府院君(ふいんくん、プウォングン)は、忠烈王期以降の高麗および李氏朝鮮時代に使用されていた爵位である。国舅(王后の父親)および正一品の品階を受けた功臣(朝鮮語版)に対して与えられた。府院君授与者の正室には府夫人(朝鮮語版)の爵位が与えられる。
府院君の称号を受けた人物
高麗
- 定陽府院君 - 王瑀(朝鮮語版)(恭譲王の兄)
- 定原府院君 - 王鈞(朝鮮語版)(恭譲王の父)
- 昌寧府院君 - 成汝完(禑王期の重臣)
- 鐵原府院君 - 崔 瑩(高麗末期の重臣、名将)諡号は武愍
李氏朝鮮
国舅
功臣
- 永城府院君 - 崔茂宣
- 光陽府院君 - 李茂芳(李氏朝鮮最初期の重臣)
- 寧城府院君 - 呉思忠(開国功臣のひとり)
- 永嘉府院君 - 権僖(原従功臣のひとり)
関連項目