1962年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第59回ワールドシリーズ(英語: 59th World Series)は、10月4日から16日にかけて計7試合が開催された。その結果、ニューヨーク・ヤンキース(アメリカンリーグ)がサンフランシスコ・ジャイアンツ(ナショナルリーグ)を4勝3敗で下し、2年連続20回目の優勝を果たした。
両球団の対戦は1951年以来11年ぶり7度目で、ヤンキース対ロサンゼルス・ドジャースと並ぶ歴代最多タイ。ただ、ジャイアンツが本拠地都市をニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区からカリフォルニア州サンフランシスコに移してからは、今回が初めての対戦である。その結果、両球団本拠地間の距離は2,568マイル(約4,132.7km)で、当時のワールドシリーズ史上最長記録となった[注 1][2]。シリーズMVPには、最終第7戦に先発登板して完封勝利を挙げるなど、3試合25.0イニングで2勝1敗・防御率1.80という成績を残したヤンキースのラルフ・テリーが選出された。
試合結果
1962年のワールドシリーズは10月4日に開幕し、途中に移動日と雨天順延を挟んで13日間で7試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
|
10月04日(木) |
第1戦 |
ニューヨーク・ヤンキース |
6-2 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ |
キャンドルスティック・ パーク |
|
10月05日(金) |
第2戦 |
ニューヨーク・ヤンキース |
0-2 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ
|
10月06日(土) |
|
移動日 |
|
10月07日(日) |
第3戦 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ |
2-3 |
ニューヨーク・ヤンキース |
ヤンキー・スタジアム
|
10月08日(月) |
第4戦 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ |
7-3 |
ニューヨーク・ヤンキース
|
10月09日(火) |
第5戦 |
雨天順延
|
10月10日(水) |
第5戦 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ |
3-5 |
ニューヨーク・ヤンキース
|
10月11日(木) |
|
移動日 |
|
10月12日(金) |
第6戦 |
雨天順延 |
キャンドルスティック・ パーク
|
10月13日(土) |
第6戦 |
雨天順延
|
10月14日(日) |
第6戦 |
雨天順延
|
10月15日(月) |
第6戦 |
ニューヨーク・ヤンキース |
2-5 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ
|
10月16日(火) |
第7戦 |
ニューヨーク・ヤンキース |
1-0 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ
|
優勝:ニューヨーク・ヤンキース(4勝3敗 / 2年連続20度目)
|
第1戦 10月4日
第2戦 10月5日
第3戦 10月7日
第4戦 10月8日
第5戦 10月10日
第6戦 10月15日
第7戦 10月16日
脚注
注釈
出典
外部リンク
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