新豊郷(シンフォン/しんぽう-きょう)は、台湾新竹県の郷。
新豊郷は新竹県の最北端に位置し、東は湖口郷、西は台湾海峡、南は鳳鼻尾山岡陵と竹北市に、北は大深坑溪と桃園県新屋郷と接している。
新豊の旧称は紅毛港であり、『新竹県志』に記載されている。伝承では明代の1646年、オランダ船が難破し上陸した場所であるため「紅毛港」と命名したとされている。1725年、広東省陸豊県の徐立鵬は竹塹埔の西北約20里に位置する紅毛港新庄子の開拓を開始し、それより多くの客家人が竹塹に入植するようになった。また福建系住民は金門を経由してこの地に入植した鄭氏の家族がその始まりである。