DCMカーマ(ディーシーエムカーマ)は、かつてDCMホールディングス傘下のDCM株式会社が、中部地方(東海・北陸・長野県)と神奈川県・滋賀県に展開していたホームセンターの店舗ブランド。
また、DCMカーマ株式会社(英: DCM KAHMA CO.,LTD.)は、2021年2月28日までこれを運営していた企業。
本項目では、派生店舗ブランド(「DCMカーマ21」「カーマアットホーム」「カーマプロ」など)についても述べる。
概要
名称の「Kahma」は、サンスクリットで「愛」「創造」を意味する[2]。
東京証券取引所の一部に上場していたが、2006年(平成18年)9月1日にダイキ、ホーマックと経営統合し、共同持株会社であるDCM Japanホールディングス(現在のDCMホールディングス)の傘下となった。
以前はカー用品店「イエローハット」のフランチャイズ店[3]や、ドラッグストア「カルナドラッグストア」[4][5]も営業していたものの、2002年3月期中に他社へ譲渡し撤退している[6]。
ホーマック・ダイキ・カーマの頭文字をとった工具・作業用品特化型店舗「ホダカ (HODAKA)」を展開した。2020年現在はホーマック運営店も多く存在する他、同年6月26日にダイキの運営する店舗も香川県高松市にオープンした[7]。
一部地域では、地方スーパーと提携のフランチャイジー店舗を展開していた。
他の大手ホームセンター(カインズ、コーナンなど)に比べると、プライベートブランドの比率は低く、ナショナルブランド中心の品揃えであった。
沿革
- 最終的に、大和郡山店はDCMカーマではなくDCMダイキが営業することとなった[16][17]。
- 2021年(令和3年)3月1日 - DCM分割準備株式会社に吸収合併され解散。同時に、同社はDCM株式会社に改称。
- 2022年(令和4年)
- 3月1日 - DCM株式会社の運営する店舗の名称を「DCM」に統一し、2年間かけて順次既存店舗の屋号変更を行うことを発表[18]。
- 9月1日 - 全店の屋号をDCMへ統一(「DCMカーマ21」「カーマプロ」「カーマアットホーム」はそれぞれ「DCM21」「DCMプロ」「DCMアットホーム」に変更)。なお、この時点では名称上のみの統一のみで、3月1日の発表の通り看板やサインなどに使用するロゴマークは約2年かけて変更された。
展開していた店舗
店舗の構成としては通常のホームセンター・2500坪以上の大型店(DCMカーマ21)・300坪程度の小型店(カーマアットホーム)・工具金物の専門店(ホダカ)・ホダカに建築資材等を加えたカーマプロ・自転車専門店のサイクルフィールドの6種であった。
2019年(平成31年)1月時点で、168店舗を展開していた[1]。内訳は、愛知県91店、岐阜県19店、三重県7店、静岡県13店、滋賀県4店、福井県4店、石川県7店、富山県16店、新潟県2店、長野県1店、神奈川県4店。
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大型店の例:DCMカーマ21名古屋城北店(
愛知県名古屋市北区, 2013年10月)
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商業施設に入居した店舗の例:DCMカーマ岡崎上和田店(愛知県
岡崎市, 2018年12月)
※2022年11月13日閉店
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小型店の例:カーマアットホーム内海店(愛知県
知多郡南知多町, 2020年11月)
関連会社
関連項目
脚注
注釈
- ^ 株式会社オスカーの住宅部門・リフォーム部門を分社化したのがオスカーホーム(現OSCARホールディングス)である[9]。
- ^ くろがねやは、のちの2006年のDCM Japanホールディングス(現・DCMホールディングス)設立の時点では傘下に入らなかったものの、のちの2016年12月1日に傘下に入っている。
出典
外部リンク
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