田宮町(たみやちょう)は、徳島県徳島市の町名。灘(田宮町灘)のみが置かれる[1]。
郵便番号は田宮町(あるいは田宮町灘)としては定められておらず、770-0000(以下に掲載がない場合)となる[2]。徳島市の人口調査による2011年6月1日現在の人口は7人、世帯数は2世帯[3][4]。
地理
加茂地区に属すが[5]、渭北地区とされることもある[6]。徳島市の北部、新町川の吉野川への合流点から南に約600mに位置する。西の北田宮一丁目と東の上助任町三本松に挟まれ、南北に細長く、約60m×約10mと非常に狭い街区である。民家が数軒のみ建つ。
歴史
田宮は元来、現在の北田宮・南田宮の大半も含んでいた。田宮(現 北田宮4丁目)には菅原道真を祀る天神社がある。田宮の名の由来は、菅原道真が大宰府へ流される途中ここを旅屋(たびや)として宿を取ったからとも[7]、田の中の宮だからとも言われる[7]。
中世には田宮島との記述もあり、島だったと思われる[8]。
近世には、名東郡田宮村となった。御山下(城下町)には含まれたが[8]、1812年(文化9年)の『島々丁名改目録』には、田宮に町は記載されていない[7]。
1889年の町村制施行に際し、矢三村・今切村・上助任村と合併して加茂村となり、それぞれが加茂村の大字となった。
1968年(昭和43年)、田宮町のほとんどが北田宮・南田宮に分離され、灘のみが残った。
参考文献
脚注
外部リンク