小手 伸也(こて しんや、1973年〈昭和48年〉12月25日[1][3] - )は、日本の俳優、声優、作家、演出家。神奈川県出身[1]。オフィスPSC所属。
略歴・人物
東京都立竹早高校、1999年早稲田大学教育学部卒業[4]。同大学内の演劇サークル、早稲田大学演劇倶楽部[5]・アイスホッケー同好会に所属。大学卒業後、劇団innerchildを主宰[6]。心理学や神話に特化した劇作が多く、日本神話、特に古事記に関する造詣が深い。舞台での活動が中心だったが、2016年の『真田丸』(塙団右衛門役)で注目を集めた[7]。2018年には『コンフィデンスマンJP』『SUITS/スーツ』に出演し、アクの強い演技を見せた。
「『シンデレラボーイ』とするには年齢が高い」として「シンデレラおじさん」と自称した[8]。
俳優業でのブレイクが40代半ばであったこともあり、役者業の傍ら、長らく通販番組のコールセンターでのアルバイトを務めていた[8]。役者業の多忙化に伴いシフトに入れなくなり結果「解雇」となってしまったが、『コンフィデンスマンJP』『SUITS/スーツ』で大ブレイクを遂げた2019年上半期までコールセンターでのアルバイトをしていたという[9]。
出演
舞台
- 劇団innerchild全作品(1998年 - )
- インチャイ☆サプリ 「小手伸也のよくわかる古事記」(2011年 - )
- オハヨウのムスメVOL.4「私の世界〜気分はラヴ・ホラー〜」(1995年2月10日 - 12日、スタジオ赤坂プレイBOX)
- カムカムミニキーナ 「鈴木の大地」(1997年5月1日 - 27日、池袋シアターグリーン)
- ナイロン100℃ 11th SESSION「カメラ≠万年筆」(1997年7月31日 - 8月19日、下北ザ・スズナリ)
- 東京グローブ座10周年記念公演「どぽんど(陥人)〜ヴェニスで溺れて」(1999年3月24日 - 28日、東京グローブ座)
- 拙者ムニエル「DX寿姫」(1999年6月7日 - 13日、下北駅前劇場)
- 劇団☆新感線「直撃!ドラゴンロック3 轟天 対 エイリアン」(2001年11月17日 - 12月23日、赤坂ACTシアター 他)
- 野田地図(NODA・MAP)第九回公演「オイル」 (2003年4月11日 - 6月15日、bunkamuraシアター・コクーン 他)
- 佐野瑞樹主演「コミックジャック」(2003年7月2日 - 6日、彩の国さいたま芸術劇場 小ホール)
- 明治座再開場10周年公演「三人吉三東青春〜さんにんきちざえどのあかつき〜」(2003年11月3日 - 24日、明治座)
- 新国立劇場「透明人間の蒸気(ゆげ)」[10](2004年3月17日 - 4月13日、新国立劇場 中劇場)
- TEAM 発砲・B・ZIN 「ツカエナイト」(2005年1月16日 - 2月5日、下北本多劇場 他)
- こどもの城+ネルケプランニングプロデュース「南国プールの熱い砂」(2006年7月26日 - 8月6日、青山円形劇場)
- カムカムミニキーナ+ネルケプランニングpresents「陥人どぽんど(再演)」(2006年9月6日 - 10日、東京グローブ座)
- *pnish* vol.11「マハラジャモード」(2009年10月24日 - 11月8日、池袋サンシャイン劇場 他)
- BQMAP「風雲天狗‐ムーンライトセレナーデ」(2011年11月30日 - 12月4日、新宿シアターサンモール)
- Theatre劇団子 劇団創立20周年記念 第29回公演「落人たちのブロードウェイ」(2012年9月13日 - 17日、新宿紀伊國屋ホール)
- ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」〈2012・2013〉(2012年7月・2013年7月、東京国際フォーラム ホールC 他)
- アトリエ・ダンカンプロデュース「青春音楽活劇 詭弁・走れメロス」(2012年12月27日 - 2013年2月2日、銀座博品館劇場 他)
- アトリエ・ダンカンプロデュース「七変化音楽劇 有頂天家族」(2014年1月16日 - 2月8日、下北本多劇場 他)
- 美輪明宏演出主演「黒蜥蜴」(2015年4月4日 - 9月23日、新国立劇場 中劇場 他)
- ネルケプランニングプロデュース「コミックジャック‐RETURN2016-」(2016年1月20日 - 27日、新宿紀伊国屋サザンシアター)
- papagenoプロデュース「青春音楽活劇 詭弁・走れメロス(再演)」(2016年4月27日 - 5月14日、新宿シアターサンモール 他)
- AKB48舞台「マジすか学園 〜Lost In The SuperMarket〜」(2016年7月25日 - 8月5日、赤坂ACTシアター)
- ミュージカル「黒執事 〜NOAH'S ARK CIRCUS〜」(2016年11月18日 - 12月18日、TOKYO DOME CITY HALL 他) - ケルヴィン男爵 役
- シス・カンパニー公演(作・演出:三谷幸喜) 「子供の事情」(2017年7月8日 - 8月6日、新国立劇場 中劇場)
- PARCOステージ公演「良い子はみんなご褒美がもらえる」[11](2019年4月20日 - 5月7日、赤坂ACTシアター / 2019年5月11日・12日、フェスティバルホール) - 医者 役
- シス・カンパニー公演(作:ニール・サイモン / 上演台本・演出:三谷幸喜) 「23階の笑い」(2020年12月5日 - 27日、世田谷パブリックシアター) - マックス・プリンス 役
- シス・カンパニー公演(作:別役実 / 演出:加藤拓也)「カラカラ天気と五人の紳士」(2024年4月 - 5月、東京 他3公演)- 紳士3 役[12]
テレビドラマ
配信ドラマ
オーディオドラマ
映画
オリジナルビデオ
テレビアニメ
OVA
ゲーム
ラジオ
バラエティ番組
テレビCM
その他映像
- 『進研ゼミ小6講座“みるみるOK「比」まるわかりビデオ”(ヒナンジャー編)』(ベネッセ)
- 『シネマのフチ子 マナーのススメ』(109シネマズ東急レクリエーション系列映画館)
- MV 『We Are Confidence Man』(fox capture plan) ※五十嵐として主演
- インターシミュレーションムービー『NICE』(日産自動車) - 長官 役
脚本提供
- TSミュージカルファンデーション「Calli〜炎の女カルメン」(2008年5月31日 - 6月8日、銀河劇場)
- Dステ16th×TSミュージカルファンデーション「GARANTIDO(ガランチード)」(2015年5月21日 - 26日、東京芸術劇場プレイハウス 他) - 原作
- ソラリネ。#16 「PANGEA」(2016年11月2日 - 13日、シアターノルン)
- 梅田芸術劇場「ROMALE 〜ロマを生き抜いた女 カルメン〜」(2018年3月 - 4月/東京芸術劇場プレイハウス、シアター・ドラマシティ) - 原作
ネット動画
配信
講演
- なら記紀・万葉 古代を感じるトーク&ライブ「小手伸也のよくわかる古事記(出張版)」(2019年2月16日、奈良県御所市アザレアホール)
脚注
注釈
出典
外部リンク