
沿革
- 1918年 町立新見実科高等女学校として開校。
- 1923年 新見町外十六ヶ村組合立岡山県新見高等女学校となる。
- 1939年 岡山県に移管、岡山県立新見高等女学校となる。
- 1948年 岡山県立新見高等学校となる。
- 1949年 県立新見農業高等学校(1926年開校)が分離独立。
- 2007年 県立新見北高等学校を統合。
- 2019年 各学科の定員の5%(普通科は5%以内の学区外合格者を除いた人数)について全国募集を開始。
- 2020年 - 全国募集枠が各学科の定員の10%以内(普通科は5%以内の学区外合格者を除いた人数)に拡大。
- 2022年 - 総合ビジネス科の募集停止。
- 2024年 - 校地解消、総合ビジネス科閉科予定。
著名な卒業生
所在地
出典
関連項目
外部リンク
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