AONハノイランドマークタワー (エイオン・ハノイ・ランドマークタワー、英語 : AON Hanoi Landmark Tower )、旧称京南ハノイランドマークタワー (カンナム・ハノイ・ランドマークタワー、英語 : Keangnam Hanoi Landmark Tower )はベトナム の首都ハノイ市 のカウザイ区 ファムフン大通りに位置する超高層ビル 。ファムフン地区は新興住宅地・新興ビジネス地区で、このビルの周囲はKPMG 、スタンダードチャータード銀行 、プライスウォーターハウスクーパース 、LG電子 などグローバル企業の本部建設用地として確保されている。
ハノイランドマークタワー・コンプレックスは高さ350メートル・72階建てのオフィスタワー「ランドマーク72 」と、48階建ての高層住宅2棟よりなる。ランドマーク72は46,054平方メートルの敷地に建ち、延床面積は609,673平方メートルになり、ビル1棟での延床面積の大きさでは世界でも有数のものである。
ハノイランドマークタワー・コンプレックスには5つ星高級ホテル(インターコンチネンタルホテルズグループ が運営する「インターコンチネンタル・ハノイ・ランドマーク72」、62階から70階を占め、71階にホテル・クラブ・ラウンジを置く)、オフィス、商業施設などが入居し、2012年 5月18日 に開業した。ランドマーク72は完成時点で世界で35番目の高さの超高層ビルで、ベトナムおよびインドシナ半島 では最高層のビルであった。これ以前のベトナム最高の超高層ビルはホーチミン市 のビテクスコ・フィナンシャルタワー (68階建て、262メートル)であった。
このビルの開発・建設・運営にあたっていたのは、大韓民国 の建設会社・京南企業(キョンナム、Keangnam Enterprises, Ltd.)で、投資額は10億5000万ドルと見積もられている[ 1] 。2008年 に計画が始まり、2010年 11月の段階でビルは高さ300メートルに達し、ベトナム一高い建築物となった。2011年 1月24日 には350メートルでの上棟式が行われた。住宅2棟はその数か月前に高さ212メートルまでの上棟式を終えた。
京南企業は2013年 、2014年 と大きな営業赤字を記録し、2015年 には法定管理を申請して会社更生手続きに入った。翌2016年 には構造調整などを行う韓国の投資会社・AON BGN(エイオン・ホールディングス)に3.734億ドルで買収され[ 2] 、「AONハノイランドマークタワー 」となった。
建設時の画像
2010年10月
2010年10月30日
2011年2月1日
2012年5月17日
2021年10月
脚注
外部リンク