篠原 倖太朗(しのはら こうたろう、2002年9月3日 - )は、日本の陸上競技選手。千葉県山武市出身。駒澤大学文学部在学中。陸上競技部に所属し、専門種目は長距離走。ハーフマラソンの日本人学生記録保持者。
経歴
山武市立山武中学校、千葉県立富里高等学校出身。
大学時代
大学1年次
2021年10月10日の第33回出雲駅伝ではルーキーながら1区に抜擢され大学三大駅伝デビューを果たすも、1位と16秒差の8位にとどまる。駒澤大は優勝争いに絡むことができず、5位に終わった[1]。
大学2年次
2022年11月6日の第54回全日本大学駅伝では5区に出走。10秒差で区間賞は逃したが、区間2位の好走で後続との差を広げ3連覇に貢献した[2][3][4]。
2023年1月2日、3日の第99回箱根駅伝では3区に出走。2区・田澤廉から2位で襷を受けると、序盤から青学大・横田俊吾の後ろにつき並走を続ける。篠原は18km手前で仕掛けると横田との差を26秒広げ、1位・中央大と10秒差の2位で襷リレー[5]。駒澤大は19年ぶりに往路優勝を果たすと、復路でも5人全員が安定した走りを見せ2年ぶり8回目の総合優勝(完全優勝)、及び大学駅伝三冠を達成した[6][7][8]。
1月22日の全国都道府県駅伝では3区に出走し、区間5位[9][10]。
2月5日に行われた香川丸亀国際ハーフマラソンでは日本人歴代4位のタイムとなる1時間00分11秒を記録し、先輩である山野力の日本人学生記録を29秒更新した[11]。
3月12日に開催された日本学生ハーフマラソン選手権で優勝し、ワールドユニバーシティゲームズ日本代表に内定した[12]。
大学3年次
2023年4月8日の第31回金栗記念選抜陸上では10000mに出場し、日本人学生歴代4位となる27分43秒13のタイムを記録した[13][14][15]。
8月6日のワールドユニバーシティゲームズでは個人6位。団体では銅メダルを獲得した。
10月9日の第35回出雲駅伝では1区に出走。残り400mで抜け出すと、2位に8秒差をつけ区間賞を獲得した[16][17]。駒澤大は2区以降もトップを譲らず、2時間07分51秒の大会新記録で2年連続5回目となる優勝を果たした[18][19]。
11月5日の第55回全日本大学駅伝では3区に出走。区間2位の好走で2位・青学大との差を44秒広げた[20]。駒澤大は出雲駅伝に続き、一度もトップを譲らない完全優勝で4連覇を果たした[21][22]。
2024年1月2日、3日の第100回箱根駅伝では1区に出走し、歴代2位となるタイムで区間賞を獲得した。しかし駒澤大は3区で青学大にトップを明け渡すと、その後は一度も差を詰められず総合2位(往路2位・復路2位)に終わり、2年連続の三冠はならなかった。
箱根駅伝の翌日、新チームの主将となることが発表された[23]。
1月21日の全国都道府県駅伝では3区に出場し、区間4位(千葉県は総合3位)。
人物
青山学院大学に在籍する陸上競技選手の若林宏樹とは生年月日が同じである。
戦績・記録
大学三大駅伝戦績
学年 |
出雲駅伝 |
全日本大学駅伝 |
箱根駅伝
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1年生 (2021年度) |
第33回 1区-区間8位 23分57秒 |
第53回 ― - ― 出走なし |
第98回 ― - ― 出走なし
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2年生 (2022年度) |
第34回 ― - ― 出走なし |
第54回 5区-区間2位 36分00秒 |
第99回 3区-区間2位 1時間01分58秒
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3年生 (2023年度) |
第35回 1区-区間賞 22分45秒 |
第55回 3区-区間2位 33分39秒 |
第100回 1区-区間賞 1時間01分02秒
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自己ベスト
関連項目
脚注
参考文献
駅伝実績 |
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1980年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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1920年代 | |
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1930年代 | |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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