| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "菌" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2020年1月) |
菌 (きん) とは、元来、キノコを意味した。なお、漢字「菌」の訓は「きのこ」である。
近代には「菌類」、つまりキノコに似ていると考えられた生物の雑多なグループを指すようになった。この意味での「菌」は、学名の「‐mycota」「‐mycetes」など (ギリシア語で「キノコ」) の訳語であることが多い。
菌類には、互いに類縁関係の乏しい多くの系統が含まれる。その中で代表的なのはキノコ・カビ・酵母などを含む真菌で、菌・菌類という言葉で真菌を指すこともある。例えば、「菌界」は真菌の分類群である。
さらに、後になって発見された微小な生物であるBacteria(バクテリア)にも「細菌」という単語が当てられた。一般に耳にする○○菌(結核菌や乳酸菌など)の殆どは細菌に属する。菌という漢字が使われているが、狭義の菌類ではない。
また、1990年になってBacteriaから切り離されたArchaea(アーキア)にも「古細菌」という単語が当てられている。これも菌や細菌という漢字が使われているが、狭義の菌類でも細菌でもない。
「菌」と呼ばれる生物