手塚 るみ子(てづか るみこ、1964年4月30日 - )は、プランニングプロデューサー、手塚プロダクション取締役、父は漫画家の手塚治虫、兄はヴィジュアリスト(映像作家)の手塚眞。夫は漫画家の桐木憲一。
人物・来歴
1964年、東京都練馬区で手塚治虫の長女(第2子)として生まれる。
成蹊小学校、成蹊中学・高等学校を経て、成蹊大学文学部文化学科を卒業、広告代理店・I&Sに入社し、イベントやセールスプロモーションの企画に携わる。父の没後に独立し、手塚作品をもとにしたイベントや展示を企画する。また、朝日放送(現・朝日放送グループホールディングス)が創立50周年記念のキャンペーンとして行った「ガラスの地球を救え」のプロデュースおよび関連ラジオ番組「Earth Dreaming〜ガラスの地球を救え〜」に携わり、パーソナリティも務めた。他に音楽レーベルのプロデュース、講演会、トークショーを行うなど、多方面で活動をしている。
1997年、33歳の時に肩にアトムのタトゥーを彫った[1][2]。個性的なカットやテキスタイルの被服を好み、髪色も20年ほど緑色(るみ子曰く「屋久島の苔色」)にカラーリングしていた[3]。
有名漫画家の子供(二世)たちによる交流会「二世会」を主宰している[4]。
2017年10月、桐木憲一と婚姻届を提出した[5][6]。
家族・親族
出演番組
- ※2005年公開のアニメ映画『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』と同時上映された作品。声を担当。
著作物
著書
- 『オサムシに伝えて』(1994年、太田出版/2003年、光文社知恵の森文庫)
- ※2度目の文庫再刊にあたり一部改訂。また巻末には手塚治虫も足を運んだという文壇バーとして名高い「クラブ数寄屋橋」の園田静香との対談も収録。表紙イラストは桐木憲一による描きおろし
- 水木悦子・赤塚りえ子共著、※水木しげる・赤塚不二夫・手塚治虫の娘たちによるトーク集
関係著作物
- マコとルミとチイ - 手塚治虫が自分の家庭を題材にして描いた漫画作品。
- 横浜博覧会 - 博覧会のマスコットキャラクターについての仕事が父・治虫と行なった唯一のもの。
- ブラックジャック創作㊙話 - 連載第20話「ふたりのピノコ」、月刊少年チャンピオン、2013年、No.42掲載。単行本第5巻に収録(インタビュー取材に基づく手塚治虫との家庭での状況)。
- 週刊SPA(1995年4月19日) - グラビア「手塚るみ子 神様の娘であるということ」(頁3-7)。 宝塚市立手塚治虫記念館でブラック・ジャックとトリトンとリボンの騎士のコスプレ写真を掲載。
- 手塚家の日々 - 「本当にあった愉快な話」(竹書房)に夫・桐木憲一が2020年3月号より連載。日常エッセイ漫画。
脚注
関連項目
- 田中圭一 - トークライブを行うなどの交流がある。また、コミックス『田中圭一最低漫画全集 神罰』の帯文に一筆寄せたこともある。
- 郷田由芽 - 1999年のテレビドラマ『永遠のアトム 手塚治虫物語』に於いて、幼少時のるみ子を演じた。
- ピノコ - 「ブラック・ジャック」のキャラクター。手塚は顔をるみ子に似せて作画したという。
- つのがい - 2015年にSNS上に手塚治虫のタッチで描いたイラストやショート漫画を掲載していたところ、その出来に感嘆したるみ子が直々にDMを送り、スカウトした。2016年より手塚プロダクションの公式イラストレーターとなった。
外部リンク
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