藤沢エフエム放送株式会社(ふじさわエフエムほうそう)は、神奈川県藤沢市の一部地域を放送対象地域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。
レディオ湘南の愛称でコミュニティ放送を行っている。
概要
スタジオ、藤沢市役所分庁舎の1階にあり、ロビーから見ることができる。
旧スタジオ、藤沢駅北口の遊行通り商店街の中にあり、外から見ることができた。
サテライトスタジオ
1996年(平成8年)開局。1990年(平成2年)に藤沢市で開催された相模湾アーバンリゾート・フェスティバル1990(愛称「サーフ90」)のイベント放送局「サーフ90エフエム(愛称はジョーズFM)」を前身とする[4]。
阪神・淡路大震災をきっかけに、地元で災害情報を流せる放送局として、江ノ島電鉄・藤沢市などが主体となって設立された。出資比率から江ノ島電鉄がマスメディア集中排除原則にいう支配関係にある。藤沢市の国道134号沿いには「災害・交通情報FM83.1MHz」の看板が掲げられているほか、市内の公共施設の屋外に設置された自動販売機の一部にも同様に記載されている。
当初、本社・演奏所(スタジオ)は、開局当初は藤沢市藤沢の藤沢駅北口の遊行通り商店街にあったが、2020年(令和2年)に本社は藤沢市朝日町の藤沢市役所本庁舎に、スタジオは藤沢市藤沢の藤沢市役所分庁舎(旧・藤沢市役所新館)に移転した。藤沢市辻堂新町のミスターマックス湘南藤沢ショッピングセンターのSPOPIAシラトリ湘南藤沢店にはサテライトスタジオが置かれている。
送信所は藤沢市善行にあり、放送局(現・特定地上基幹放送局)の呼出符号はJOZZ3AI-FM、呼出名称はふじさわエフエム、周波数83.1MHz。当初の空中線電力は10Wで放送区域は藤沢市の一部地域、2000年(平成12年)に20Wに増力した[5]。聴取可能範囲は、藤沢市、茅ヶ崎市、高座郡寒川町、鎌倉市、横浜市の各一部地域[6]と称している。
ジェイコム湘南・神奈川では同周波数で、USEN I-3ch[6]でも再送信している。インターネット配信はJCBAインターネットサイマルラジオとFM++による。
藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町とは災害時の放送に関する協定を締結している。また、台湾の中央廣播電臺(中国語版)とは観光、文化の交流を促進する相互協力協定を締結している。
2020年(令和2年)に安斎肇デザインのイメージキャラクターが登場した。
沿革
主な番組
- ♡palette♡(月 - 金曜日 12:00-14:00)
- マスコナオミのENJOY湘南 SLOWLIFE!(木曜日 10:30-11:00)
- 湘南ビートランド(DJ:富田京子(プリンセス プリンセス))(土曜日 20:00-21:00)
- 開局より、休止期間を挟みながら2021年現在も放送中。
- 深夜の省吾(DJ:省吾(元ポカスカジャン)、*mika*)(土曜日 23:00-翌0:00)
- Spopia 湘南Happiness sunday(DJ:クラーク・カーター)(日曜日 14:00-17:00)
- 終了
- Good morning 湘南(DJ:HAGGY)(月 - 金曜日 06:55-10:00)開局より24年にわたり放送していた長寿番組であった。2020年3月に終了した。
広報番組
防災ラジオ
2015年(平成27年)より藤沢市は防災ラジオ(緊急告知FMラジオ)の有償頒布を開始した。
対象者は市内在住者と事業所。
初年度の平成27年度は藤沢市津波避難計画に指定された津波避難対象地域が優先された[16]が、翌年度の平成28年度から優先地域はなくなった[17]。
藤沢レディオを含むFM放送とAM放送が各6局受信可能、毎月第2木曜日の午後1時30分に試験放送が実施される[18]。
脚注
外部リンク