H. (エイチ)は、セガ分社時の株式会社ヒットメーカー のサウンドチームにおいて、セガ のゲームミュージック をアレンジ し演奏することを目的として2001年 に結成されたゲームミュージック関連のサウンドユニットである。公式には[H.] の表記がよく使われている。
概要
前身となるS.S.T.BAND が1993年 に解散して以来、セガとしては約8年ぶりに結成したサウンドチームによるユニットである。元S.S.T.のメンバーであったHiro および光吉猛修 も参加している。
ユニットとしての初ライブは2001年8月4日の東京ジョイポリス でのイベント「CRACKIN'DJ PART2スーパーライブ in 東京ジョイポリス」が最初であるがその時点ではまだH.(エイチ)というユニット名称は決まっていなかった。[1]
2001年9月20日のヒットメーカーホームページ内の「CRACKIN'DJ PART2 第16回更新」にてヒットメーカーサウンドチームユニットとしてH.(エイチ)の名称決定が発表(グループ名のH.の由来はHiroのH、HitmakerのH、当時Hitmakerの社長であった小口「久雄」 のH、光吉がエッチだから等いろいろ集まっているとのこと)[2] 、H.(エイチ)としての正式デビューライブは2001年9月22日の「第39回アミューズメントマシンショー(AMショー)」でのクラッキンDJ (CRACKIN'DJ PART2)ライブイベントがデビューとなる、ユニット立ち上げ時のメンバーはHiro師匠、カリスマン光吉、ふっく福山の3名であった。
かつては株式会社ヒットメーカーサウンドチームの「ヒットメーカーサウンドチームユニットH.」であったが、2004年に分社化していたヒットメーカーを含めた開発子会社各社の株式会社セガへの統合に伴い、「セガサウンドユニットH.」となった。
2011年より不定期ながらUstream にて「[H.]な夜 」という生放送番組の配信も行っている。
2012年初冬には前身のS.S.T.BANDのライバルとも言えるZUNTATA (タイトー )のメンバーが不定期的に配信しているUstream生放送番組「ZUNTATA NIGHT」と「[H.]な夜」の合同特番「ゲームミュージックナイト ~[H.] VS ZUNTATA~」に出演し、タイトーの楽曲をH.が演奏し、逆にセガの楽曲をZUNTATAが演奏すると言うコラボレーションが実現した。[3]
更に翌年2013年にはタイトーのiPhone 向けゲーム『グルーヴコースターゼロ 』およびセガ(後のセガ・インタラクティブ)のアーケードゲーム『maimai 』へZUNTATAメンバーCOSIO によるセガ(後のセガ・インタラクティブ)のアーケードゲーム『カルテット 』のアレンジ曲「Quartet Theme [Reborn]」が提供され、続いてH.よりタイトーのアーケードゲーム『ニンジャウォーリアーズ 』のアレンジ曲「DADDY MULK -Groove remix-」がアーケードゲーム 版『グルーヴコースター 』と『maimai』に提供するという形で、さらなる相互コラボレーションも実現した。
2015年4月のセガグループ再編に伴い、メンバーの所属会社がセガゲームスとセガから新設分割で設立された新会社であるセガ・インタラクティブに分かれることになり、メンバーの内、Hiroおよび光吉猛修はセガ・インタラクティブへ移籍することになった。
メンバー
川口博史 (Hiro師匠):バンドリーダー、キーボードを担当
光吉猛修 (カリスマン光吉) :ボーカル、ベースを担当
庄司英徳 (マルショウ) :ギターを担当
福山光晴(ふっく福山) :トランペット、キーボードを担当
甲斐孝博(カイ) :ギターを担当
工藤詠世 (えいちゃん) :ドラム担当、ゲストドラマーとして中学生の頃よりH.に参加、2017年にノイジークローク へ入社。
西村ケンサク :演奏メンバーではないが、H.メンバーとしてライブの前説等を担当
旧メンバー
小山健太郎 :セガ退社に伴い脱退。
ディスコグラフィ
No.
タイトル
発売日
レーベル
規格
規格品番
備考
1
SEGA Sound Unit [H.] 1st Album
2011年12月21日
WAVE MASTER
CD
WM-0669
[H.]結成10周年を記念して作成されたファーストアルバム
関連項目
脚注
^ 2003年6月30日の「ラジオDCストロング!炎の6週連続キャンペーン第三弾!ヒットメーカーPresents“H.”特集」内等での発言より。
^ 2009年3月の「GA-COREスペシャルインタビュー Hiro師匠&光吉猛修 第4回その後の活躍や[H.]のエピソード」内等での発言より。
^ 番組前後のZUNTATA公式ツイッターの発言より[1] [2]
外部リンク