1938年10月1日記念メダル(Medaille zur Erinnerung an den 1. Oktober 1938)はナチス・ドイツの制定した記念章。チェコスロバキアからズデーテン地方を割譲させるのに成功したのを記念して制定された。飾板も制定され、こちらはチェコスロヴァキアの保護国化(ベーメン・メーレン保護領、独立スロバキア)に成功したのを記念して制定された。
デザインは1938年3月13日記念メダルにほぼ同様であり、表面にはナチスの舞台に乗る二人の男性が描かれている。乗り掛けている男性の右手には壊れた鎖が付いている。この男性はズデーテン・ドイツ人を象徴しており、チェコスロヴァキアという呪縛から離れてドイツと一体となろうという姿が描かれている。裏面の中央にズデーテン併合の日である「1. Oktober 1938」(1938年10月1日)の日付けが入っている。そしてその周りを"Ein Volk, Ein Reich, Ein Führer" (一つの民族、一つの国家、一人の指導者)の文字が取り囲んでいる。