羽野 晶紀(はの あき、1968年〈昭和43年〉8月22日 - )は、日本の女優、タレント。本名、山脇 晶(やまわき あき)旧姓、羽野。京都府宇治市出身。京都府立西宇治高等学校卒業、大阪芸術大学芸術学部舞台芸術学科中退。血液型B型。2002年1月に狂言師和泉元彌と結婚。2児(一女・一男)をもうける。
所属事務所は、リコモーション(現在キューブと提携)→結婚による休業を経て、2007年11月から東宝芸能所属。
人物・経歴
女優時代
笑福亭鶴瓶が司会を務めた関西ローカル番組『9年9組つるべ学級』に出演し芸能界デビュー。その後大学に進学。
大学在学中に朝日放送の関西ローカルテレビ番組"ナイトinナイト『おっちゃんVSギャル』"に女子大生レギュラー回答者として出演。特異なキャラクターで、司会の桂三枝(現・六代目桂文枝)の格好のイジラレキャラクター『八百屋の娘』として笑いと注目を集める。
大学在学中に、当時は学生劇団であった劇団☆新感線に所属。劇団には、後に「ひらけ!ポンキッキ」9代目「橘いずみおねえさん役」に抜擢されることになる周栄良美も在籍しており、その独特のオーラに羽野は圧倒されたという。すぐに意気投合し、在学中は大親友だったという[注釈 1]。渡辺いっけい、筧利夫、古田新太、高田聖子らが同時期に在籍していた。後に高田は「この頃は(帰りの)近鉄電車に乗りながら、さっさと辞めて早くお嫁に行こうねって話し合っていた」と説明している[要出典]。
関西の小劇場演劇ブームに乗り、関西を中心にテレビ番組に出演。1989年から1年間にわたって放送された読売テレビの深夜のコント番組『現代用語の基礎体力』で、毎週、生瀬勝久(当時は槍魔栗三助)扮する怪人にさらわれるお嬢様役がウケて、ブレイクした。その後もCDデビュー果たし、ほぼランジェリーの衣装を身につけてライブも精力的に行っていた。古田新太曰く「浪花のキョンキョン」。関西地方ではアイドル的な存在であった。芝居とは別に「北野誠の妹分」という役割でタレントとしてのテレビ出演も増え、認知度をさらに上げていった。
『現代用語の基礎体力』出演以後も1990年の『ムイミダス』、1991年の『未確認飛行ぶっとい』などの讀賣テレビ放送の深夜番組に生瀬、古田や升毅、立原啓裕らと出演した。1990年代の『笑っていいとも!』出演を機に全国進出。その後 テレビドラマ、舞台、映画などで幅広く活躍。
結婚・休業・復帰
舞台『ロミオとジュリエット』で共演したことがきっかけで、狂言師和泉元彌と交際。2002年1月、妊娠を機に結婚し、芸能界を休業。2002年5月に女児、2004年7月には男児を出産。
2004年3月に『いつみても波瀾万丈』(日本テレビ)に和泉家の一員として久々にテレビ番組に出演。しかし間寛平を目の前にしても、関西弁を一切口にはしなかった。[独自研究?][出典無効]
2007年9月11日、大多数のスポーツ紙が和泉元彌との別居を報じた[要文献特定詳細情報]。9月初めから羽野晶紀が子供を連れて宇治の実家に帰っているというもので、ワイドショーでも2人の離婚危機が報じられた。和泉元彌サイドは当初、羽野晶紀の母親が手術をするので看病に帰っただけと説明していたが、11月1日のテレビでは、別居の理由は「別火」だと説明した[出典無効]。「別火」とは、心願成就の為に女性と生活を分けることで、狂言の儀式のために別居をしているのだと説明した。羽野自身も離婚を否定している。
また、同年11月には東宝芸能への所属も決まったことが報じられ、芸能界への復帰も着々と準備を進めている。テレビ番組出演復帰第1弾は『ホレゆけ!スタア☆大作戦〜まりもみ一触即発!〜』第8話のゲスト、ラジオ番組出演復帰第1弾は『テリー伊藤のってけラジオ』のゲストとなったが、番組内では結婚後封印していたはずの関西弁で怒濤のトークを繰り広げていたため、この辺りからも和泉家との決別が決定的だと推測されている。[独自研究?]
同番組でのトークで、芸能界復帰に関してまず古巣である新感線に復帰を打診したところ、代表であるいのうえひでのりには「昔から晶紀はずっと新感線のメンバーだから」と温かい声をかけてもらった。同じように離婚を経て同劇団に復帰したばかりの高田聖子の名を挙げ、一緒に入れてくれとお願いしたところ、劇団の製作担当から「晶紀は独り者の聖子と違ってコブ(=子供)つきなんだから、こんなところじゃなくてしっかりとした事務所に行け」と言われたと、ギャグを交えて語っている[出典無効]。
『テリー伊藤のってけラジオ』にゲスト出演した際、テリー伊藤が「秋元康さんから『関西にすごい女性のタレントさんがいる』と言われて羽野さんを初めて見たときには、大きな才能を持った人だなと思いましたよ。」と羽野を絶賛していた[出典無効]。
2008年3月8日・15日、讀賣テレビで放映された『現代用語のムイミダス ぶっとい広辞苑』では、生瀬勝久、古田新太、立原啓裕、升毅、牧野エミ、みやなおこ、山西惇、山内圭哉と共に新作コントに出演した[出典無効]。
2008年4月からオフィシャルブログを立ち上げる。ブログでは、夫の和泉元彌や子供達に関する記事や写真もアップされており、以前報道されていた別居騒動の影も感じられないほど、家庭円満な光景を垣間見ることができる。[独自研究?]
人物
- 父親は八百屋を経営している。妹がいる[1]。
- 映画は、映画館へ行くことよりもビデオで観ることが多い[1]。ジャンルを問わず均等に観ているが、忘れやすいため気に入った作品や好きなシーンをメモしていた[1]。外国映画は簡単に語ることができるが、日本映画では出演者が身近なため感想が言いづらく、言い出すと厳しい意見になってしまうという[1]。
- イヌとネコでは、イヌを愛好している[1]。ネコは油断も隙もないといい、過去に痛い思いをしたこともあったという[1]。
- 映像での演技は、現実に近いため自分自身を意識しなければならなかったが、舞台では自分自身を取り払ったところで演技できることが異なると語っている[1]。
- 平成モスラシリーズにベルベラ役でレギュラー出演しているが、作品世界がかなり気に入っており、『モスラ3 キングギドラ来襲』においては劇団☆新感線のデザイナーの竹田団吾を招いて自身のイメージするベルベラの新コスチュームを作り、脚本にも意見をだすなど、作品作りに参加した[2]。同シリーズでは、グリーンバック合成での一人芝居がほとんどであったが、そういった地道な作業を行っているからこそ最後の出来上がりを楽しむことができたと語っている[1][注釈 2]。また、自身が悪役側のキャラクターであったことから、敵怪獣が倒されてしまうことに本気で悔しさを感じていたという[1][3]。
出演
舞台
- 劇団☆新感線
- BOYS IN THE ATTIC(1987年) - ダンサーとして参加
- 星の忍者―風雲乱世篇―(1988年)
- 宇宙防衛軍ヒデマロ3〜キルファーライジング(1988年)
- 喜劇 井戸穴じょーじの大冒険(1988年)
- ヒデマロ4〜逆襲のビリィ(1989年)
- 仮名絵本西遊記(1989年)
- スサノオ〜神の剣の物語(1989年・1990年)
- ボッキー・ホラー・ショー〜HOUSE OF THE FOOLIN'〜(1990年)
- 宇宙防衛軍ヒデマロV〜完結篇〜(1990年)
- 髑髏城の七人(1990年・1991年)
- アトミック番外地(1991年)
- 仮名絵本西遊記 巻之一 烈風魔界天竺篇 、巻之二 直撃転法輪大逆転篇(1991年)
- 劇団☆新感線一座興業(1992年・1993年)
- スサノオ〜武流転生(1994年)
- 古田新太之丞・東海五十三次地獄旅〜ハヤシもあるでョ!(1994年)
- ゴローにおまかせ3〜後ろから前から(1995年)
- LOST SEVEN(1999年)
- 野田地図(NODA MAP)
- 第1回公演 キル(1994年) - シルク 役
- 第3回公演 TABOO(1996年) - 萠 役
- 第5回公演 ローリング・ストーン(1998年)
- 第23回公演 Q:A Night At The Kabuki(2019年)
- 第25回公演 Q:A Night At The Kabuki Inspired by A Night At The Opera(2022年)[4]
- その他
ドラマ
バラエティほか
- 現在のレギュラー番組
- 復帰後
- 休業前
ラジオ
映画
CM
ディスコグラフィー
シングル
- 永遠を少しだけ(1991年7月21日)
- 作詞:秋元康、作曲:関口誠人、編曲:井上鑑
- ※関口誠人が同日発売「たまゆら」のカップリング曲として「少しだけ永遠を」のタイトルでセルフカバーしている(アルバム「千夜一夜」にも収録)
- 君のために雪を降らそう(1991年11月21日)
- 作詞:秋元康、作曲:関口誠人、編曲:井上鑑
- Too Lucky!(1992年6月19日)
- 作詞:青山ひらり、作曲:岩崎トミオ、編曲:中村哲
- キスをしよう(1992年10月21日)
- 作詞:秋元康、作曲・編曲:羽田一郎
- ララ・サラマ(1992年12月16日)
- 作詞:あさくらせいら、作曲・編曲:石川晶・石川昌信
- フジテレビ幼児教育番組『ひらけ!ポンキッキ』“ハノアキ”名義
- ショーガクセー イズ デッド(1993年5月12日)
- 作詞:ピエール瀧、作曲・編曲:プリンストンガ
- “はのあき with ウゴウゴくんとルーガちゃん”名義
アルバム
- 櫻蘭〜Rolan〜(1991年12月11日)
- ハノアキの大冒険 Vol.1 ラバンダちゃん(1992年7月17日)
写真集
主な友人
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
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