清水 一幸(しみず かずゆき)は、テレビドラマプロデューサー・映画プロデューサー。
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。
来歴
1973年生まれ。埼玉県立浦和西高等学校を経て、上智大学理工学部化学科を卒業。1996年4月、朝日放送(ABC)[1]に入社し、2005年、フジテレビに中途採用で移籍し、編成制作局ドラマ制作センターに所属。[2]
プロデューサーとして活躍後、2013年1月、編成制作局編成部に異動。
2014年、再び編成制作局ドラマ制作センターに異動[3]。
2016年6月、主にFODを運営する総合事業局コンテンツ事業センターコンテンツデザイン部に異動となり、コンテンツ事業室に改組されるまで企画担当部長として在籍。FODオリジナルドラマやdTV・Netflixとの共同制作作品を多数プロデュースする。
2021年3月、フジテレビを退職し、翌4月に古巣の朝日放送グループホールディングスに復帰。新設のコンテンツ開発局長を委嘱された。[4]
人物
プロデュースした『最高の離婚』で2013年日本民間放送連盟賞[5]番組部門 テレビドラマ番組 最優秀賞、ギャラクシー賞第50回 テレビ部門 選奨[6]、第76回ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞・作品賞などを受賞している。
また翌年放送の『最高の離婚Special 2014』は東京ドラマアウォード2014で作品賞〈単発ドラマ部門〉優秀賞を受賞。
『のだめカンタービレ』『CHANGE』『最高の離婚』[7][8]『問題のあるレストラン』[9]が代表作。
FODでは、オリジナルドラマ『パパ活』や『花にけだもの』、『彼氏をローンで買いました』、『ポルノグラファー』などのヒット作を企画・プロデュースしている。
2020年、29年ぶりにリメイクされた『東京ラブストーリー』を企画・プロデュース[10]。「1991年版のドラマは高校生の頃に見ていて、この世界に憧れたきっかけでした。運よく、こうしてフジテレビに入社できましたので、いつの日にかもう一度、映像化してみたいと思っていました。」[11]。自身が憧れた作品をリメイクし[12]、大ヒットに導く[13]。
2023年4月、朝日放送テレビの制作によりテレビ朝日系で日曜22時台にドラマ枠が新設され、以降『ミス・ターゲット』を除く同枠の全ての作品をプロデュースしている[14][15]。
担当した作品
テレビドラマ
フジテレビ
朝日放送テレビ
映画
配信ドラマ
BeeTV
dTV×FOD
FOD×Netflix
FOD×Amazon Prime Video
出典
- ^ 会社法人としては現在の朝日放送グループホールディングス。放送局としては現在の朝日放送テレビ・朝日放送ラジオ。
- ^ 一般社団法人 日本映画テレビプロデューサー協会報、2013年3月31日
- ^ “フジテレビ、社員3分の2を異動 約千人、視聴率低迷で”. 共同通信. (2014年7月11日). https://web.archive.org/web/20140714013056/http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014071101001736.html 2014年9月2日閲覧。
- ^ 「のだめ」「最高の離婚」を手がけた清水プロデューサーが仕掛けるドラマ「推し武道」が間もなく放送開始!元乃木坂46・松村沙友理さんがはまり役との声も
- ^ 日本民間放送連盟賞/2013年(平成25年)入選作品・事績、日本民間放送連盟、2013年9月20日閲覧。
- ^ 第50回ギャラクシー賞受賞作品、放送批評懇談会、2013年6月3日閲覧。
- ^ 瑛太・尾野・真木・綾野が豪華共演!現代の結婚事情に迫るラブコメディー(シネマトゥデイ)2012年11月29日
- ^ 「最高の離婚」瑛太・尾野・真木・綾野が踊るエンディング映像全バージョンを公開!(シネマトゥデイ)2013年2月13日
- ^ きゃりー、ドラマ撮影に「歌の時よりも緊張」 『問題のあるレストラン』最終回に急きょ出演2015年3月11日
- ^ 29年ぶり復活『東京ラブストーリー』 なぜ配信で?
- ^ 1991年版は意識? 「東京ラブストーリー」Pに聞く、制作決めた理由と作品の魅力
- ^ <東京ラブストーリー>29年ぶりの再ドラマ化で「開けにいったパンドラの箱」 親子2世代で楽しむ“狙い”も
- ^ 『東京ラブストーリー』リメイク版が「最高すぎる」「観始めたら止まらない」と話題沸騰
- ^ “ABCテレビによる新ドラマ枠が日曜22時に登場 第1弾は岡田惠和脚本の清野菜名主演作”. Real Sound|リアルサウンド 映画部. blueprint (2023年1月20日). 2023年1月20日閲覧。
- ^ “清野菜名の母親役で和久井映見がドラマ「日曜の夜ぐらいは...」出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年3月19日). 2023年3月19日閲覧。
外部リンク