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PlayStationのコントローラ に使われている「△○×□」は、同ブランドのトレードマーク(商標)としても使用される[1] 。
PlayStation (邦:プレイステーション)は、日本 のソニー 傘下のソニー・インタラクティブエンタテインメント (略: SIE)[注釈 1] により開発・発売されている家庭用ゲーム機 およびサービスのブランド 名、トレードマーク(商標 )である。世界中で一般的な略称は「PS 」(ピーエス)。それに加えて、日本の俗称では「プレステ」と略されることもある[注釈 2] 。「PlayStation」という語は「ワークステーション 」から造語したものである。「PlayStation 」の名を冠したゲーム機の総称。
概説
最初の機種である1994年 12月3日 に発売された据置型のPlayStation (「初代PlayStation」)は、その高速なポリゴン 描画がユーザーに衝撃を与え、全世界販売台数が約1億200万台の大ヒットとなった。
さらに、2000年に発売となった後継機のPlayStation 2 は 、その初代PlayStationを超え、世界累計販売台数が1億5,500万台で「ゲーム機歴代一位」 となった。これは、歴代全てメーカーの全てのゲーム機の中で1位となっており、今もこの記録は破られていない。
その後も、2006年発売のPlayStation 3 、2013年発売のPlayStation 4 、2020年発売のPlayStation 5 と、ソニー は新製品を出す度に時代に先駆けた技術的な挑戦を行っている。PS4も販売累計台数1億台を超えて、2022年秋時点でも製造継続中で販売台数を伸ばしており、PS4と並行する形で発売となった最新型の2020年発売のPS5は人気殺到で製造が追いつかない状態である。
据え置き型と並行して2004年に発売となった携帯機のPlayStation Portable もヒットし2011年時点で累計7000万台を超え[2] 、2011年末には携帯型の後継機であるPlayStation Vita が発売された。
2006年にはオンラインサービスのPlayStation Network (PSN)も提供開始、数年かけてさまざまなサービスを提供するためのネットワークサービスへと成長させ(2020年時点で月間アクティブユーザー数1億300万[3] )、2010年にはPSNに加えてオプションで加入できる有料会員サービス(サブスクリプションサービス)PlayStation Plus も開始した。(2021年12月31日時点で会員数4,800万人)。SONYはPlayStationに関して「ゲーム機」という用語を使用せず、ゲームも含めた様々なサービスを提供する「コンピュータエンタテインメントシステム」という表現を使用している[4] [5] [6] 。(PlayStation発足当時から関わっている吉田修平 が2014年 以降、PlayStationを従来のハードごとではなく、PlayStation全体が1つのプラットフォームであるという考え方にシフトしていくことを表明していて[7] 、その言葉通りになった)。
シリーズ
PlayStation 2 (一番左)PlayStation 3 (左)PlayStation 4 (右)PlayStation 5 (一番右)PlayStation (中央下)PlayStation Portable (左下)PlayStation Vita (右下)
据置型ゲーム機
本項では発売された全てのPlayStationを記載していく。
PlayStation (PS) 1994年12月3日 - 同ブランドを冠した最初のゲーム機。
PlayStation 2 (PS2) 2000年3月4日
PlayStation 3 (PS3) 2006年11月11日
PlayStation 4 (PS4) 2014年2月22日。(なお2022年末時点でも基本モデル1機種は生産・販売が継続している)。
PlayStation 5 (PS5) 2020年11月12日 - ネイティブ4Kでも十分なパフォーマンスが出せる最新機種にもかかわらず、新型コロナウイルス感染症によるコロナ禍 が原因で世界中で人々が家に籠もったことによりゲーム機需要 が急増しさらに世界的な半導体不足も起きた結果、PS5は1年以上に渡り入手難が続くという異例の事態となった。ディスクドライブのない「デジタル・エディション」もある。
PlayStation
PS one
PlayStation 2
PlayStation 2 (SCPH-70000)
PlayStation 3
PlayStation 3 (CECH-2000)
PlayStation 3 (CECH-4000)
PlayStation 4
PlayStation 4 (CUH-2000)
PlayStation 4 Pro (CUH-7000)
PlayStation Classic
PlayStation 5 「
ディスク あり通常版」
[注釈 4]
PlayStation 5 デジタル・エディション
その他の特殊な据置型ゲーム機
PSX - 2003年から2005年にかけて製造・販売された、PS2の機能および「ハードディスク搭載のハイブリッド(HDD・DVD)レコーダー」機能を併せ持つ据置型ハードウェア。
携帯型ゲーム機
PlayStation Portable
PlayStation Portable go
PlayStation Vita
PlayStation Vita TV
周辺機器
DUALSHOCK - PlayStationシリーズで採用されている専用コントローラの製品シリーズ。
PlayStation Move - モーションコントローラとカメラを組み合わあせて使用することで、体感型ゲーム の操作を可能とする。初代PS VR(次の行で説明)のコントローラとしても使える。
PlayStation VR (PS VR) - PS4およびPS5用のVR ヘッドマウントディスプレイ 。
PlayStation VR2 - 新世代のVRヘッドマウントディスプレイ。高い没入感を実現。2つの2000×2040の有機ELディスプレイを内蔵し、初代 PS VRの4倍もの解像度を実現しており、4KHDR の映像と最大120 fps(frame / sec, 1秒あたりのフレーム数)のフレームレートを実現。視線トラッキング (プレーヤーの視線を感知する機能)を実現しており、ゲーム内のアバターにプレイヤーの感情や反応を再現でき、協力プレイやマルチプレイでのチャットの臨場感やパーソナルなやり取りも、よりリアルに表現することも可能[8] 。2023年2月22日に発売。PS5専用[注釈 5] 。
PlayStation Portal リモートプレーヤー - 2023年11月15日に発売。
nasne - テレビ視聴・録画・再生を可能とするデジタルチューナーとハードディスク・レコーダー 搭載のネットワークストレージ 。PlayStationシリーズやスマートフォンのtorne アプリの他、PCではPC TV Plusアプリで使用可能。2020年に販売終了したがバッファロー が製造・販売を継承した。
AVマルチ - 主にPlayStationシリーズで採用されていた、映像信号・音声信号のアナログ伝送コネクタ。
サービス
この他、2016年 にはイベント活動を束ねる「PlayStation祭」[12] 、子ども層の拡大を狙う「キッズの星」プロジェクトも発表されている[13] 。
互換性対応表
家庭用ゲーム機
PS PS one
PS2 (SCPH-10000 - SCPH-39000)
PS2 (SCPH-50000 - SCPH-55000)PSX (DESR-5000・DESR-5100・DESR-7000・DESR-7100)
PS2 Slim (SCPH-70000 - SCPH-90000)PSX (DESR-5500・DESR-5700・DESR-7500・DESR-7700) BRAVIA KDL22PX300 (欧州のみ)
PS3 (CECHA・CECHB・CECHC・CECHE)
PS3 (CECHG・CECHH・CECHK・CECHL・CECHQ) Slim (CECH-2000 - CECH-3000) Super Slim (CECH-4000 - CECH-4300)
PS4 Slim Pro
PS5
PS用ソフト
◯
◯
◯
◯
◯
◯
□ (※4)
□ (※4)
PS2用ソフト
×
◯
△ (※1)
△ (※2)
△
× (※3)
□ (※4)
□ (※4)
PS3用ソフト
×
×
×
×
◯
◯
□ (※4)
□ (※4)
PS4用ソフト
×
×
×
×
×
×
◯
◯
PS5用ソフト
×
×
×
×
×
×
×
◯
CD
◯
◯
◯
◯
◯
◯
×
×
SACD
×
×
×
×
◯
×
×
×
DVD
×
◯
◯
◯
◯
◯
◯
◯
BD
×
×
×
×
◯
◯
◯
◯
UHD BD
×
×
×
×
×
×
×
◯
※1 PS2(厚型)のSCPH-10000(日本国内のみ)からSCPH-39000まではiLINK 端子を対戦できたが、2003年5月15日のSCPH-50000以降はできなくなった。
※2 PS2(厚型)のSCPH-30000からSCPH-50000まではEXPANSION BAY(以前の日本国内のみSCPH-10000 - SCPH-18000まではPCカード スロット)にPlayStation BB Unit を搭載されたが、2004年11月4日のPS2(薄型)SCPH-70000以降はできなくなった。
※3 PS3(厚型)のCECHB00(20GBモデル)及びCECHA00(60GBモデル)ではPS2のソフトの互換機能を備えていたが、2007年11月11日のCECHH00(40GBモデル)以降はできなくなった。
※4 PS1、PS2、PS3のパッケージソフトはそのままではPS4でプレイできない[注釈 6] 。ただし「PlayStation Plus プレミアム」に加入すれば、過去のPlayStationシリーズのハード上で動いた名作ゲームの一部が、PS4やPS5でプレイ可能な状態に改良された状態で「クラシックス・カタログ」に掲載されており、それをダウンロードしてプレイすることができる[14] 。
【記号凡例】
携帯ゲーム機
【記号凡例】
◯ :対応
× :非対応
□ :UMD Passport対応
沿革
初代PlayStationの起動画面や本体にも描かれている4色カラーのPSファミリーマーク。Pと奥行きのあるSで構成[15] [16] 。ただし、PlayStation 2 のパッケージソフトデザインは2013年まで使用。
PlayStation 2まで使われていたロゴマーク。現ロゴと比べて、aが角字体に近く、字の間隔も空いている。
以下、特筆が無い場合は日本国内の日付を記す。
1994年
1999年
2000年
2月1日 - SCEが自社直販のショッピングサイト「PlayStation.com Japan」設立[18] 。
2月18日 - 午前0時からPS2の先行予約受付を開始した[注釈 7] 。しかし瞬く間にサイトが一時ダウン[19] するなど当初から注目を集めた。
3月2日 - PlayStation.comでの注文者の氏名・商品配送先が受注番号の入力だけで閲覧可能な状態となっており、第三者からの不正アクセスにより個人情報が流出したことが明らかとなる[20] 。
3月4日 - PS2発売。
7月7日 - PS one 発売。
2002年
アメリカ合衆国 イマージョン社がPlayStation、およびPlayStation 2のコントローラー振動技術(バイブレーション機能デュアルショック )の特許権をめぐる訴訟を起こす。
2003年
2004年
2005年
2006年
3月14日 - アメリカでのイマージョン社とのコントローラ振動技術の特許 権をめぐる訴訟でSCEの再審請求が棄却。
11月11日 - PS3発売。PlayStation Network (PSN) サービス開始。
2007年
3月1日 - イマージョン社の請求金額とライセンス料を全面的に支払い、業務提携する形でSCEが和解。和解金は非公開。
12月末 - PlayStation.com、ショッピングサービス終了[18] 。
2008年
2009年
2010年
2011年
2013年
2014年
2016年
2018年
2019年
2020年
2021年
1月22日 - インドネシアでPS5が発売。
2月2日 - インドでPS5が発売。
5月15日 - 中国でPS5が発売。
2023年
マスコットキャラクター
以下、日本国内でこれまでにテレビCM や会員サービス「PlayStation CLUB 」、オンライン配信サービスなどで使用されたPlayStationの主なマスコットキャラクター である。特に初代PlayStationの頃には販売戦略としてキャラクター が多用されていた。
その他(雑学)
日本国内における発売日について
PlayStationシリーズの発売日の傾向として、暦注 (六曜 )の大安 をあらかじめ選んでおくことが多く、覚えやすい「日付の数字並び」(もしくは語呂 )を設定することも多い。
周辺機器や薄型・改良機、姉妹機等
例外的なもの
脚注
注釈
^ 2016年4月1日に株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(略: SCE)より社名変更。
^ 日本においてもCM や自社製品内の表記では「PS 」(ピーエス)と略している。
^ ダイナミック4Kまで。
^ 「ディスクあり通常版」はソニーストア での便宜的な呼び方である[1] 。技術的な観点で より正確に言うなら「光学ドライブ あり通常版」である。
^ なお、PS4には対応しない。また、前世代機であるPS VR対応ソフトとの互換性も提供されない[9] 。
^ PS3はCell で動くハードであるのに対しPS4はAMD Jaguar 8コアというCPUで動くハードであり、つまり全然別のアーキテクチャ のハードであることが主な原因。
^ AIBO と同じ手法であった。
^ 俗にいうサブマリン特許 。
^ 元号 表記では平成 12 年3 月4 日に発売。
^ 1+1+1+2で加算すると5 になる。
出典
関連項目
ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) - PlayStationシリーズ製品を扱う。
ソニー (SONY) - 電子機器・放送機器等を扱う電機メーカーで、SIEの親会社にあたる。
久夛良木健 - PlayStationプロジェクトの立ち上げ時よりの中心人物。
後藤禎祐 - 初代PS、PS one、PS2(薄型機含む )、PS3(薄型機除く )の本体および周辺機器(コントローラなど)のデザイン を担当。
外部リンク
プラットフォーム
サービス
周辺機器
関連項目