善照寺(ぜんしょうじ)は、千葉県市川市にある浄土宗の寺院。
歴史
1625年(寛永2年)、青山正貞の開基である。正貞の祖父の浄故入道と父の青山家貞は後北条氏に仕えてきたが、小田原合戦で敗北、落武者となった。そして里見氏を頼ろうと海路安房国に向かったが、運悪く下総国葛飾郡湊村(現・千葉県市川市湊)に流れ着いた。浄故入道はまもなく病に倒れ、当地で亡くなった。そして家貞はそのまま当地に定着し、地元の女性と結婚し4人の子をもうけた。その後、家貞は亡くなり法伝寺に葬られたが、当時の法伝寺は無住(住職不在)だったことから、新たに寺を創建することになった[1][2][3]。
当寺の墓地には、地誌『葛飾記』を著したという青山某の墓がある[1]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b 宮崎長蔵、綿貫喜郎 著『行徳物語』市川新聞社、1977年、197p
- ^ 善照寺浄土宗千葉教区
- ^ 縁起善照寺
参考文献
- 宮崎長蔵、綿貫喜郎 著『行徳物語』市川新聞社、1977年
外部リンク