『駆け込みビル7号室』(かけこみビルななごうしつ)は、1979年にフジテレビ系列の「ゴールデンドラマシリーズ」で放映されたテレビドラマ。
放映データ
内容
東京・新橋にある雑居ビルの7号室に居を構える「三枝法律事務所」のボスである弁護士の三枝(三船敏郎)と新米の若手弁護士である友田(勝野洋)を中心に、西(坂上二郎)ら法律事務所の面々が事件を調査し、真実を追い求める1話完結型の「事件解決もの」のストーリー。
登場人物
- 友田昇:勝野洋 - 新米弁護士。事件の弁護を重ねるにつれ一人前に成長していく。
- 三枝剛介:三船敏郎 - 弱きものを救い、人間味あふれる弁護で友田に多大な影響を与えるボス。
- 西市太郎:坂上二郎 - 事務所のムードメーカー、三枝・友田をサポートする。変装が得意。
- ミユキ:谷川みゆき - 喫茶店の看板娘。法律事務所に出前を持ってくる顔なじみ。
- 有川雄司 - 第6話までの出演
- レイラ:麻世れいら - 三枝法律事務所のあねご的存在。第8話までの出演[注 1]。
- 中山一也 - 軽いノリだが事件には真面目に取り組む弁護士のタマゴ。第7話からの出演
- ユミコ:新谷由美子 - レイラが事務所を去ったので新たに事務所にやってきた弁護士のタマゴ。第9話からの出演
放映リスト
主題歌
ネット局
特筆の無い限り全て同時ネット。
スタッフ
その他
制作は三船プロダクションが担当。三船敏郎、坂上二郎といったスターを起用し、全26話予定でスタートした[2]が、第1話こそ11.8%を記録[2]したものの第3話で4.4%にダウン[2]、11月中も6~7%台に低迷したことで[2]、フジテレビが外注の制作会社との間で開始した「目標視聴率制度」が適用され、目標視聴率に達しなかったということで、当初予定の半分である第11話までで打ち切りとなった。近年ではファミリー劇場にて2006年と2007年に再放映されている。
後番組には急遽、森田健作主演『嵐の中のあいつ』(全3話)、勝野洋主演『怒りの季節』など、源氏鶏太原作の短期ドラマシリーズが放映された。
ちなみに、フジテレビ系土曜日夜10時枠に於いて三船プロダクション制作のテレビドラマを放送するのは、1974年1月から3月に掛けて放送された『浮世絵 女ねずみ小僧(第3シリーズ)』[3][4]以来、5年9ヶ月ぶりとなる。
前後番組
脚注
注釈
- ^ 法律の勉強のため突如アメリカへ行ってしまった設定。
出典
- ^ a b c 『北國新聞』1979年12月15日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b c d 週刊TVガイド 1979年12月7日号 p.25「REPORT・三船トリプルで難!「駆け込み―」打ち切り!?」
- ^ 毎週土曜日22:30 - 23:25。
- ^ 第1シリーズ・第2シリーズの制作はC.A.Lで、第3シリーズでは企画・制作協力として参加していた。