日本映画専門チャンネル (にほんえいがせんもんチャンネル)は、日本映画放送 株式会社が運営する専門チャンネル のひとつ。日本映画 を編成の中心に、過去に地上波等で放送されたドラマの再放送も行っている。
概要
株主であるフジテレビ や東宝 ・角川映画 (旧大映 を含む)制作の映画が中心に放送されている。また、このチャンネル独占放送など、独自の企画も多い。かつては松竹 系の衛星劇場 との共同企画もあった。これは東宝・大映・松竹がともにフジテレビの設立に関わっていることから実現した。しかし2007年 9月のHD化を境にこの共同企画は行われなくなった。
日曜22時(2007年9月より、それ以前は21時)からは、フジテレビアナウンサーの軽部真一 →笠井信輔 がナビゲートする「日曜邦画劇場 」が放送されている。また、映画情報番組「シネマホリックプラス 」には、同じくフジテレビアナウンサーの塩原恒夫 が新作映画出演者インタビュアーとして出演している。
e2 by スカパー!(のちのスカパー!e2、現・スカパー! )では2007年9月1日 よりハイビジョン チャンネル化され、チャンネル名を「日本映画専門チャンネルHD 」(にほんえいがせんもんチャンネルエイチディー)へと変更。同時に委託放送事業者(現・衛星基幹放送事業者 )が従来のシーエス映画放送 からマルチチャンネルエンターテイメント(現・スカパー・エンターテイメント )へと変更。さらに2012年3月1日より、東経110度CS放送からBSデジタル放送への変更に伴い、チャンネル名を「BS日本映画専門チャンネル 」(ビーエスにほんえいがせんもんチャンネル)、衛星基幹放送事業者も日本映画衛星放送(現・日本映画放送 )株式会社に変更。2018年4月1日より、チャンネル名が「BS」を抜いた「日本映画専門チャンネル 」に変更。
「映画専門」と称しているが、主に週末を中心として、親会社のフジテレビ・関西テレビ放送 などフジネットワーク (FNS)をメインに各局で過去に生放送された連続ドラマ・単発ドラマなどを再放送する時間帯がある[2] 。
沿革
1998年 7月 - スカイエンターテイメント株式会社(現・ジェイ・スポーツ )によりスカイパーフェクTV!(後の・スカパー!プレミアムサービス (標準画質))にて放送開始。
2000年 4月 - 日本映画衛星放送(現・日本映画放送 )株式会社に業務を承継。
2002年 7月 - スカイパーフェクTV!2(当時)にて「日本映画+時代劇チャンネル 」放送開始(時代劇専門チャンネル との混合編成)。
2003年 11月 - スカイパーフェクTV!110(当時)で時代劇専門チャンネルが放送開始したのに伴い、「日本映画+時代劇チャンネル」も「日本映画専門チャンネル」にチャンネル名変更。
2007年 9月 - e2 by スカパー!でチャンネル名を「日本映画専門チャンネルHD 」と変更。ハイビジョン放送開始。
2008年
2012年 3月 - スカパー!e2での放送をスカパー・エンターテイメントの東経110度CSデジタル放送から日本映画衛星放送(現・日本映画放送)のBSデジタル放送に変更、「BS日本映画専門チャンネル 」放送開始。これと同時に字幕放送 を開始。ほとんどの作品で字幕付きで放送を行う。
2013年 6月 - スカパー!プレミアムサービス光 にて標準画質放送を終了。
2014年 5月 - スカパー!プレミアムサービスにて標準画質放送を終了し、ハイビジョン放送に完全移行した。
2015年7月 - 「倉本聰 劇場」「山田太一 劇場」を放送開始。以後テレビドラマ作品の放送が増加した。
2016年 12月1日 - スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者が、スカパー・ブロードキャスティング からスカパー・エンターテイメント に変更。
2018年
4月1日 - BSデジタルの「BS日本映画専門チャンネル 」が「日本映画専門チャンネル 」にチャンネル名を変更。
12月1日 - スカパー!では新4K8K衛星放送 の有料4Kチャンネルとして110度CS(左旋) にて、日本映画専門チャンネルと時代劇専門チャンネル の番組を4K 画質で放送するチャンネル「日本映画+時代劇 4K 」(CS Ch.4K 880)を開局。
2020年 12月24日 - 同局、BSデジタル放送(スカパー!)に割り当ているスロットが16スロット→12スロットに縮減。
2021年
2月 - J:COMで4K放送「日本映画+時代劇 4K 」(Ch.436)の放送を開始。
4月13日 - 同局、BSデジタル放送の物理チャンネルをBS 23ch→21chにトランスポンダを移動。
2024年 3月31日 - スカパー!での4K放送「日本映画+時代劇 4K」(CS Ch.4K 880)の放送を終了[3] [4] 。
放送時間
原則として7時を1日の基点とする24時間放送であるが、早朝(4時~6時台)に始まる作品の終了後は午前7時の基点までの間はフィラー として番組ガイドなどを送っている(そのため、1時間以上もフィラーとなる場合も日によって生じる)。なお日によって深夜~早朝のメンテナンスによる停波 がある。
チャンネル番号
現在放送中のチャンネル
東経124・128度CSデジタル放送
スカパー!プレミアムサービス Ch.HD634(チャンネル名称「日本映画専門チャンネル 」、ハイビジョン放送、字幕放送、2008年10月1日放送開始)
BSデジタル放送
論理チャンネル枠:25x [5]
スカパー! Ch.BS255(チャンネル名称「日本映画専門チャンネル 」、ハイビジョン放送、字幕放送、2012年3月1日に東経110度CS放送のCh.239「日本映画専門チャンネルHD 」から移行)
それぞれチャンネル名称が異なるが、番組の送出方法の違いのみで番組内容は全く同じである。
過去に放送されていたチャンネル
東経110度CSデジタル放送
スカイパーフェクTV!2→スカイパーフェクTV!110→e2 by スカパー! Ch.220
チャンネル名称「日本映画+時代劇チャンネル 」(2002年2月~2003年10月)→「日本映画専門チャンネル 」(2003年11月~2007年8月)
4:3SD放送、2007年8月31日 放送終了。
東経124度・128度CSデジタル放送
スカパー!プレミアムサービス(標準画質) Ch.SD707
チャンネル名称「日本映画専門チャンネル 」
4:3SD放送、2014年5月31日で放送終了し、ハイビジョン放送に完全移行した。
日本映画専門チャンネルガイド
2006年1月号より増刊され続け2014年4月号で創刊100号を迎えたが2014年8月より新規及び年間更新手続きを停止し、2015年3月号をもって休刊。
日映シネマガ
「日本映画専門チャンネルガイド」の後継として2015年3月から2018年6月まで配信された無料のウェブマガジン [6] 。iOS /Android アプリ も存在した[7] 。
日映シネマガ連載コンテンツ
「日映Movie Walker」
「新世紀“花”図鑑 萌芽女優(ほうがじょゆう)」
「Mo’fab The Movie!! 偏愛映画放談」
「快楽亭ブラックの新・黒色映画図鑑」
「邦画三番勝負」
「妄想100%! 映画ポスター作っちゃいました。」
「映画祭へ行こう!」
「一字入魂!」
脚注
関連項目
外部リンク
※[ ]内の数字は論理チャンネル枠 1 。放送事業者以外が運営する(していた)チャンネルは〈 〉内に運営会社名を付記。 公共放送
民間放送 (地上波系列/独立系)
2K 4K
[14x]BS日テレ 4K
[15x]BS朝日 4K
[16x]BS-TBS 4K
[17x]BSテレ東 4K
[18x]BSフジ 4K
[21x]ショップチャンネル 4K
[22x]4K QVC
有料放送 (スカパー! チャンネル)
その他 放送を終了した テレビ放送
通常放送(2K) 通常放送(4K / 8K) 特別放送(2K) 特別放送(4K / 8K)
[00x]NHK / A-PAB(4K8K試験放送)
有料放送(2K) 有料放送(4K)
放送を終了した ラジオ放送 放送を終了した 単営データ放送 関連法人 関連項目
1:放送事業者・サービス(テレビ / ラジオ / データ)ごとに1枠ずつ割り当てられる。00x - 29xはテレビ、30x - 59xはラジオ、60x - 89xは連動データ、90x - 99xは独立データに割り当てられる。なお、複数事業者で重複することもあり、その場合は「23x-0」のように枝番を付けて示す(便宜上、枝番は下1桁の「編成番号」の小さい順に0・1・2・3としている)。 2:BS29Xchが地上(関東広域圏 )0X1chに対応する。BS890chは案内用データ放送。
番組供給事業
委託放送事業 総合エンタテ インメント事業
ケーブルテレビ事業
委託放送事業 通信事業 デジタル放送信号伝送事業
ケーブルテレビ事業 メディア事業
番組供給事業 金融事業 地域情報誌等の企画・制作事業
カテゴリ
地上波 フルネット局 26局地上波 クロスネット局 2局 BSデジタル CSチャンネル 4 過去のCSチャンネル 旧加盟局7 国内支局 関連新聞・スポーツ新聞・夕刊新聞社9 関連項目
脚注
1 NNN /NNS との提携関係あり。2 NNN/NNSとのクロスネット局であるが、NNN・FNNのみの加盟と記述してある資料あり。3 NNN・ANN とのクロスネット局であるが、ANNには報道部門のみの参加。4 加盟局が運営・出資する衛星放送 (CSチャンネル)。5 現在のJ SPORTS 。フジテレビは2009年9月まで出資。6 2009年 4月30日 で閉局。7 太字はFNN・FNS双方に加盟。細字はFNSのみに加盟。8 旧フジテレビは2008年 10月に現フジテレビに放送免許を譲渡(会社分割方式)。9 母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。