岩木川(いわきがわ)は、青森県中西部を流れる一級河川。岩木川水系の本流である。中流域はリンゴの特産地として知られる。古くは「弘前川」や「大川」と呼ばれていたが後に岩木川に統一された。
川の名前は岩木山に由来する。「イワキ」は、神が鎮座する「イワクラ」と同じく霊山信仰に基づく言葉だとされている[1]。
地理
青森県中津軽郡西目屋村の白神山地雁森岳(標高987m)に源を発し、岩木山南麓を北東に流れる。弘前市から概ね北に向きを変え、津軽平野を潤す。津軽半島西部を流れ、河口近くに十三湖を形成したのち五所川原市十三で日本海に注ぐ。
流域の自治体
- 青森県
- 中津軽郡西目屋村、弘前市、南津軽郡藤崎町、北津軽郡板柳町、鶴田町、つがる市、五所川原市、北津軽郡中泊町、五所川原市(旧市浦村地区)
支流
詳細は岩木川の支流の一覧を参照。
ここでは一級河川に指定される支流を取り上げる(下流より)。括弧内は流域の自治体
並行する交通
鉄道
かつては国鉄黒石線が浅瀬石川下流部で並行していた。1984年に弘南鉄道に転換されたものの1998年に廃止された。
道路
- 国道339号
- 青森県道43号五所川原車力線:つがる市鷺坂付近から同市下車力付近まで、土手上を並行している。川と並行する区間には、ガードレールが殆ど設置されておらず、転落事故への注意が必要である。
- 五所川原市道唐笠柳・錦町線:つがる総合病院開院に伴い、整備された岩木川沿いを通る市道。
主な橋梁
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
- ^ 水害と治水事業の沿革