兵庫県立津名高等学校(ひょうごけんりつ つなこうとうがっこう)は、兵庫県淡路市志筑にある県立高等学校。略称は「津名高」(つなこう)。
概要
- 「自主」「誠実」「勤勉」
- 互いを思いやり、尊重し、命や人権を大切にする人間尊重の精神を基盤に、自主性・創造性・協調性を培い、個性豊かな心身ともに、逞しい生徒を育成する。
- 地中海風のモダンなデザインの校舎は淡路島百景に選ばれている。五角形(ペンタゴン)をしており中庭は野外ステージとなっている。屋上にそびえるカリヨンは同校のシンボルである。
- 現在の校舎は2005年に新築移転されたもので、旧校舎の一部は関西看護医療大学のキャンパスとして利用されている。
- 第1学区に所属する。
- 津名高体操という伝統ある独自の体操がある。
- 小川元延が1982年より2700時間かけ作成したパイプオルガンがあり、完成時は全国に報道された。
- 2017年度よりNIE実践校に指定されている。
設置学科
- 全日制
- 普通科 - 2年次に、α類型、β類型(文系)、β類型(理系)の3コースに分かれる
- 普通科総合科学コース - 定員のすべてを推薦入試で募集
沿革
- 1920年(大正9年)1月1日 - 志筑町立志筑技芸女学校創立。
旧制志筑高等女学校
津名高等学校
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革により兵庫県立津名高等学校に校名変更。男女共学制実施。
- 1949年(昭和24年)3月31日 - 廃校になった兵庫県立一宮農業高等学校の在校生の一部を編入
- 1950年(昭和25年)3月30日 - 昭和天皇が行幸(昭和天皇の戦後巡幸)[1]。
- 1952年(昭和27年)10月12日 - 校旗を制定。
- 1953年(昭和28年)2月25日 - 校歌を制定。
- 1973年(昭和48年)3月31日 - 番城が丘(現在地)に第二運動場竣工。
- 1986年(昭和61年)4月1日 - 理数コース開設、校木、校花を制定する。
- 1990年(平成2年)
- 4月1日 - 家政科の募集を停止する。
- 創立70周年記念として同窓会・育友会より「鼓動の塔(カリヨン)」が寄贈され、同校のシンボルとなる。
- 1997年(平成9年)4月1日 - 2学期制を実施。
- 2002年(平成14年)4月1日 - 2学期制を廃止。
- 2003年(平成15年)4月1日 - 理数コースを総合科学コースに改編する。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 現在地(第二運動場併設地)に校舎を新築・移転する。旧校舎跡地は関西看護医療大学のキャンパスとなっている。
- 2007年(平成19年)3月14日 - 同窓会館(エンジ会館)竣工。
- 2013年(平成25年)3月26日 - 生徒会主導の署名活動により、2009年の落雷により故障していたカリヨンが復旧する。
- 2017年(平成29年)4月1日 - NIE実践校に指定される。
基礎データ
アクセス
象徴
- 校章
- 小倉百人一首の「淡路島かよう千鳥のなく声に幾夜ねざめぬ須磨の関守」にちなみ淡路島を象徴する千鳥[要曖昧さ回避]と波を象ったものである。
- 校歌
- 作詞:竹中郁、作曲:大澤壽人
- 応援歌
- 作詞:高谷賀子、作曲:横山国男
- 校木・校花
- シイ・バラ
- スクールカラー
- エンジ(運動部各部の部旗の色はエンジに統一されている。野球部バックネットには『燃えよエンジの青春』というスローガンが掲げられている。同窓会館の通称はエンジ会館である。エンジの青春というスローガンは、1988年に毎日新聞で長期連載された『津名高校物語』の執筆に由来すると言われている。)
学校行事
- 観藤会
- 「かんとうえ」と読む。茶道部が地域住民等を招待してフジの花を観賞しながらお茶を楽しむ会で、1964年から続く伝統行事である。
- 修学旅行
- 数年前まではシンガポール・マレーシアと公立高校としては珍しく海外修学旅行を行っていたが、現在は北海道でのスキー体験が主である。
- ふるさと強歩大会
- 同校(淡路市志筑) - 市立石屋小(同市岩屋)間の山間(津名丘陵)の道約40キロメートルを歩く同校の名物行事(スタート地点とゴール地点は毎年入れ替え)。近年[いつ?]は行き先を多賀の浜(同市郡家)に変更し、距離は約9キロメートルと大幅に短縮された。
部活動
ギターマンドリン部は全国大会最優秀賞を獲得した実績があり、43年連続全国大会出場を続けている。(2022年現在)
著名な出身者
スポーツ選手
学者
その他
周辺
脚注
関連項目
外部リンク