愛媛県県民文化会館(えひめけんけんみんぶんかかいかん)は、愛媛県松山市にある西日本最大級の多目的ホール。設計者は丹下健三。
概要
1977年(昭和52年)に1万人程度ができる施設を実現するために、愛媛経済同友会[1]の文化情報委員会が提案[1]。県への働きをかけ、1979年(昭和54年)に「一万か人集会場特別委員会」を設置した[1]。1981年(昭和56年)、県にコンサート・行事・各種大会などを構想、劇場形式のホールや多目的集会場を備えることが望ましいと提案した[1]。
愛媛県農業試験場を跡地[2]として1983年(昭和58年)3月に着工[1]、鹿島建設の施工により地下1階・地上5階建ての施設が完成し[3]1986年(昭和61年)4月13日に杮落としされた[4]。それまでの西日本最大のホールだった大阪市のフェスティバルホールを超える3,000名収容のメインホールは、全国規模の学会や、コンサート、オーケストラの演奏会などが行われる。また、サブホールも1000名収容可能。真珠の間では展示場や会議、パーティーができる。
愛媛銀行が2008年(平成20年)11月1日から命名権を得て「ひめぎんホール」の愛称で呼ばれていたが[4]、改修工事に合わせて2019年3月31日をもって契約を廃止[5]した。
本館は2019年4月1日から1年間にかけて大規模改修工事を行い[4]、2020年(令和2年)4月1日に再オープン、記念式典の開催は新型コロナウイルス感染症の予防・拡大防止のため中止となった[6]。
本館のレストランは「レストランオレンジ」だったが、2020年4月から「Caf=&Dining Orange(カフェアンドダイニング オレンジ)」に変更した[6]。
交通アクセス
関連項目
脚注
- ^ a b c d 愛媛新聞(2016年5月24日付、14面)
- ^ 還暦よりの旅立ち(47)・自伝風エッセー(28)記憶をたどる〜愛媛県農事試験場周辺〜(その2)
- ^ “愛媛県県民文化会館”. 文化・スポーツ施設. 鹿島建設. 2021年9月8日閲覧。
- ^ a b c “ひめぎんホール、大規模改修で一時休館へ”. 愛媛新聞 (愛媛新聞社). (2016年4月15日). http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20160415/news20160415268.html 2021年9月8日閲覧。
- ^ 県民文化会館のネーミングライツの廃止について
- ^ a b 愛媛県文化振興財団
外部リンク