高速長田駅(こうそくながたえき)は、兵庫県神戸市長田区北町一丁目にある、阪神電気鉄道(阪神)神戸高速線の駅[1]。駅番号はHS 38。
概要
当駅前後の区間は、神戸高速鉄道が第三種鉄道事業者の「東西線」として施設を保有しており、阪神電気鉄道が第二種鉄道事業者として営業を行っている。2010年の駅案内板等のリニューアル以後、駅出入口の案内板等では神戸高速鉄道の文字は一切なく、「阪神 神戸高速線 (HANSHIN KOBEKOSOKU LINE) 」と表記されている[1]。同時にリニューアル前のホーム駅名標に記載されていた長田神社前という副駅名は表示を取りやめ、駅入り口の標記や駅到着時のアナウンスのみとしている。
接続路線
当駅は下記の路線との乗り換えが可能となっている。なお、神戸電鉄の長田駅も長田区にあるが、当駅より大きく離れた位置にあるためこの路線へ乗り換えることはできない。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地下駅である[1]。改札口・コンコースは地下1階、ホームは地下2階にある[1]。改札口は東コンコースと西コンコースの計2か所[1]。なお、神戸市営地下鉄長田駅とは西コンコースから続く改札外の地下連絡通路でつながっているが、双方の改札口まで200 m程あり、地下鉄への乗り換えは山陽電気鉄道区間に入った板宿駅の方が容易である。ただし、高速神戸駅方面と地下鉄名谷駅方面の場合は当駅で乗り換えた方が運賃は割安である。
上記の通り、1968年4月6日までは位置的に当駅に相当する長田駅と板宿駅~姫路駅の各駅間は山陽の運賃のみで利用出来たが、神戸高速鉄道開業後は西代駅を境に会社間を跨ぐ形となった為、現在の運賃は山陽の運賃+神戸高速の初乗り運賃と割高である。
国土交通省の計画のもと、2006年末から、エレベーターやオストメイト対応多機能トイレを設置するバリアフリー化工事が開始され、2009年6月1日に上記を備えた東コンコース、東出口が完成し使用を開始した。当駅は、従来プラットホームからの避難経路が1か所しかなく防災上問題のある地下駅だったことから、既存のコンコース(現・西コンコース)のやや東よりに東コンコースを新設することで、バリアフリー化と出火対策を解決することとなった[1]。なお、この工事は阪神・淡路大震災で陥没した大開駅の復旧工事を除けば、神戸高速線内ではじめての大規模な改良工事となった。
同時に、従来対応していなかった阪神なんば線九条 - 大阪難波間の連絡乗車券が東コンコースのタッチパネル式自動券売機で発券できるようになり、後に西コンコースでもタッチパネル式自動券売機に置き換えられたため大阪難波駅までの乗車券が購入できるようになった。
のりば
※のりば番号は構内に設置された駅構内図や、スマートフォン向けアプリ「阪神アプリ」の行先表示機能で記載されているのみである。
利用状況
近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。
年度別1日平均乗車人員[6]
年度
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1日平均 乗車人員
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2007年(平成19年)
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8,309
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2008年(平成20年)
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8,740
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2009年(平成21年)
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8,882
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2010年(平成22年)
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7,986
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2011年(平成23年)
|
8,945
|
2012年(平成24年)
|
9,099
|
2013年(平成25年)
|
9,748
|
2014年(平成26年)
|
9,534
|
2015年(平成27年)
|
8,710
|
2016年(平成28年)
|
9,356
|
2017年(平成29年)
|
9,655
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2018年(平成30年)
|
9,816
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2019年(令和元年)
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9,973
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2020年(令和02年)
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7,614
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2021年(令和03年)
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8,523
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2022年(令和04年)
|
9,219
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駅周辺
- 長田神社
- 高速長田ステーションビル - 駅の東改札口へのエレベーターが設置されている。
- 山陽長田ビル - 駅の西改札口へのエレベーターが設置されている。エレベーターは1FとBFのみで2F以上は入居が無いため通過。現在はコメダ珈琲しか入居していない。
- 公的施設など
- 学校
- 医療機関
- 商業施設
- 金融機関
- その他
バス路線
神戸市バス 地下鉄長田駅前停留所
特記事項
隣の駅
- 阪神電気鉄道
- 神戸高速線
- ■直通特急(種別幕が赤)
- 新開地駅 (HS 36) - 高速長田駅 (HS 38) - 板宿駅 (SY 02)
- ■直通特急(種別幕が黄■(神戸三宮駅 - 板宿駅間の各駅に停車))・■特急・■S特急・■普通
- 大開駅 (HS 37) - 高速長田駅 (HS 38) - 西代駅 (HS 39)
脚注
注釈
- ^ 当駅の線路間の柱41本のうち16本が破損した[2]。
- ^ 破損した柱を補修して鋼板を巻き、特に破損の激しい5本の柱間に補強用の柱を増設した。
- ^ 難波・奈良方面は尼崎駅で乗り換え。宝塚・京都方面は新開地駅または高速神戸駅で阪急の列車に乗り換えて、さらに1回以上の乗換を要する。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
高速長田駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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(大阪梅田 - 元町間:本線、元町 - 西代間:神戸高速線) |
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1933年路線切替区間 | |
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*打消線は廃駅 |