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熱田区(あつたく)は、名古屋市を構成する16区のうちの1つ。古代からは熱田神宮の鳥居前町、近世からは東海道五十三次の宮宿の宿場町として栄えた場所である。
面積はやや小さく、位置的には名古屋の中央の南寄りに位置する。熱田神宮周辺は典型的な下町で、中区大須地区などと並んで名古屋の風情を色濃く残している。 熱田神宮から金山駅にかけての熱田台地は比較的標高が高いが、それより西側の堀川周辺などの地域は低地であり、海抜ゼロメートル未満の地域も多い。 熱田区の人口は1965年におよそ9万人を記録して以来、漸減傾向にあったが、近年はザ・ライオンズ ミッドキャピタルタワーや一条タワー金山のようなタワーマンションに代表される再開発により、人口増加に転じている。 また、六野の大同特殊鋼跡にイオン熱田ショッピングセンター(現・イオンモール熱田)が開店し、また名古屋高速道路のインターチェンジが開設された。 近年、金山駅周辺にアスナル金山など再開発され、名古屋南部の副都心として成長している。
道路は、国道1号、八熊通、大津通、伏見通、江川線、中野橋通が通じている。
熱田区の中心地点は玉の井町である。
熱田の地名の由来は諸説がある。定説は、日本書紀の「其蛇飮酒而睡、素盞烏尊(すさのおのみこと)拔劒斬之、至斬尾時、劒刃少缺、割而視之、則劒在尾中、是號草薙劒(くさなぎのつるぎ)、今在尾張國吾湯市村(あゆちのむら)、即熱田祝部所掌之神是也。」の記述を根拠とした吾湯市(あゆち)という地名にルーツを求めた説である。また、万葉集に詠まれた熱田の光景である「年魚市方(あゆちがた) 塩干家良思 知多乃浦尓 朝榜舟毛 奥尓依所見」の年魚市潟(あゆちがた)[注釈 1]という呼び名を熱田の語源とする説もある[1]。
2022年10月現在、名古屋市16区の中で最も人口が少ない。
第12代景行天皇の時代、日本武尊が東国平定の帰路に尾張へ滞在した際に、尾張国造の乎止与命(おとよのみこと)の娘・宮簀媛命と結婚し、草薙剣を妃の手元へ留め置いた。 日本武尊が伊勢国能褒野(のぼの)で亡くなると、宮簀媛命は熱田に社地を定め、剣を奉斎鎮守したのが熱田神宮の始まりと言われる。 そのため、三種の神器のうち草薙剣は熱田に奉納されているとされ、伊勢神宮に次いで権威ある神宮のある地として栄えることとなった。
東海旅客鉄道(JR東海)
名古屋鉄道(名鉄)
名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)
金山駅のJRと地下鉄の駅設備は中区に属するが、熱田区側からも利用できる。
区役所は熱田駅からすぐの場所に位置する。利用者は神宮前駅の方が多い。
主な寺院
主な神社
主な遺跡
公園
文化施設
施設