六土 開正(ろくど はるよし、1955年10月1日 - )は、日本のベーシスト、キーボーディスト、ピアニスト、作曲家。血液型はA型。
北海道稚内市出身。1977年からロックバンド「安全地帯」で、ベース、キーボード、ピアノを担当する。
来歴
幼少・青少年期
- 1971年から~1972年、北海道旭川市で年上連中とバンド活動を行なう。ベース担当で、同年代でも演奏技術は優れていた。市内にある『マチイ楽器店』と『クニハラ楽器店』に出入りの際、中学同級生バンドの矢萩渉、田中裕二と知り合う。田中が事故の骨折による入院の際は、見舞う間柄だった。
- 1973年、バンドが解散し、新たに結成した『六土開正バンド』に矢萩と田中が参加。オールマン・ブラザーズ・バンドなどのサザン・ロックを主体にコピー演奏活動をしていた。
- 1974年~1976年、音楽コンテストに出場する中で、玉置浩二率いる『安全地帯』と親交を深める。
- 1977年、安全地帯と合併する。洋楽コピーバンドの『六土開正バンド』の演奏技量とオリジナル楽曲バンドの『安全地帯』の楽曲制作能力に相互に惹かれ合った結果で、安全地帯の原型が完成する。
- 1978年、安全地帯のメンバー、宮下隆宏の脱退により、キーボードからベース担当となる。
- 1981年、安全地帯は井上陽水のコンサートツアーのバックバンドに抜擢され、上京する[1]。
バンド『安全地帯』デビュー
作曲家、サポート・ベーシスト活動期
バンド『安全地帯』再始動
- 2001年、安全地帯の新譜録音に向けてメンバーが集結する。
- 2002年、安全地帯24th.シングル「出逢い」発売で、9年ぶりに活動再開。
- 2003年、安全地帯10th.アルバム『安全地帯X〜雨のち晴れ〜』を発表し、コンサートツアーを開催する。
- 2004年、安全地帯の活動休止。ギタリストの武沢豊の事故後の経過観察も影響した。以降は、メンバー個々の活動に入り、六土は音楽活動を離れ、サラリーマン生活を送ることになった。
- 2009年、急性膵炎で2年間療養していた玉置が音楽活動再開を決意するにあたり、安全地帯のメンバーを招集。新譜制作・録音に向けて、合宿生活を始める。音楽活動の長期間ブランクから演奏に不安を感じていたが、いざ楽器を手にすると自然と体が思いだしたと述べている。
- 2010年、安全地帯27th.シングル『蒼いバラ』発売。レコード会社をソニー・ミュージックからユニバーサルミュージックへ復帰。完全復活を宣言し、往年の楽曲にも意欲的に取り組んでいる。また、1960年代から1970年代にかけての洋楽に造詣が深いため、6月30日にユニバーサルミュージックから発売される『ニッポン洋楽ヒッツ!ORICON洋楽ヒット・チャート・コンピレーション1968-1979/V.A.』[7]では楽曲の解説を担当している。
- 2013年、安全地帯14th.アルバム『安全地帯XIV - The Saltmoderate Show -』[8]にて『ただいま…おかえり』の作曲を担当した。
- 2015年と2016年、玉置のソロツアー「玉置浩二 〜故郷楽団 Concert Tour 2015〜」[9]「玉置浩二コンサートツアー2016~AMOUR~」[10]にサポートメンバーとして帯同。
- 2017年4月29日、安全地帯のメンバーである矢萩渉と武沢豊よるギターユニット「ワタユタケ」が羽田空港ティアットスカイホールにて開催したスペシャルライブ「CLUB CITTA' PRESENTS ワタユタケ TWIN GUITAR ~春の宴~ -スペシャル 2SHOWS-」[11]と並行して行われた安全地帯メンバーによるトークショーに参加。5月31日には安全地帯のデビュー35周年を記念した初のオールタイム・ベストアルバム『ALL TIME BEST』[12]が発売されたと同時に、グループとしては4年振りとなるツアー(日本武道館2daysならびに香港公演)の開催が発表された。
主な音楽活動
安全地帯
- 『安全地帯 Ⅱ』、CD (製品番号3133-12)、キティ、1984年。玉置浩二 (歌・曲); 矢萩渉 (guitar) ; 六土開正 (bass, keyboard) ; 田中裕二 (drums) ; 武沢豊 (guitar) / 井上陽水 (詞), 松井五郎 (詞)。
- 『エンドレス ; 安全地帯ライブ : 1』、CD (製品番号H6OK20007)、キティ、1985年。玉置浩二 (歌・曲) ; 矢萩渉 (guitar) ; 六土開正 (bass, keyboard) ; 田中裕二 (drums) ; 武沢豊 (guitar) / 松尾由紀夫 (詞), 松井五郎 (詞), 小椋佳 (詞), ヘンリック, リンダ (詞)。
- 『エンドレス ; 安全地帯ライブ : 2』、CD (製品番号H6OK20008) 、キティ、1985年。玉置浩二 (歌・曲) ; 矢萩渉 (guitar) ; 六土開正 (bass, keyboard) ; 田中裕二 (drums) ; 武沢豊 (guitar) / サトウハチロー (詞) , 井上陽水 (詞) , 松井五郎 (詞), 中田喜直 (曲)。
- 『プルシアンブルーの肖像 ; オリジナル・サウンドトラック ; 安全地帯』、CD (製品番号H33K20040)、キティ、1986年。安全地帯 (歌, 演奏), 森の木児童合唱団 (歌)/ 松井五郎 (詞), 玉置浩二 (曲), 矢萩渉 (曲), 星勝 (曲), 六土開正 (曲)。
- 『安全地帯 Ⅵ ; 月に濡れたふたり ; 安全地帯』、CD (製品番号H32K20090)、キティ、1988年。玉置浩二 (vocal・曲) ; 矢萩渉 (guitar) ; 六土開正 (bass) ; 田中裕二 (drums) ; 武沢豊 (guitar) / 松井五郎 (詞)。
- 『微笑みに乾杯 ; 安全地帯』、CD 8枚 (製品番号H10K-30015)、キティ、1988年。安全地帯 (歌) : 玉置浩二 ; 六土開正 ; 矢萩渉 ; 武沢豊 ; 田中裕二 / 松井五郎 (詞), 玉置浩二 (曲)。
楽曲提供
サポート・ミュージシャンとして参加したアーティスト
- 井上陽水 1981年~1983年、安全地帯としてバックバンドを担当[1]。
脚注
注釈
- ^ 「萌黄色のスナップ」収録アルバムはCD『安全地帯 コンプリート・ベスト』[2]、DVD『Live selection 1984-1988』[3]、CD『安全地帯メモリアル・コレクション・ファイル』[4]。
出典
外部リンク
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玉置浩二 - 矢萩渉 - 武沢豊 - 六土開正 - 田中裕二 |
シングル |
フィジカル・シングル |
1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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