株式会社雄鷄社(おんどりしゃ)は、かつて東京都新宿区築地町に本社を置いた、手芸関係の実用図書の出版を中心とした出版社。
概要
1945年(昭和20年)10月、武内俊三が創業。主として手芸、編み物、料理、刺繍などの婦人向けの実用図書を刊行。作家の向田邦子が在籍したことでも知られる。
年間売上高は、1985年(昭和60年)1月期には約40億円に達するも、2007年(平成19年)1月期には約23億円に落ち込む。
2009年(平成21年)4月17日に東京地裁に自己破産を申請、64年間の歴史に幕を閉じる。負債総額は12億8千万円[1]。出版不況で売上が低迷したこと、借入金の金利負担が重かったこと、世界金融危機により借入が困難であったこと、暖冬のために売上見込みが外れたことが原因と報じられた、[2]。
2010年(平成22年)に雄鷄社の元社員数名が編集プロダクション「株式会社リトルバード[3]」を立ち上げた。
雑誌
- 紺青(1946年~1948年)
- 雄鷄通信(1946年~)
- 新家庭
- 地熱(1948年)
- 映画ストーリー(1952年~1965年)
関連項目
- 春山行夫(エッセイスト:雄鶏通信の元編集長)
- 延原謙(翻訳家:雄鶏通信の元編集長)
- 井上一夫(翻訳家:雄鶏通信の元編集者)
- 渡辺祥子(映画評論家:元編集員)
脚注
外部リンク