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この記事は、NHKのドラマおよびその派生作品について記述しています。2016年に公開されたアニメ映画「君の名は。」あるいは同作品のサウンドトラック「君の名は。 (アルバム)」とは異なります。 |
『君の名は』(きみのなは)は、1952年から1954年に日本のNHKラジオで放送されたラジオドラマ。小説化、映画化、テレビドラマ化、舞台化もされた。
概要
脚本家・菊田一夫の代表作。1952年にラジオドラマで放送され、多大な人気を獲得した。ただし、最初の半年間は菊田が「人々の戦争体験を主題に」シリアスタッチで描いていたため、あまり人気はなかった[1]。当初は、東京・佐渡・志摩半島に住む家族を並行する社会派ラジオドラマを目指していた。真知子と春樹との恋愛にドラマが集中し始め、初めて人気番組となった[1]。「番組が始まる時間になると、銭湯の女湯から人が消える」といわれるほどであったという[2]。このエピソードは松竹の宣伝による虚構だという説もあるが、『宣伝・ここに妙手あり』(田中純一郎、1958年)では、映画版の監督を手がけた大庭秀雄夫人の松竹の女優、森川まさみの発言がもとだとしており、『松竹の内幕』(横溝竜彦、1957年)では松竹の重役が考えたとしているなど、記述によって説がバラバラであり、これ自体が根も葉もない噂である可能性は否定できない。
ラジオドラマの人気を受けて1952年から菊田による小説版が新聞連載ののち宝文館から出版され[3]、菊田にとって初の出版におけるベストセラーとなった[4]。1953年には松竹で映画化されると大ヒットを記録し、氏家真知子のストールの巻き方が「真知子巻き」と呼ばれて女性の間で流行した。
映画『君の名は』(1953年)から数寄屋橋のシーン。向かって右が岸恵子、左が佐田啓二。
これは、主演の岸惠子が北海道でロケの合間に現地の寒さをしのごうと、神奈川県横浜市中区の馬車道界隈の店で購入して持参していた私物のストールを肩から一周させ、耳や頭をくるんでいたことによるとされる。この姿はカメラが回っている時にも使われることになり、「真知子巻き」が誕生した。第一部の冒頭、佐渡に渡る船上でも真知子は「真知子巻き」に類したストールの巻き方をしている。
真知子と春樹が再会しそうになる(半年ごとの数寄屋橋での待ち合わせなど)が、不都合が起きてなかなか会うことができない。この「会えそうで会えない」という事態が何度も繰り返された。これは後の恋愛ドラマでもよく見られる描写(演出)であり、本作はこのパターンの典型にして古典となっている。
2020年の連続テレビ小説『エール』でも劇中劇として使われた。劇中では真知子役は恒松あゆみ、春樹役は三木眞一郎、アナウンサー(語り部)役は尾田木美衣が務めた。
あらすじ
第二次大戦、東京大空襲[注釈 1]の夜。焼夷弾が降り注ぐ中、たまたま一緒になった見知らぬ男女、氏家真知子と後宮春樹は助け合って戦火の中を逃げ惑ううちに、命からがら銀座の数寄屋橋までたどり着く。一夜が明けて、二人はここでようやくお互いの無事を確認する。
お互いに生きていたら、半年後の11月24日、この橋で会おうと約束し、お互いの名も知らぬまま別れた。やがて、二人は戦後の渦に巻き込まれ、お互いに数寄屋橋で相手を待つも再会が叶わず、1年半後の3度目にやっと会えた時は真知子は、既に明日嫁に行くという身であった。しかし、夫との生活に悩む真知子、そんな彼女を気にかける春樹、二人をめぐるさまざまな人々の間で、運命はさらなる展開を迎えていく。
NHKラジオ連続放送劇
放送期間は、1952年(昭和27年)4月10日から1954年(昭和29年)4月8日。毎週木曜20時30分から21時までの30分放送。全98回。
番組の冒頭で「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」という加藤幸子[要曖昧さ回避]の、1953年(昭和28年)1月からは鎌田彌恵の「忘れ得ぬ人とは遠き人を云うなり。人は常に忘れ得ぬ人を忘れよと云う」というナレーションが流れた。また、当時のラジオドラマは生放送だったため、劇中のBGMは音楽担当の古関裕而がスタジオにハモンドオルガンを持ち込み毎回即興で演奏していた。さらに、当初は4クールの予定だったが2年間のロングランとなった。
1953年12月、1954年1月に行った冬季の聴取率調査では、『君の名は』は関東地区で59パーセントと、全番組の中でベスト2位の結果になっている[5]。なお、出演者である臼井正明と七尾伶子はこの作品をきっかけに結婚した。仲人は菊田一夫である[6]。
キャスト
スタッフ
主題歌
| 本作の詞・曲は著作権の保護期間中のため、 日本国著作権法第32条および 米国著作権法第107条により フェアユースと認められる形式の引用を除き、ウィキペディアへの掲載は著作権侵害となります。また、演奏などの著作隣接権についても注意ください。 歌詞全文は Template:歌ネットや Template:Genius songを使用した外部リンクにより合法的な参照が可能です。 |
映画とレコードは織井茂子によって吹き込まれている。
ラジオ復刻版
NHK放送開始80周年記念特別番組『もっと身近に もっと世界へ NHK80』(2005年3月19日から22日)の一環として、「復刻ラジオドラマ」としてNHKラジオ第1放送で放送された。放送日時は19日から21日の連日21時5分ごろから21時55分。NHKのライブラリーに保管されている音源や台本を参考にしている。
出演は田中美里(真知子)、萩原聖人(春樹)、内山森彦(修造)、松熊明子(悠起枝)、村治学(勝則)、山本深紅(綾)、金内喜久夫(勘次)、岩本多代(信枝)、吉野佳子(徳枝)、吉野悠我(水沢謙吾)、佐藤麻衣子(美子)、谷川俊(副島)、岡本敏明(野島医師)、勝由美子(ユミ)、村上想太(俊樹)、永島広美(あさ)、劇団ギルド。ナレーションは、映画版で主人公の氏家真知子を演じた岸恵子が担当した。
演出:伊藤豐英
デスク:真銅健嗣
制作統括:金澤宏次
技術:加村武、西田俊和
音響効果:久保光男、大和定次、米本満、高石真美子
NHK総合では、「君の名は&冬のソナタ 今夜純愛をあなたに…」の特集を組み、その中でラジオドラマの収録風景を放送している。放送日は3月20日。司会は小野文惠(NHKアナウンサー)。
映画
全3部。大ヒットし、通し上映では6時間を超えることから総集編も製作された。3部作の総観客動員数は約3,000万人(1作平均1,000万人)である。
君の名は(第一部)
1953年9月15日公開。2億5047万円の配給収入をあげ、1953年度の配給収入ランキング第2位(1位は同名第二部)。
冒頭のタイトル表記には「第一部」の字はなく、最後に「君の名は 㐧一篇 終」と表示される。
特殊撮影を担当した円谷英二は、公職追放解除を受け前年に東宝へ復帰しており、書籍『円谷英二特撮世界』では本作品は東宝復帰前に受注したものと推測している[8]。
キャスト(第一部)
スタッフ(第一部)
協賛(第一部)
君の名は(第二部)
君の名は 第二部 |
---|
監督 |
大庭秀雄 |
---|
脚本 |
柳井隆雄 |
---|
原作 |
菊田一夫 |
---|
音楽 |
古関裕而 |
---|
主題歌 |
「花のいのちは」 「黒百合の歌」 |
---|
撮影 |
斎藤毅 |
---|
編集 |
杉原よ志 |
---|
製作会社 |
松竹 |
---|
配給 |
松竹 |
---|
公開 |
1953年12月1日 |
---|
上映時間 |
120分 |
---|
製作国 |
日本 |
---|
言語 |
日本語 |
---|
配給収入 |
3億0002万円[9] |
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前作 |
君の名は 第一部 |
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次作 |
君の名は 第三部 |
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テンプレートを表示 |
1953年12月1日公開。3億2万円の配給収入をあげ、1953年度の配給収入ランキング第1位。
キャスト(第二部)
スタッフ(第二部)
- 原作:菊田一夫
- 監督:大庭秀雄
- 脚本:柳井隆雄
- 音楽:古関裕而
- 主題歌:「花のいのちは」「黒百合の歌」
- 製作:山口松三郎
- 撮影:斎藤毅
- 美術:濱田辰雄
- 録音:大村三郎[要曖昧さ回避]
- 照明:磯野春雄
- 装置:関根正平
- 装飾:山崎鉄治
- 衣装:五島サエ子
- 現像:神田亀太郎
- 編集:杉原与志
- 監督助手:尾崎甫
- 撮影助手:柳澤春雄
- 録音助手:栗田周十郎
- 証明助手:市村政二郎
- 録音技術:堀川修造
- 進行:新井勝次
協賛(第二部)
君の名は(第三部)
君の名は 第三部 |
---|
![]() |
監督 |
大庭秀雄 |
---|
脚本 |
柳井隆雄 |
---|
原作 |
菊田一夫 |
---|
音楽 |
古関裕而 |
---|
主題歌 |
「君は遥かな」 「忘れ得ぬ人」 「数寄屋橋エレジー」 「綾の歌」 |
---|
撮影 |
斎藤毅 |
---|
編集 |
杉原よ志 |
---|
製作会社 |
松竹 |
---|
配給 |
松竹 |
---|
公開 |
1954年4月27日 |
---|
上映時間 |
124分 |
---|
製作国 |
日本 |
---|
言語 |
日本語 |
---|
配給収入 |
3億3015万円[10] |
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前作 |
君の名は 第二部 |
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テンプレートを表示 |
1954年4月27日公開。3億3015万円の配給収入をあげ、1954年度の配給収入ランキング第1位。ライバルの東宝は『七人の侍』(4月26日公開)を公開している。
キャスト(第三部)
スタッフ(第三部)
- 原作:菊田一夫
- 監督:大庭秀雄
- 脚本:柳井隆雄
- 音楽:古関裕而
- 主題歌:「君は遥かな」「忘れ得ぬ人」「数寄屋橋エレジー」「綾の歌」
- 製作:山口松三郎
- 撮影:斎藤毅
- 美術:濱田辰雄
- 録音:妹尾芳三郎
- 照明:磯野春雄
- 装置:関根正平
- 装飾:山崎鉄治
- 衣装:細井真佐江
- 現像:神田亀太郎
- 編集:杉原よ志
- 監督助手:萩原徳三
- 撮影助手:柳澤春雄
- 録音助手:栗田周十郎
- 証明助手:市村政次郎
- 録音技術:沼上精一
- 進行:新井勝次
協賛(第三部)
主題歌・挿入歌
- 「君の名は」(歌:織井茂子)
- 「君いとしき人よ」(歌:伊藤久男)
- 「黒百合の歌」(歌:織井茂子)
- 「忘れ得ぬ人」(歌:伊藤久男)
- 「数寄屋橋エレジー」(歌:伊藤久男)
- 「君は遥かな」(歌:佐田啓二、織井茂子)
- 「綾の歌」(歌:淡島千景)
「君の名は」に関する歌の作詞・作曲は、すべて菊田一夫・古関裕而のコンビによる。
舞台
宝塚歌劇団によって舞台化された作品の一覧を参照。
テレビドラマ
テレビでは4度ドラマ化されている。
1962年版
1962年10月2日から1963年10月13日まで、フジテレビ系で放映。放送時間は火曜21時 - 21時30分だったが、1963年4月14日以降は日曜20時30分 - 21時に変更された。
フジテレビ系 火曜21時台前半枠 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
|
君の名は (1962年10月 - 1963年4月)
|
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フジテレビ系 日曜20時台後半枠 |
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君の名は (1963年4月 - 10月)
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1962年 - 1971年 (30分枠時代) |
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1996年 - 1999年 |
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2000年 - 2004年 |
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2005年 - 2009年 |
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2010年 - 2015年 |
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2024年 - |
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関連項目 | |
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カテゴリ |
1966年版
1966年5月23日から1967年1月28日まで、日本テレビ系列の毎週月曜 - 土曜の13時 - 13時15分の時間枠で放映。全216回。
1976年版
1976年10月1日から12月24日まで、NETテレビ(現・テレビ朝日)系列の毎週金曜21時枠で放映。全13回。
1991年版(NHK連続テレビ小説)
1991年(平成3年)4月1日から1992年(平成4年)4月4日まで、連続テレビ小説30周年記念作品(第46作)として放送された。全312回[11]。連続テレビ小説では、1983年(昭和58年)度の『おしん』以来の1年間放送[12][13][14]。
解説
年々視聴率が下降を続けていた連続テレビ小説のテコ入れとして、1975年以前の原点に戻り放送期間を1年間とした。千葉県野田市に1億円をかけ数寄屋橋のオープンセットを造る[13]など、異例の予算が組まれた。原作は一世を風靡した作品であったため前評判は大変高く、視聴率が50%を超えるのではないかともいわれていた。
しかしながら、最高視聴率34.6%、期間平均視聴率29.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)ともに、本ドラマ終了時点での当時の歴代最低を記録した[15]。
あまりの低視聴率に放送途中に前例のない改変が行われ副題タイトルの挿入、オープニングテーマを曲調を明るいものに変更、ストーリーも暗さをなくすなどテコ入れを行ったが視聴率は改善することはなかった。
朝ドラの主な舞台地としては、新潟県が主な舞台地になった最初の朝ドラとなった[16]。
なお、第五部の舞台は、長崎県島原市の予定だったが、雲仙普賢岳の噴火により中止となり、舞台は、静岡県西伊豆に変更された。
2006年4月3日から2007年3月31日まで、BS2でアンコール放送された。
放送ライブラリーでは第1回が公開[17]。
構成
- 第一部:第1 - 12週(第1 - 72回)[注釈 4]
- 第二部:「結婚編」:第13 - 19週(第73 - 114回)
- 第三部:「旅立ち・北海道編」:第20 - 25週(第115 - 150回)
- 第四部:「愛ふたたび・志摩編」:第26 - 34週(第151 - 204回)
- 第五部:「愛のゆくえ・対決編」:第35 - 39週(第205 - 234回)
- 第六部:「それからの二人・夫婦編」:第40 - 52週(第235 - 312回)
キャスト(1991年版)
- 氏家(→浜口→後宮)真知子
- 演 - 鈴木京香
- ヒロイン。
- 後宮春樹
- 演 - 倉田てつを
- 空襲で真知子を助けた男。
東京(浜口家)
- 浜口勝則
- 演 - 布施博
- 真知子の夫。
- 浜口徳枝
- 演 - 加藤治子
- 勝則の母・真知子の姑。
その他 東京の住人
- 小野瀬綾
- 演 - いしだあゆみ
- 真知子・春樹の友人。佐渡出身。
- 本間定彦
- 演 - 古舘伊知郎
- 真知子・春樹の友人。佐渡出身。北国文学天天教の布教師。
- 美村蘭子
- 演 - 佐藤友美
- 夜の女。
- 美村礼治
- 演 - 小坂一也
- 蘭子の夫。戦争によって記憶喪失になる。
- 美村千枝子
- 演 - 川田美香(幼少期:小川京子)
- 美村夫妻の娘。戦争によって行方不明になる。志摩内野家での名は里子。
- あさ
- 演 - 伊藤嘉奈子
- 夜の女。
- 石上梢
- 演 - 河合美智子
- 夜の女。
- 加瀬田修造
- 演 - 橋爪功
- 元陸軍少将。
- 加瀬田岸枝
- 演 - 中原ひとみ
- 修造の妻。曙荘の管理人。
- 加瀬田和子
- 演 - 羽田美智子
- 加瀬田夫妻の娘。
- 田上うらら子
- 演 - 益田愛子
- 天天教の教祖。
- 富士子
- 演 - うえだ峻
- 天天教の信者。おかま。
- 岩間(副島)伝次
- 演 - 宍戸開
- 闇市でならしたヤクザ。
- マリー
- 演 - 伊佐山ひろ子
- 夜の女・蘭子のライバル。
- 永橋
- 演 - 加藤武
- 勝則の上司。
- 永橋清子
- 演 - 高田敏江
- 永橋の妻。
- 深野柳子
- 演 - 樹木希林
- 下町の長家の大家。
- 叶哲司
- 演 - でんでん
- 長屋の住人、畳屋。
- 住職
- 演 - 鈴木清順
- 真知子・春樹の結婚式を行う寺の住職。
- 多比良良作
- 演 - 蟹江敬三
- 定彦の仕事仲間。税務署職員。
- 木村吾郎
- 演 - 八百坂圭祐→大沢樹生(当時:光GENJI)
- 大学受験生。下宿し勉強中。
- 真知子の父
- 演 - 冨田浩太郎
- 東京大空襲で死去。勘次の弟。
- 真知子の母
- 演 - 泉よし子
- 東京大空襲で死去。
清宮家(東京)
- 清宮(→浜口)美子
- 演 - とよた真帆
- 勝則の2番目の婚約者。
- 清宮田鶴子
- 演 - 稲垣美穂子
- 美子の母。
北海道 美幌・弟子屈
- 末永保
- 演 - 村田雄浩
- 春樹の大学の先輩。
- 牧子
- 演 - 塚田きよみ
- 末永の妻。
- 松吉
- 演 - 高品格
- 末永の先代から牧場で働いている。
- ユミ
- 演 - 松永麗子
- 春樹を好きになった女。
- 三郎
- 演 - 土門廣
- 牧場で働いている男。
新潟・佐渡
- 野添絹子
- 演 - 早乙女愛
- 定彦の友人。勘次の不倫相手。
- 角倉勘次
- 演 - 宍戸錠
- 真知子の叔父。角勘の主。
- 角倉信枝
- 演 - 佐々木すみ江
- 真知子の叔母・角勘の女将。
- 米夫
- 演 - 井上康
- 角勘の従業員。
- 捨松
- 演 - 中野英雄
- 角勘の従業員。
- スミ代
- 演 - 山家千花
- 捨松の妻。
- 忠公
- 演 - 三井善忠
- 角勘の従業員。
三重県・志摩
- 西崎(→後宮→水沢)悠起枝
- 演 - 田中好子
- 春樹の姉。
- 水沢謙吾
- 演 - 平田満
- 悠起枝の友人。
- 戸村(→水沢)奈美
- 演 - 杉本彩
- 海女。謙吾の妻。後に行方不明になる。
- 水沢フサ
- 演 - 小林トシ江
- 謙吾の母。
- 西崎
- 演 - 森山周一郎
- 悠起枝の義父。
- 長島龍伍
- 演 - 鶴田忍
- 密輸組織のボス。
- 善吉
- 演 - 横山あきお
- 長島の溜り酒場店主。
- 海渡琴乃
- 演 - 伊藤友乃
- 志摩で店を営む。
- 西野彰一
- 演 - 柾木卓
- 里子の義父。
- 西野珠子
- 演 - 内田藍子
- 里子の義母。長島龍伍の姉。
- 草薙
- 演 - 岡部雅郎
- 小学校校長。住職。
- 柴山晴男
- 演 - 伊沢勉
- 小学校教諭。
- 前野
- 演 - 小澤寛
- 元長島の手下。
愛知・名古屋
- 尾田登美子
- 演 - 山田昌
- 那古野旅館の女将。
- 天馬徹太郎
- 演 - 金田龍之介
- 浪漫タイムス編集長。
- 菅谷三千代
- 演 - たかべしげこ
- 天馬の元妻。
- 菅谷博史
- 演 - 美木良介
- 三千代と天馬の子。現在は巣鴨留置所で生活。
その他
- きし子
- 演 - 安達祐実
- 浜口家の前で遊ぶ女の子。
- 美代子
- 演 - 星野真理
- 春樹が列車の中で出会った女の子。
- 数寄屋橋の警官
- 演 - きたろう
- その他
- 演 - 常松めぐみ、佐々木菜摘、松澤重雄、大倉順憲、二見忠男、今西正男、久ヶ沢徹、大島蓉子、田根楽子、岡田俊博、にしだまちこ、春延朋也、金沢きくこ、恩田恵美子、劇団ひまわり、劇団いろは、劇団東俳、劇団若草、ジャパンアクションクラブ、若駒、東京児童劇団、早川プロ、鳳プロ、悪役商会、丹波道場 ほか
スタッフ(1991年版)
放送日程
週 |
回数 |
放送日 |
脚本 |
演出
|
1991年
|
第一部
|
1 |
1 - 6 |
4月1日 - 4月6日 |
井沢満 |
原嶋邦明
|
2 |
7 - 12 |
4月8日 - 4月13日
|
3 |
13 - 18 |
4月15日 - 4月20日 |
宮沢俊樹
|
4 |
19 - 24 |
4月22日 - 4月27日 |
諏訪部章夫
|
5 |
25 - 30 |
4月29日 - 5月4日 |
長沖渉
|
6 |
31 - 36 |
5月6日 - 5月11日 |
原嶋邦明
|
7 |
37 - 42 |
5月13日 - 5月18日 |
宮沢俊樹
|
8 |
43 - 48 |
5月20日 - 5月28日 |
長沖渉
|
9 |
49 - 54 |
5月27日 - 6月1日 |
原嶋邦明
|
10 |
55 - 60 |
6月3日 - 6月8日 |
宮沢俊樹
|
11 |
61 - 66 |
6月10日 - 6月15日 |
長沖渉
|
12 |
67 - 72 |
6月17日 - 6月22日 |
原嶋邦明
|
第二部 結婚編
|
13 |
73 - 78 |
6月24日 - 6月30日 |
井沢満 |
宮沢俊樹
|
14 |
79 - 84 |
7月1日 - 7月6日 |
三井智一
|
15 |
85 - 90 |
7月8日 - 7月13日 |
長沖渉
|
16 |
91 - 96 |
7月15日 - 7月20日 |
横光晃 宮村優子 |
原嶋邦明
|
17 |
97 - 102 |
7月22日 - 7月27日 |
三井智一
|
18 |
103 - 108 |
7月29日 - 8月3日 |
長沖渉
|
19 |
109 - 114 |
8月5日 - 8月10日 |
原嶋邦明
|
第三部 旅立ち・北海道編
|
20 |
115 - 120 |
8月12日 - 8月17日 |
横光晃 星川泰子 |
長沖渉
|
21 |
121 - 126 |
8月19日 - 8月24日 |
宮沢俊樹
|
22 |
127 - 132 |
8月26日 - 8月31日 |
長沖渉
|
23 |
133 - 138 |
9月2日 - 9月7日
|
24 |
139 - 144 |
9月9日 - 9月14日 |
宮沢俊樹
|
25 |
145 - 150 |
9月16日 - 9月21日
|
第四部 愛ふたたび・志摩編
|
26 |
151 - 156 |
9月23日 - 9月28日 |
宮村優子 |
伊豫田静弘
|
27 |
157 - 162 |
9月30日 - 10月5日 |
原嶋邦明
|
28 |
163 - 168 |
10月7日 - 10月12日 |
長沖渉
|
29 |
169 - 174 |
10月14日 - 10月19日 |
伊豫田静弘
|
30 |
175 - 180 |
10月21日 - 10月26日 |
一井久司
|
31 |
181 - 186 |
10月28日 - 11月2日 |
吉川幸司
|
32 |
187 - 192 |
11月4日 - 11月9日 |
一井久司
|
33 |
193 - 198 |
11月11日 - 11月16日 |
吉川幸司
|
34 |
199 - 204 |
11月18日 - 11月23日 |
松本順
|
第五部 愛のゆくえ・対決編
|
35 |
205 - 210 |
11月25日 - 11月30日 |
横光晃 |
原嶋邦明
|
36 |
211 - 216 |
12月2日 - 12月7日 |
三井智一
|
37 |
217 - 222 |
12月9日 - 12月14日 |
長沖渉
|
38 |
223 - 228 |
12月16日 - 12月21日 |
若泉久朗
|
39 |
229 - 234 |
12月23日 - 12月28日 |
長沖渉
|
1992年
|
第六部 それからの二人・夫婦編
|
40 |
235 - 240 |
1月6日 - 1月11日 |
井沢満 |
原嶋邦明
|
41 |
241 - 246 |
1月13日 - 1月18日 |
宮沢俊樹
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42 |
247 - 252 |
1月20日 - 1月25日 |
長沖渉
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43 |
253 - 258 |
1月27日 - 2月1日 |
原嶋邦明
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44 |
259 - 264 |
2月3日 - 2月8日 |
宮沢俊樹
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45 |
265 - 270 |
2月10日 - 2月15日 |
三井智一
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46 |
271 - 276 |
2月17日 - 2月22日 |
小林政広 |
若泉久朗
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47 |
277 - 282 |
2月24日 - 2月29日 |
吉田雅夫 林可奈子
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48 |
283 - 288 |
3月2日 - 3月7日 |
三井智一
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49 |
289 - 294 |
3月9日 - 3月14日 |
長沖渉
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50 |
295 - 300 |
3月16日 - 3月21日 |
井沢満
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51 |
301 - 306 |
3月23日 - 3月28日 |
宮沢俊樹
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52 |
307 - 312 |
3月30日 - 4月4日 |
原嶋邦明
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1960年代 (#01 - 09) | |
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1970年代 (#10 - 24) | |
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1980年代 (#25 - 43) | |
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1990年代 (#44 - 61) | |
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2000年代 (#62 - 81) | |
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2010年代 (#82 - 101) | |
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2020年代 (#102 - 121) | |
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「*」…NHK大阪放送局制作。「☆」…放送期間1年間(他は半年)。
作品一覧・ カテゴリ |
エピソード
- 数寄屋橋の撤去:1964年(昭和39年)の東京オリンピックを控え、皇居外堀を埋めて東京高速道路が作られることになり、1957年(昭和32年)7月に数寄屋橋の撤去工事が開始された。今は数寄屋橋交差点傍にある数寄屋橋公園に、原作者の菊田一夫の筆による「数寄屋橋 此処に ありき」との小さな石碑が残されている。
- 台湾映画での使用:1993年製作の台湾映画『多桑』中の主人公が映画を見る描写で、『君の名は(第二部)』の冒頭部分が使用されている。
- 伊集院光の百年ラヂオ(NHK FM)の2024年5月19日放送において、NHKアーカイブスに保管されているオリジナルのラジオドラマ『君の名は』の第1話がほぼフルサイズで放送された。また、NHKアーカイブスには第1話の他、第97話と第98話の計3話しか現存しないと明かされた[18]。
参考文献
脚注
注釈
- ^ 「東京大空襲」は一般的に1945年(昭和20年)3月10日の出来事を表すが、この空襲は5月26日の23日から続いた東京全滅の最後の空襲で、銀座、麹町、が爆撃され、東京駅もこの時焼失した。春樹と真知子は銀座通りから数寄屋橋へ逃げ、ここで初めて言葉を交わした。ただし、映画作中では5月24日の夜のこととされる。
- ^ a b 映画の表札は「濱口」表記。
- ^ 手紙の差出人は「水澤」表記。
- ^ 第1部は、副題はなかった。
出典
関連項目
- 哀愁 (映画) - 空襲で出会った男女の悲恋映画(1940年、米国)
- 邂逅 - 半年後の再会を果たせなかった男女の恋愛映画(1939年、米国)
- 織井茂子
外部リンク