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Aホールディングス株式会社(エイホールディングス、英: A Holdings Corporation[4])は、東京都港区に本社を置く日本の持株会社[5]。2021年3月1日、「Yahoo! JAPAN」と「LINE」の経営統合に伴い誕生した[6]。
概要
法人上のルーツは2000年、韓国最大のインターネットサービス会社であるNAVER Corporation(1999年設立)により、同社のオンラインゲームサイト「ハンゲーム」の日本運営法人として設立されたことに由来する[注釈 1][7]。
2011年6月、東日本大震災をきっかけに「LINE」を急ピッチで開発、誕生させる[8]。震災の影響もあり、10年足らずで国内ユーザー数が8,600万人と国内屈指の普及率を誇る(2018年時点でNAVERグループ全体の総資産のうち40.1%を、売上高のうち37.4%を占めた[9])[8]。
2013年4月1日、法人名をLINE株式会社に改称[10]。
2019年には、「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー(2代)との経営統合を発表した(詳細は「Yahoo! JAPANとの経営統合」の項目を参照)。
沿革
参照:LINE(初代)『2019年12月期 有価証券報告書』、2020年3月27日(関東財務局長提出)、5頁。同公式ホームページ「沿革」、2023年10月1日閲覧。
2000年(平成12年)
2003年(平成15年)
- 8月 - ネイバー(日本)[注釈 2]と合併、NHN Japan株式会社(初代)に商号変更。
2004年(平成16年)
2005年(平成17年)
2006年(平成18年)
2007年(平成19年)
2008年(平成20年)
- 2月 - 韓国メディアウェブ社との共同出資により、メディエーターを設立。
- 3月 - ケータイハンゲームのサービスを終了。同月にハンゲ.jpのサービスを開始(現在は終了)。
2009年(平成21年)
2010年(平成22年)
2011年(平成23年)
2012年(平成24年)
2013年(平成25年)
2014年(平成26年)
2015年(平成27年)
2016年(平成28年)
2017年(平成29年)
2018年(平成30年)
2019年(平成31年/令和元年)
2020年(令和2年)
Yahoo! JAPANとの経営統合
統合のスキーム
2019年11月18日、ヤフー(2代)および同社親会社のZホールディングス(以下、「ZHD」)との経営統合(以下、「本統合」)に関わる基本合意を締結[100]。
2019年12月18日、ソフトバンク(2代)が、ZHDの保有株式を汐留Zホールディングスに譲渡。
2019年12月23日、ヤフー(2代)とLINE(初代)、そして各々の親会社であるソフトバンク(2代)とNAVER Corporationの4社間で本統合の最終合意を締結[101]。
2021年1月21日、LINE(初代)が、ZHDに対するTOBを実施
2021年2月18日、LINE(初代)のZHDに対するTOBが終了、ZHDを子会社化[102]。
2021年3月1日、ヤフー(2代)およびZHDとの経営統合を実施。「新生Zホールディングス」誕生[5]。
- 汐留ZホールディングスおよびNAVER Corporationの共同TOBにより、LINE(初代)を非公開化。
- LINE(初代)が、汐留Zホールディングスを吸収合併(以下、「統合新会社」)。
- 吸収分割により、統合新会社のグループ経営管理を除く一切の事業をLINE(2代)[注釈 13]に承継。
- 3の分割承継会社であるLINE(2代)の株式を、ZHDに譲渡。
- 統合新会社はZHDの株式を保有する持株会社として、Aホールディングス株式会社に商号変更する。その上で、Aホールディングスをソフトバンク(2代)とNAVER Corporationが50%ずつ出資する合弁会社とする。
これにより、事業を承継したLINE(2代)はZHDの子会社として、同一企業グループに組み込まれる形となる。またソフトバンクとNAVERはAホールディングスを「戦略的持株会社」と位置づけ、子会社であるZHDに経営管理機能を集約し「Yahoo! JAPAN」や「LINE」、事務機器通信販売事業を担うアスクルなど、各事業会社が経営を執行するものとされた[4][6]。
Aホールディングスの運営
ソフトバンクとNAVERによる合弁契約ではAHDの運営に関して以下の事項が規定されている(以下、抜粋)[103]。
- 取締役の員数を5名とし、そのうち3名をソフトバンクが、他の2名をNAVERが、それぞれ指名する。代表取締役は2名とし、ソフトバンク及びNAVERがそれぞれ1名ずつ指名する
- 監査役の員数を2名とし、ソフトバンク及びNAVERがそれぞれ1名ずつ指名する
- NAVERはソフトバンクのAHDに対する議決権の保有割合が50%以上であることを条件として、ソフトバンクがAHDを連結することに同意する
関連会社
連結子会社
脚注
注釈
- ^ 設立時の社名は、ハンゲームジャパン株式会社
- ^ NAVER Corporationのグループ会社
- ^ ポータルサイト「livedoor」の運営会社
- ^ Visaのグループ会社
- ^ フリークアウト(現:フリークアウト・ホールディングス)の連結子会社
- ^ タイにおいてLINE Pay事業を展開。
- ^ タイ大手のオフライン決済プラットフォーム「Rabbit」を提供。
- ^ スマホ向け動画配信プラットフォームの開発・運営を行う
- ^ パーソルキャリアとの合弁会社
- ^ 東京都渋谷区に所在する区立コンサートホール
- ^ 同日付でLINE証券設立準備会社より商号変更。
- ^ IBJのグループ会社
- ^ 吸収分割による事業承継と同時に、LINE分割準備株式会社(2019年12月13日設立)より商号変更。
出典