株式会社CULEN (カレン、英語 : CULEN Inc. )は、日本 の芸能プロダクション である。
「CUL TURE&EN TERTAINMENT(カルチャー とエンターテインメント )」が社名の由来であり、公式サイトにてロゴと共に「CULTURE & ENTERTAINMENT 」が表記されている。
沿革
2016年7月26日に、ジャニーズ事務所 を退社し、フリーになっていたSMAP の元チーフ ・マネージャー だった飯島三智 によって、ラオックス の支援を受けて設立された[1] 。
2017年9月22日に公式サイトが公開され、元SMAPの稲垣吾郎 、草彅剛 、香取慎吾 の3人の所属が発表された。同時に、3人の公式ファンサイト「新しい地図 」も開設された[2] [3] 。
2017年からは、YouTube で、YouTuber 草彅剛チャンネルが開設されたほか、2019年には稲垣のチャンネルも開設された。3人ともアメーバブログ 上の投稿や、Twitter 、Instagram といった、ジャニーズ事務所所属時代には行っていなかったSNS をフル活用する方針を採っている。
また、ジャニーズ事務所所属時代は同事務所の当時の方針によって、所属タレントが出演する番組の配信に制限をかけていた[注釈 1] インターネットラジオradiko に対しても、CULEN移籍後の2017年10月以降はbayfm 制作『ShinTsuyo POWER SPLASH 』及び文化放送 制作『編集長 稲垣吾郎 』が、エリアフリー機能とタイムフリー機能に対応するようになった[注釈 2] [注釈 3] 。
所属タレント
ジャニーズ事務所からの圧力
2019年7月、ジャニーズ事務所がテレビ局に対し、新しい地図の3人を出演させないよう圧力をかけた疑いがあるとして、公正取引委員会 は私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律 (独占禁止法)違反の恐れがあったとしてジャニーズ事務所に注意処分を下したことが明らかとなった[4] [5] [6] 。
注意処分を下した理由
ジャニーズ事務所に対しての注意処分の一連の流れを指揮していた、当時の公正取引委員会 杉本和行 委員長は注意処分を下したことに関して、『今回注意を下した理由は、ジャニーズ事務所は「優越的地位の濫用」のおそれがあり、例えば「脱退したメンバーを番組に出演させたら、もうあなたの局には所属タレントを出しませんよ」と事務所が圧力をかけたとすると、事務所を独立した芸能人の方は自由な活動ができなくなる。これはマーケットパワーの強い事務所が、新規参入の事務所、あるいは個人の活動を制限する行為だ。つまり、市場において優越的地位にあるものが、自由な競争を阻害する行為となる。独禁法は独占することを禁じる、すなわち市場における公正で自由な競争を守るための法律だから、こうした圧力行為があるとすれば当然処分の対象になる。』と週刊文春 の取材に答えた。
現在
3人はジャニーズ事務所退所後も、「おじゃMAP!! 」や「SmaSTATION 」といった地上波レギュラー番組に出演していたが、2019年3月までにすべて終了していた。
なお、インターネットでは、Abema TV でのバラエティー番組、7.2 新しい別の窓 を2018年より放送している。
2022年4月9日からはNHK Eテレ でワルイコあつまれ がレギュラー放送されている。
新しい地図
2018年3月4日、「パラ駅伝in TOKYO 2018」開会式での新しい地図(左から稲垣吾郎 、草彅剛 、香取慎吾 )
新しい地図 (あたらしいちず)は、稲垣吾郎 ・草彅剛 ・香取慎吾 の3人のファンクラブ 、および活動名義である。サイトは5か国語に対応しており、有料ファンクラブ「新しい地図 NAKAMA」(日本国内向け)、「新しい地図 NAKAMA WORLD MEMBER」(日本国外向け)への会員募集や3人にまつわる情報発信を行っている。同サイトの立ち上げと同時に、各SNS にも進出し、Facebook 、Instagram 、LINE 、Twitter 、微博 (ウェイボー)、YouTube の公式アカウントも開設された[2] 。サイト運営は委託運営先であるアルム が行っている[7] [8] 。
2018年7月8日、配信限定シングル『雨あがりのステップ 』の売上金の約2300万円を寄付、国際パラリンピック委員会 公認の子ども向け教材「アイム ポッシブル」の世界各国への普及活動や国内の競技団体支援に役立てる[9] 。
2018年12月12日より音楽活動名義が『新しい地図 join ミュージック』となる[10] 。
2020年4月27日、生きにくさを抱える女性や子ども、高齢者らを支援する基金を設立し、第1弾として、新型コロナウイルス対応に取り組む医療従事者らの支援を始める。「新しい地図」がプロジェクトに3千万円を拠出した[11] 。
概説
2017年9月22日、サービス開始。同日の朝日新聞 、東京新聞 の2紙に見開き30段の全面広告を掲載。広告にはファンサイトのURLと稲垣・草彅・香取の名前、そしてアートディレクター・佐野研二郎 がデザインした3人の手書きによるロゴマークがプリントされた。URLにアクセスするとオリジナルムービーが再生される仕組みになっていた[12] 。広告は話題を呼び、ADC会員賞 [13] 、TCC賞 [14] 、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS [15] 、第66回朝日広告賞グランプリなどを受賞。2018年の広告賞を最も受賞した広告となった[16] 。
サービス開始より3日間で10万人の入会があった[17] 。
同年10月16日、映画『クソ野郎と美しき世界 』の制作を発表し[18] 、同年11月2日から11月5日にかけて生配信された『72時間ホンネテレビ 』内で「新しい地図」のロゴやムービー制作の裏側について話した場面があった[19] 。また、「新しい地図」とはあくまでファンサイトであり、基本的には個人で活動していく考えも話した。しかしながら、前述の通り正式なユニット名ではないものの、稲垣・草彅・香取の3人で歌唱する際の便宜上、提供楽曲のアーティスト名のクレジットが「新しい地図」とされ、3人のユニット名としても使われはじめている[注釈 4] 。
2018年9月29日に発表があった3人とワーナーミュージック・グループ との提携においても、所属事務所幹部によると「3人だけでなく、ユニットや個人での(音楽)活動もあり得る」と説明した[22] 。
作品
配信シングル
2022年1月現在、発表されてきた楽曲は全て配信限定となっており、CDでの発売は行っていない(『Join!』は唯一のCD形態であるが、これは新しい地図会員のみに配布されたもの)。
未配信曲
年
タイトル
提供
初披露イベント
備考
2021
Monologue
江崎文武
『NAKAMA to MEETING_vol.1.6』
稲垣のソロ曲。会員限定イベント「NAKAMA to MEETING_vol.1.6」で新曲として披露された曲。
シリシリダンス
Ionut Adrian Radu・Matei Vasiliu
原曲はマッテオ。元々は稲垣・草彅・香取の教育バラエティー『ワルイコあつまれ 』で扱っていた曲である。それをひっぱり、「NAKAMA to MEETING_vol.1.6」で披露した。
2024
眩しい未来
上野樹里 ・和田唱
『NAKAMA to OSHOGATSU (お正月)~2024年もよろしく!』
草彅・香取のユニット「SingTuyo」の楽曲。元々は上野樹里のラジオに香取がゲストで登場しそこで「SingTuyo」の曲が少ない、上野樹里の旦那は和田唱という理由からこの曲が作られた。
SEASONS
TENDRE
稲垣のソロ曲。『NAKAMA to OSHOGATSU (お正月)~2024年もよろしく!』で新曲として披露した。稲垣がパーソナリティのラジオ『THE TRAD 』で流れた。
映像作品
受注受付期間
DVD発売日
BD発売日
タイトル
1
2018年1月31日 - 2月28日
2018年4月
-
72時間ホンネテレビ 〜7.2時間にホンネでまとめちゃいました〜
2
2018年8月6日 - 9月9日
2018年9月
クソ野郎と美しき世界 THE BASTARD AND THE BEAUTIFUL WORLD
タイアップ
出演
テレビ番組
インターネット番組
CM
映画
連載
地図を広げて(朝日新聞、2018年4月 - (毎月第1土曜夕刊→第1日曜朝刊)) - 3人が交代で連載を担当
イベント
ファンミーティング
NAKAMA to OSHOGATSU (お正月)~2024年もよろしく!
配信ライブ
NAKAMA to MEETING_vol.1.5(2020年11月23日)[41]
NAKAMA to MEETING_vol.1.6(2021年12月23日)[42]
制作
映画
関連会社
CULENと同じく、飯島三智を代表取締役とする「株式会社 モボ・モガ 」(木下グループ )が2017年(平成29)年4月3日に設立されている。事業内容は「イベント企画、衣類の企画および販売並びに飲食にまつわる業務」となっており[43] 、モボ・モガ名義でCULEN所属タレントの主演舞台が企画制作されている。
関連商品・専門店
書籍
食品・飲料
ファミリーマート
「CHI-ZU CAKE」(2019年3月発売)[46]
「チーズケーキフラッペ」(2019年4月21日発売)
専門店
クソ野郎と美しき世界 POP UP SHOP(2018年3月20日 - 4月20日)[47]
脚注
注釈
^ 制限をかけていたのはエリアフリー(各放送局の地上波の放送エリア外からの聴取が可能な有料サービス)機能とタイムフリー(放送終了後一定期間内であれば放送時間外でも聴取可能なサービス)機能の2つ。
^ ただし、KDDI が運営していた、日本国内であれば制限なく全国の民放FMラジオ局 が聴取可能だった『LISMO WAVE 』については2019年9月30日のサービス終了まで『ShinTsuyo POWER SPLASH』の配信は行われなかった。
^ なお、ジャニーズ事務所も2018年4月に方針を変更し、所属タレントが出演する番組に対してエリアフリー機能およびタイムフリー機能に対応する事になった。
^ 例外として、2019年 に開催された野外イベント『氣志團万博2019 〜房総ロックンロール最高びんびん物語〜 』には、「稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾 」名義で出演した[20] (ただし、公式サイトのアーティスト紹介のURLは「atarasiichizu.html」となっている[21] )。
^ 『NAKAMA to MEETING_vol.2』は元々、2020年の2月26日からの開催予定だったが、新型コロナウイルス の感染予防の影響で中止となってしまった。
出典
関連項目
外部リンク
メンバー :中居正広 - 木村拓哉 - 稲垣吾郎 - 草彅剛 - 香取慎吾 (1988–2016) (途中脱退:森且行 ) シングル アルバム
楽曲 映像作品 出演
レギュラー番組 スペシャル番組 主演作品 中居
現在出演中 の番組
過去の 出演番組
主な出演作品
プロデュース 担当キャラ 関連項目 関連人物
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木村
アルバム 出演番組
主な出演作品
担当キャラ 関連項目 関連人物
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稲垣
シングル 出演中の番組 過去の出演番組 特別番組 担当キャラ 関連項目
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草彅
シングル 出演中の番組 過去の出演番組 特別番組
担当キャラ 関連項目
香取
楽曲
出演中の番組 過去の出演番組 特別番組 主演映画 担当キャラ 関連項目
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関連人物 関連項目
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シングル 出演中の番組 過去の出演番組 特別番組 担当キャラ 関連項目
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シングル 出演中の番組 過去の出演番組 特別番組
担当キャラ 関連項目
楽曲
出演中の番組 過去の出演番組 特別番組 主演映画 担当キャラ 関連項目
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