『どうぞ安らかに』(どうぞやすらかに)は、日本テレビにより制作され、同局のドラマ枠で放送されたサスペンスドラマシリーズである。全4回。主演は伊東四朗。
「火曜サスペンス劇場」において、2001年から2003年までに3作品が放送された。
第4作も火曜サスペンス劇場枠で放送するために2005年に制作されたが、諸般の事情でお蔵入りした。その後火曜サスペンス劇場は新2時間ドラマ枠「DRAMA COMPLEX」に切り替わったため、同枠で2005年12月20日、「たそがれ葬儀屋探偵の災難」と改題の上で放映された[1]。
概要
お年寄りの原宿・巣鴨を舞台に、伊東四朗演じる主人公が殺人事件の謎を解いていく、下町ムード溢れる人情サスペンス。
殺人事件が発生し、被害者の葬儀を龍三が代表[2]を務める葬儀屋が執り行う。
第2作では被害者の火葬後に見つかった「あるもの」が犯人特定の手掛かりとなる。
各作品同士の繋がりはないパラレルワールド的な作品となっている[3]。作品ごとに主人公や主要キャストの苗字が変わっているほか、社名も「荒木葬儀社」→「みかさ典礼」→「東花(とうはな)葬儀社」になっている。
キャスト
主要人物
- 荒木龍三(第1作) / 瀬田龍三(第2作以降)
- 演 - 伊東四朗
- 東京の巣鴨にある葬儀社代表。アパート経営も行っている。遊び仲間たちと内緒でスナックへ出かけるため、峰子にバレる度に説教を喰らっている。
- 第3作以降は経営から引退して保護司のボランティアをし、元映写技師という設定が追加されている。
- 荒木峰子(第1作) / 瀬田峰子(第2作) / 河合峰子(第3作以降)
- 演 - 榊原郁恵
- 龍三の娘。
- 第2作では小学校時代の親友だったシングルマザーが殺人事件の被害者となって大きなショックを受ける。同作のラストで、守との間に第1子を妊娠。
- 第3作以降は龍三の葬儀屋を引き継いだという設定。
- 荒木守(第1作) / 瀬田守(第2作) / 河合守(第3作以降)
- 演 - 中本賢
- 峰子の夫。
- 第2作までは婿養子の設定。
- 夫婦仲はいいが、義父と妻の板挟みになりがち。
龍三の近所の人々
- 直井繁太郎
- 演 - 織本順吉(1・2)
- 元国鉄マン。すでに子どもは独立している。
- 野々村栄吉
- 演 - 斎藤晴彦(1・2)
- 元中華料理屋。妻と3年前に死別。
- 三輪拓造
- 演- 高橋元太郎(1・2)
- 元工務店経営。妻の介護をしている。
- 徳田
- 演 - 松金よね子(3・4)
- 世話焼き。龍三からは煙たがられている。
- 篠原学
- 演 - 犬塚弘(3・4)
- 龍三と同じく保護司を務める。前職は刑事。通称は「シノさん」。
- 滝沢卓次
- 演 - 石倉三郎(3・4)
- 龍三が経営するアパートの住人。工事現場の監督。
ゲスト
- 第1作(2001年)
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- 第2作「遺骨の灰に残る不燃物は教育ママ殺害の証拠品?母の夢が重荷の家出少年の心の闇」(2002年)
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- 第3作「殺された老婦人の遺産 相続人は仮出所の家政婦」(2003年)
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- 相原信子(真二の妻) - 木村理恵
- 相原真二(正子の甥・失業中) - 松澤一之
- 野村(弁護士) - 朝倉伸二
- 井原(巣鴨中央署刑事) - 柏進
- 山川静香(龍三が最初に担当した受刑者) - あじゃ
- 田口(加藤製作所 工員) - 飯島大介
- 北島昭夫(清美に刺殺された男) - 有薗芳記
- 加藤勤(清美の養父・加藤製作所の経営者) - 不破万作
- 堂本(巣鴨中央署刑事) - 出光元
- 笑美(スナック「笑美」のママ) - 神保美喜
- 山崎正子(殺人被害者) - 馬渕晴子
- 加藤清美(龍三が担当する仮出所者) - 石野真子
- ノンクレジット
- 北島浩一郎(建設会社社長・昭夫の父) - 高松英郎
- 第4作「たそがれ葬儀屋探偵の災難」(2005年)
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- ノンクレジット
スタッフ
放送日程
話数 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
監督
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1
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2001年06月05日
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水谷龍二
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下村優
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2
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2002年09月10日
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彼女を殺したのは誰!? 遺骨の灰に残る不燃物は教育ママ殺害の証拠品? 母の夢が重荷の家出少年の心の闇
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水谷龍二 下村優
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3
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2003年08月12日
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つぐないとは家族とは何か? 殺された老婦人の遺産相続人は仮出所の家政婦 古い8ミリ映画に刻まれた出生の秘密
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水谷龍二
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吉本潤
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4
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2005年12月20日
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父と娘の儚い夢は懐かしのスクリーンの想い出 泥棒稼業はやめられない? 下町父さんが見た出所男の苦難の人生
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梶間俊一
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脚注
- ^ BS日テレでの再放送でのEPGでは「サスペンス名作選『たそがれ葬儀屋探偵の災難』(どうぞ安らかに4)」と明記されている。
- ^ 第3作以降は葬儀社の代表を退き、峰子が代表を務めている。
- ^ 第2作のラストで峰子が妊娠したはずが、第3作以降は何事もなかったかのようにストーリーが展開している。
- ^ 公式サイトの表記では、スナック名は「栗の木」と表示されている。
- ^ 公式サイトの表記では、「稲田えつ子」と表示されている。
- ^ 第2作にもゲスト出演。
外部リンク