蘭坪ペー族プミ族自治県(らんへいペーぞくプミぞくじちけん)は中華人民共和国雲南省怒江リス族自治州に位置する自治県。県人民政府は啦井鎮に置かれている。国家級貧困県に指定されている。
ペー族、プミ族以外にリス族、漢族が居住する[1]。
地理
蘭坪は雲南省南西部、横断山脈に位置し、剣川県、雲竜県、維西リス族自治県、麗江ナシ族自治県、福貢県及び瀘水市と行政区境となっている。本自治県を南北に瀾滄江が流れ、東部には鳳坪ダム(中国語版)がある。
県人民政府が設置されている啦井鎮は地域の約78%が森林に覆われており、キンシコウやレッサーパンダなどの希少な動植物が生息している[2]。
歴史
蘭坪は漢代の博南県にあたり、唐代には蘆鹿蛮部と呼ばれていた[3]。元はこの地に蘭州を設置し、明代も蘭州は存続した。清は蘭坪を麗江府に区画した。
中華民国成立後の1912年に麗沅県から分割されて蘭坪県が成立、1915年に騰越道内に区画された。1987年に現在の蘭坪ペー族プミ族自治県に改称された。
行政区画
区分 |
数 |
名称
|
街道 |
2 |
金頂街道、翠屏街道
|
鎮 |
3 |
拉井鎮、営盤鎮、通甸鎮
|
郷 |
4 |
兎峨郷、河西郷、石登郷、中排郷
|
交通
空港
鉄道
道路
健康・医療・衛生
名所・旧跡・観光スポット
関連項目
脚注
参考文献
- 張治国監修『最新中国地名事典』(日外アソシエーツ, 1994年5月)
- 『精選中国地名辞典』(塩英哲編訳, 凌雲出版, 1983年3月)
外部リンク