パリの3区 (3く、仏: 3e arrondissement de Paris) は、フランスの首都・パリ市を構成する20の行政区のひとつである [1]。第3区、パリ3区ともいう。市のほぼ中央にあり、1区の北東に位置している。
概要
パリの3区は、市のほぼ中央にある行政区。「タンプル区 (Arrondissement du Temple)」と呼ばれることもある[2]。区域は、台形に近い形をしている。区の境界線の北東の角には、レピュブリック広場がある。人口は34,248人(1999年)で、20区の中では4番目に少ない(人口の推移等詳細については後述)。
パリ・3区の詳細地図Rue du Temple : タンプル通り界隈は、かつて第一次世界大戦での労働需要で居住した中国人により中華街が今日に至るまで形成されているが、現在はパリ13区トルビアック通り南側に大規模なものが形成されている。ちなみに日本人街は1区、2区オペラ大通り及びサン=タンヌ通り界隈で形成されているが、最近は韓国系による店が増えている。
レクレルール (L'ECLAIREUR) - マレ地区のセヴィニエ通り40番地 (40 Rue de Sévigné) に所在するセレクトショップ。シャンゼリゼ通り店の他、90年代の短期間大阪梅田店、2009年まで東京の南青山店があった。
ジャン=ルイ・シェレル (Jean-Louis Scherrer) - 一時閉業状態だったが、現在マレ地区の北東端、テュレンヌ通り108番地 (108 Rue de Turenne) にあるファッションブランド。
ジャマン・ピュエッシュ (Jamin Puech) - 1991年、パリで創業したパッチワーク柄のアクセサリーやバッグのファッションブランド。2001年にパリ、NYに次ぐ3店舗目として東京神宮前に開店。マレ地区ヴィエイユ=デュ=タンプル通り68番地 (68 Rue Vieille du Temple) に本店を置く。シャネル本店前カンボン通りやパリ6区マダム通り43番地 (43 Rue Madame)、大阪梅田などにも店舗があった[4]。
マチュー・ビジュー (Mattieu Bijou) - タイユバンやミシェル・ロスタンでシェフパティシエを務め、2013年に独立開店した新進のショコラティエ。日本では松屋銀座で2018年初頭に期間限定で出店していた[5]。オランプ・ド・グージュ広場から南側、マレ地区のシャルロ通り28番地 (28 Rue Charlot) にある。
画像左は、ルイ14世によって構築されたフォンテーヌ・デュ・ヴェール・ボワ (緑の森の泉, Fontaine du Vert bois)。旧フィリップ・オーギュストの城壁[6]に隣接した、サン=マルタン通り270-292番地にある旧サン=マルタン=デ=シャン小修道院 (fr[7])、現在の国立工芸院の建物北西端に設けられた。
大学等
国立工芸院 (コンセルヴァトワール・ナシオナル・デザール・エ・メティエ、Conservatoire national des arts et métiers)
パリ改造による取壊し前の劇場群の画, タンプル大通り, 1862年 (Les théâtres du boulevard du Temple en 1862 avant destruction ; à gauche : théâtre Historique/théâtre Lyrique (L'Illustration, 1862).)
レピュブリック広場の現在のヴェリーヌ兵舎[12]から、初期のダゲレオタイプで写したタンプル大通り, 1838年 (Le boulevard du Temple, Paris (1838), l'un des tout premiers daguerréotypes. Le cliché semble avoir été pris depuis l'actuelle caserne Vérines, située place de la République[13].)
レピュブリック広場付近のタンプル大通り界隈 (Le boulevard du Temple à son débouché sur la place de la République.)
2区との境界線上を南北に伸びる。セーヌ川左岸(南岸)サン=ミッシェル大通りからシテ島のパレ大通りを介して、1区・4区南側セーヌ川河岸周辺シャトレ広場やサン=ジャック塔界隈からセバストポル大通りと名を変え続く。交差する1区・4区境界上のリヴォリ通りシャトレ駅交差点周辺界隈が繁華街にあたり、そこから、西にサン=ドニ通り、東に上記サン=マルタン通りとに挟まれた形でそれぞれ南北に並走する。2区・3区境界上を越え10区内からストラスブール大通りと名を変え、西にフォーブール=サン=ドニ通り、東にフォーブール=サン=マルタン通りと共に同区内を南北に並走し、パリ東駅南側正面界隈まで伸びてゆく。 Statue de sainte Catherine à l'angle des rue de Sévigné et Saint-Antoine (厳密には4区のセヴィニェ通りとサンタントワーヌ通り乃至リヴォリ通りとの交差地点から見るアレクサンドリアのカタリナ)
リヴォリ通りの北側、4区との境界線上を並走する、マレ地区の中心を東西に走る通り。ユニクロや無印良品等の日本ブランドから、マイケル・コース、パリ市内各所や東京南青山にもあるザディグ・エ・ヴォルテール (Zadig et Voltaire)、化粧品店のシャネル ル・マレ ボーテ、マック (M・A・C Cosmetics)、ゲラン、6区レンヌ通りや東京銀座にもある南仏発の香水店エステバン (ESTÉBAN Paris Parfums) 本店・・等が軒を連ねる。通り沿いにはセヴィニエ通りとの交差点角にカルナヴァレ美術館があり、テュレンヌ通りとの交差点を過ぎ、通りを東側にさらに進むとヴォージュ広場の北側に出る。 フラン=ブルジョワ通り3区側から見る、当通り4区側21番地にあるアール・デコ調のブティック (n°21, façade de boutique classée à l'angle de la rue des Francs-Bourgeois.)
(ランビュトー通りの北側を東西に並走する)シャポン通りを、(同通りと南北に交差する)ボーブール通りから(同様に南北に交差する)サン=マルタン通り方向西側を見る (Rue Chapon, vue vers l'ouest, prise de la Rue Beaubourg.)。画像はシャポン小 (École primaire Chapon) があるボーブールとの交差点側から撮影。。