1989年の野球(1989ねんのやきゅう)では、1989年の野球界における動向をまとめる。
競技結果
日本プロ野球
ペナントレース
日本シリーズ
1989年 日本シリーズ
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
|
10月21日(土) |
第1戦 |
読売ジャイアンツ |
3 - 4 |
近鉄バファローズ |
藤井寺球場
|
10月22日(日) |
第2戦 |
読売ジャイアンツ |
3 - 6 |
近鉄バファローズ
|
10月23日(月) |
移動日
|
10月24日(火) |
第3戦 |
近鉄バファローズ |
3 - 0 |
読売ジャイアンツ |
東京ドーム
|
10月25日(水) |
第4戦 |
近鉄バファローズ |
0 - 5 |
読売ジャイアンツ
|
10月26日(木) |
第5戦 |
近鉄バファローズ |
1 - 6 |
読売ジャイアンツ
|
10月27日(金) |
移動日
|
10月28日(土) |
第6戦 |
読売ジャイアンツ |
3 - 1 |
近鉄バファローズ |
藤井寺球場
|
10月29日(日) |
第7戦 |
読売ジャイアンツ |
8 - 5 |
近鉄バファローズ
|
優勝:読売ジャイアンツ(8年ぶり17回目)
|
個人タイトル
ベストナイン
ゴールデングラブ賞
高校野球
大学野球
社会人野球
メジャーリーグ
できごと
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
- 7月1日 - 西武の田辺徳雄が対日本ハム12回戦の九回表一死満塁の場面で5号満塁本塁打、東京ドーム初のランニング本塁打、日本プロ野球5人目のランニング満塁本塁打[34]。
- 7月4日 - 巨人の原辰徳が東京ドームでの対阪神14回戦の一回裏に20号3点本塁打を打ち、プロ野球史上初の入団1年目から9年連続20号本塁打を達成[35]。
- 7月5日 - オリックスのブーマー・ウェルズが対西武球場での対西武13回戦の一回表に安打を打ち、プロ野球通算1000安打を達成。781試合目での達成は元巨人の与那嶺要の793試合を更新するプロ野球史上最短記録となる[36]。
- 7月13日 - 西武の秋山幸二が藤井寺球場での対近鉄13回戦でサイクル安打を達成[37]。
- 7月14日 - 中日の落合博満がナゴヤ球場での対大洋14回戦でプロ通算4000打数に達し、元ロッテのレロン・リーを抜きプロ野球生涯通算打率トップの3割2分6厘となる[38]。
- 7月15日 - 巨人の斎藤雅樹が東京ドームでの対ヤクルト13回戦に先発して完封で今季13勝目を挙げ、プロ野球新記録の11試合連続完投勝利を達成[39]。
- 7月16日 - 近鉄の大石第二朗が西宮球場での対オリックス12回戦に出場し、プロ通算1000試合出場を達成。史上287人目[40]。
- 7月18日 - 広島の高橋慶彦が神宮球場での対ヤクルト13回戦の九回表に6号本塁打を打ち、プロ通算150号本塁打を達成[41]
- 7月19日 - 巨人のウォーレン・クロマティがナゴヤ球場での対中日17回戦の五回表に8号本塁打を打ち、プロ野球通算150号本塁打を達成[42]。
- 7月20日 - 阪神のセシル・フィルダーが横浜スタジアムでの対大洋13回戦の一回表に28号2点本塁打を打ち、日本プロ野球新記録の同一カード8試合連続本塁打となる[43]。
- 7月21日
- 巨人の斎藤雅樹が甲子園球場での対阪神17回戦に先発し、7回5失点で敗戦投手となり、連続試合完投勝利の記録が11で止まる[44]。
- 中日の鈴木孝政が浜松での対ヤクルト13回戦の七回表にラリー・パリッシュを三振に打ち取り、プロ通算1000奪三振を達成[45]。
- 7月23日
- 阪神の真弓明信が甲子園球場での対巨人19回戦の三回裏に13号2点本塁打を打ち、プロ通算250本塁打を達成[46]。
- 中日はナゴヤ球場での対ヤクルト15回戦でセ・リーグタイ記録の1試合6犠打[47]。
- 7月25日 - オールスターゲームが開催、26年ぶりに年2試合となる。
- 7月31日 - 第60回都市対抗野球大会の決勝戦が13時32分から東京ドームで行われ、東京都のプリンスホテルが白老町の大昭和製紙北海道を8-3で下し、大会初優勝[48]。
8月
- 8月1日 - 大洋の高木豊が甲子園球場での対阪神14回戦に一番・二塁で先発出場し、プロ通算1000試合出場を達成[49]。
- 8月2日 - 徳山市野球場でのロッテ対日本ハム17回戦でロッテは7回降雨コールドで勝利、7月31日の川崎球場での対ダイエー15回戦に続き2試合連続の降雨コールド勝ちを記録[50]。
- 8月3日 - 阪神の岡田彰布が甲子園球場での対大洋15回戦の一回表に17号本塁打を打ち、プロ通算200本塁打を達成[51]。
- 8月5日 - 神宮球場でのヤクルト対中日17回戦は中日が中村武志の1安打だけで1-0で勝利[52]。
- 8月11日 - 中日の郭源治がナゴヤ球場での対巨人19回戦で今季16セーブ目を挙げ日本プロ野球タイ記録の12試合連続セーブポイント[53]。
- 8月12日 - 巨人の斎藤雅樹が対中日20回戦に先発し9回1死まで1与四球だけの無安打無得点も、音重鎮に初安打を打たれ、このあと2死一・三塁として落合博満がサヨナラ3点本塁打を放ち、中日が4対3で逆転勝利[54]。
- 8月13日 - 日本ハムの大島康徳が東京ドームでの対近鉄21回戦の三回裏に14号本塁打を打ち、プロ通算350本塁打を達成[55]。
- 8月15日 - オリックスの門田博光が藤井寺球場での対近鉄15回戦の三回表に22号本塁打を打ち、プロ通算500本塁打を達成[56]。
- 8月17日 - 近鉄のラルフ・ブライアントが藤井寺球場での対オリックス17回戦で33,34,35号本塁打を打ち、日本プロ野球新記録となるシーズン3度目の1試合3本塁打を記録。通算5度目は日本プロ野球タイ記録[57]。
- 8月20日 - 大洋の遠藤一彦が草薙球場での対中日21回戦の一回表に川又米利を三振に打ち取り、プロ通算1500奪三振を達成[58]。
- 8月22日
- 8月24日 - 【MLB】メジャー・リーグのコミッショナーのバートレット・ジアマティはシンシナティ・レッズの監督のピート・ローズが自軍の試合を対象にした野球賭博に賭けていた疑いについて「調査の結果、ローズ監督が賭けをしていたと確信している」として永久追放処分にしたと発表[61]。
- 8月26日 - ダイエーの岸川勝也が平和台球場での対日本ハム21回戦の九回裏に20号2点サヨナラ本塁打を打ち、日本タイ記録のシーズン3本目のサヨナラ本塁打[62]。
- 8月29日 - 大洋の新浦壽夫がナゴヤ球場での対中日22回戦の二回裏に中村武志を三振に打ち取り、プロ通算1500奪三振を達成[63]。
- 8月30日 - ヤクルトの角富士夫が広島市民球場での対広島23回戦の六回表に安打を打ち、プロ通算1000安打を達成[64]。
- 8月31日 - 日本ハムの河野博文が東京ドームでの対ロッテ23回戦に先発し、初回先頭打者の西村徳文の安打だけの1安打投球試合。試合は9回1死から河野が一ゴロを落球から失点で1対0でロッテが勝利[65]。
9月
- 9月7日 - オリックスのブーマー・ウェルズが西武球場での対西武23回戦の四回無死一、二塁で遊撃への併殺打に倒れ、パ・リーグ新記録の1シーズン32併殺打[66]。
- 9月9日 - ロッテの牛島和彦が釧路市民球場での対西武20回戦に先発し、両リーグタイの1試合10与四球を記録[67]。
- 9月13日 - ダイエーは東京・霞が関の霞が関ビルにて記者会見し、前西武の球団代表の坂井保之のフロント入りを正式に発表[68]。
- 9月17日
- 阪神の監督の村山実が甲子園球場での対ヤクルト24回戦の試合後に球場内で記者会見し、今季限りで監督を辞任すると表明[69]。
- 日本ハムの島田誠は川崎球場での対ロッテ26回戦に1番・中堅で先発出場し、プロ通算1500試合出場を達成[70]。
- 9月23日 - 西武の清原和博が西武球場での対ロッテ23回戦の四回裏に平沼定晴から左肘に死球を受けた事に怒り、平沼にバットを投げつけマウンドに向かい平沼を飛び蹴りにし、退場処分をうける。パ・リーグは同日、2試合出場停止処分と、制裁金30万円、厳重戒告の処分を決定[71]。
- 9月25日 - オリックスの門田博光が西宮球場での対ダイエー25回戦の三回裏に31号本塁打を打ち生還後、ブーマー・ウェルズとのハイタッチで右肩を脱臼し途中退場[72]。
- 9月27日
- 広島の大野豊が東京ドームでの対巨人23回戦に先発し7回2失点で今季8勝目を挙げ、プロ通算100勝を達成[73]。
- ヤクルトの広沢克己が神宮球場での対中日22回戦の七回裏に17号本塁打を打ち、プロ通算100本塁打を達成[74]。
- 9月30日 - 日本ハムの島田誠が平和台球場での対ダイエー24回戦の一回表に出塁し、二盗、三盗を決め、プロ通算350盗塁を達成[75]。
10月
- 10月1日 - 日本ハムの田村藤夫が平和台球場での対ダイエー25回戦でサイクル安打を達成[76]。
- 10月4日 - 大洋の監督の古葉竹識が球団社長の久野修慈に対し電話で辞任を申し出て、了承される[77]。
- 10月6日 - 大洋対巨人26回戦が横浜スタジアムで行われ、巨人が大洋に5-0で勝利し、2年ぶり25度目のセ・リーグ優勝達成[78]。
- 10月7日 - 中日の鈴木孝政が今季限りで現役引退を表明[79]。
- 10月12日 - 近鉄のラルフ・ブライアントが西武球場での対西武ダブルヘッダー第1試合24回戦の第2打席から、第2試合25回戦の第2打席まで4打数連続本塁打を記録[80]。ブライアントは第1試合の24回戦で3本塁打を記録して通算で6度目の1試合3本塁打となり、王貞治の5度の記録を更新。また第2試合の25回戦の3回表に49号本塁打を放ち、1980年に近鉄のチャーリー・マニエルが記録したパ・リーグの外国人選手の年間本塁打の記録を更新。
- 10月14日 - 近鉄対ダイエーの26回戦が藤井寺球場で行われ、近鉄がダイエーに5-2で勝利し、9年ぶり3度目のパ・リーグ優勝達成[81]。
- 10月15日 - 広島の正田耕三が広島市民球場での対中日26回戦で日本プロ野球タイ記録の1試合6盗塁[82]。
- 10月17日
- 10月18日
- セ・リーグのシーズン公式戦の全日程が終了[84]。
- 阪神は大阪市内のホテルで記者会見し、中村勝広が新監督に就任したと発表[85]
- 大洋の加藤博一が横浜スタジアムでの対広島26回戦の7回裏に代打として出場し、プロ通算1000試合出場を達成[86]。
- 10月19日
- ヤクルトは東京・東新橋のヤクルト本社にて野球評論家の野村克也が監督に就任したと正式に発表[87]。
- ダイエーは福岡市内のホテルにて記者会見し、野球評論家の田淵幸一が監督に就任したと正式に発表[88]。
- 西武監督の森祇晶が球団代表の清水信人と取締役スカウト部長の根本陸夫とともに国土計画本社を訪ねてオーナーの堤義明にシーズン終了の報告を行う。堤は森へ道陣公開の場で「監督をおやりになりたいのなら、どうぞ」と発言し、森の続投が決まる[89]。
- 10月20日 - パ・リーグのシーズン公式戦の全日程が終了[90]。
- 10月23日
- 10月27日
- ロッテは東京・西新宿のロッテ本社にて15時より記者会見し、監督の有藤通世が辞任し、野球評論家の金田正一が後任の監督に就任したと発表[93]。
- 【MLB】地震で延期となっていたワールドシリーズ第3戦がキャンドルスティック・パークで行われ、オークランド・アスレチックスがサンフランシスコ・ジャイアンツに13-7で勝利。
- 10月29日 - 日本シリーズは第7戦が藤井寺球場で行われ、巨人が近鉄に8-5で勝利し3連敗からの4連勝で、8年ぶり17度目の優勝達成[94]。
- 10月31日
11月
12月
- 12月4日 - 巨人の鹿取義隆と西武の西岡良洋のトレードが成立したと巨人、西武両球団が発表[114]。
- 12月13日 - ヤクルトの球団社長の相馬和夫は、監督の野村克也が12月4日に気分が悪くなり東京・信濃町の慶応病院に運ばれ、現在精密検査を受けているため同病院に入院中であると明かす[115]。
- 12月14日 - 近鉄はドラフト1位で指名した社会人野球・新日鉄堺の野茂英雄と仮契約を結び、契約金はドラフト史上初めて1億円越えとなる1億2千万円、年俸は1千万円[116]。
誕生
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
死去
脚注
外部リンク
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野球の歴史 |
1870年代 | |
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1880年代 | |
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1890年代 | |
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1900年代 | |
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1910年代 | |
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1920年代 | |
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1930年代 | |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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