『少年陰陽師』(しょうねんおんみょうじ)は、結城光流による日本の小説。イラスト担当はあさぎ桜、伊東七つ生[注 1]。角川ビーンズ文庫(角川書店→KADOKAWA)より2001年12月から刊行されている。2024年6月時点でシリーズ累計部数は620万部を記録している[3]。
2004年にドラマCD化されたのを皮切りに、様々なメディアミックス展開がなされている。詳細は後述の項を参照。また、2006年10月から2007年3月までテレビアニメが放送されていた[4]。
時は平安。安倍昌浩は、稀代の大陰陽師安倍晴明(じい様)の末の孫で、陰陽師。といってもまだまだ半人前。よき(?)相棒の物の怪(愛称もっくん)と、じい様におちょくられながら、修行に励む日々。ある時は、異邦の大妖怪を倒し、またある時は、黄泉の屍鬼の大群から都を救う。そんな中、またもや昌浩の周りで奇怪なことが起こる。
アニメーション制作はスタジオディーン。全26話。キャストについては少年陰陽師の登場人物の項目を参照。
「2006年度読者が選ぶアニメキャラ大賞」では新人賞で安倍昌浩が7位を獲得している[82]。
『少年陰陽師 翼よいま、天(そら)へ還れ』のタイトルで、2007年7月19日に発売された。対応機種は、PS2で、複数エンディングありの伝奇アドベンチャーゲームである。完全オリジナル・フルボイスで、原作イラストが忠実に再現されている。また、本作オリジナルキャラクターも登場する。ストーリーは、本編の窮奇編と風音編の間の話であるとされる。オリジナルキャラクターおよびメインキャラクターの紹介は少年陰陽師の登場人物を参照。また、ゲームを元にした外伝小説も刊行されている。
ファミ通クロスレビューでは6、6、7、6の25点[83]。レビュアーはテンポがよく主要キャラクター全員分のエンディングがある、用語解説機能があるのがいいとした一方、システムや戦闘がオーソドックスでよくあるアドベンチャーゲームと変わらない、戦闘が頻繁にあるためもう少し楽しめる要素がほしかった、演出が地味とした[83]。
2007年10月4日から8日に東京・池袋のサンシャイン劇場にて、ミュージカル『少年陰陽師 <歌絵巻> ―この少年、晴明の後継につき―』が4日間連続で開催。ストーリー、キャスト共に舞台オリジナルとなる。
2020年2月22日から3月1日に東京の築地本願寺ブディストホールにて、『舞台「少年陰陽師 現代編・遠の眠りのみな目覚め」』が9日間連続で開催。同名タイトルの原作エピソードの舞台化。
フロンティアワークス・マリン・エンタテインメントより発売。
『ザ・ビーンズ』に番外編が、『ビーンズエース』に番外編コミック(作画:あさぎ桜)が連載。
また、2005年8月24日発売の『月刊Asuka』から本作品の漫画が連載された。作画は瀬田ヒナコ。
あさぎ版のコミックは、2010年9月発売の画集に収録されている。
2023年1月4日発売の『ヤングエース』より小説を原作としたコミカライズの連載を開始[84]。作画は空倉シキジが担当[84]。
『少年陰陽師のWEBラジオ』(しょうねんおんみょうじのウェブラジオ)は、アニメイトTVにおいて配信されているWEBラジオ番組。
2006年4月から2008年6月26日まで毎週木曜日に配信された『少年陰陽師・彼方に放つ声をきけ〜略して孫ラジ』(しょうねんおんみょうじ・かなたにはなつこえをきけ~りゃくしてまごラジ)及び、2008年7月10日よりリニューアルされ2009年10月まで、第2・第4木曜日に配信されていた『少年陰陽師・陰陽寮 電脳部 放送局~略して孫ラジ』(しょうねんおんみょうじ・おんみょうりょう でんのうぶ ほうそうのつぼね~りゃくしてまごラジ)の2番組がある。(2006年12月まではラジオ関西558kHzでも放送していた)
2006年4月から2008年6月まで毎週木曜日更新で放送された。全114回。
CD2枚組で発売。
2008年7月より2009年10月まで、第2・4木曜日更新で配信されていた。全32回
2007年5月20日に東京・新宿の東京厚生年金会館にて、『"孫"感謝祭〜風雅に響く詩を聴け〜 朗読ドラマ&トーク&ライブ』が2部制で開催された。この模様は一部が12月7日発売のDVD、ダイジェストがアニメ風音編DVDの特典映像として、収録されている。
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